大事にひとつずつ味わいたい。チョコの新しい世界が楽しめるセット
カカオ研究所のチョコレートの存在を知ったのは、今年のまだ暑さ残る秋に親しい友人たちが集まるホムパの席でのこと。
ホワイト、抹茶、ほうじ茶といったバリエーションのチョコレートを持ってきてくれた友人がいて、パッケージを見ると「カカオ研究所」というある意味、お堅いがなんか個性を感じるブランドではないですか。調べるとまさにチョコレートの原料たるカカオの研究、調達から生産~販売まで一気通貫で取り組む珍しい会社だったことが判明。
そのコンセプトも単においしさの追求とか社会貢献とかよくあるものではありません。
・原点(カカオ栽培から加工まで、すべての過程について研究)
・美容と健康(美容と健康に良い自然食品としての効果の研究)
・Farm to Table(カカオ農園から食卓へ。生産者とのつながりでより良い関係)
製造者の取り組みがとてもよくわかる考え方のもと、届けられるチョコレートは基本に忠実でバリエーションを楽しめるものばかりでした。
カカオはベトナムの農園で生産されるもので、フェアトレードにより双方のWin-Winの関係で日本に届けられているとのこと。単に「こだわり」とかいうレベルではなく、企業としての社会的責任をこうした取り組みで表現しているように思えます。
今回ご紹介する「カカオ研の美味しさトライアルセット」は、
・ほうじ茶(板チョコレート)
・抹茶(板チョコレート)
・キャラメル飴(板チョコレート)
・ソルティカシューナッツチョコ ミルク&ホワイト(10個)
・クリスティーヌカカオフィナンシェ(3個)
という、アレコレいろいろと楽しめる組み合わせです。
その中でも特筆すべきは、八女の星野製茶園の抹茶を使った抹茶チョコレート。抹茶色の小さいピースが並ぶ板を小さく割ってひとつ口の中で溶かすと!その味わいは強烈に記憶に残るもので、一同感嘆の声が。
「いや~久しぶりにチョコレートで感動したなあ~」と言えるほどの「作品」は、一度にたくさん食べるのではなく、大事に大事にひとピースづつ楽しみたい。小さいピースで味わうほうが旨味や印象が最大限残ることを目指しているのかな、と思います。
次にたっぷりのカカオニブとカカオ豆の胚芽パウダーを使ったクリスティーヌカカオフィナンシェ。これにはうれしい驚きが!口に寄せるときに感じるカカオの香りと舌の奥に感じるカカオのわずかな存在が長く残り、コーヒーで流すのが惜しいほど。チョコ系のフィナンシェとは一線を画す世界を感じてしまいます。
カカオ研のチョコレートはお酒のつまみにもなりますね。やや甘口の白ワインはもとより、濃い目の赤ワイン(例えばオーストラリアやニュージーランド)、濃厚さを感じる純米酒、ウイスキーにも静かによるそうかもしれません。
寒い冬の季節は、クリスマス、年末年始といったなにかと家に集まって食事というシーンが多くみられるでしょう。食事のラストシーンに、カカオ研のチョコレートは新しい話題を提供してくれるでしょう。
商品名:カカオ研の美味しさトライアルセット
販売:カカオ研究所
文:お取り寄せの達人:嶋啓祐さん(フードビジネスデザイナー)