【ONE AND ONLY Vol.2イベントレポート】すいすて、ドマレコ、スクスマら6組の多彩なパフォーマンスが生んだ熱狂
アイドルイベント<ONE AND ONLY Vol.2>が、9月28日(土)に新宿ReNYで開催された。
“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というコンセプトを掲げる同イベントの第2弾となったこの日には、SWEET STEADY、ドラマチックレコード、SCRAMBLE SMILE、まねきケチャ、佐藤ノア、KAWAII LAB. MATES、佐藤遥(MC)が出演。それぞれが多彩なパフォーマンスを披露し、会場に大きな熱狂を生み出した。
本記事では、同イベントの模様をお伝えする。
取材&文:竹内伸一
撮影:山内洋枝
“日々新しい存在が生まれて成長していくアイドルシーンを、楽曲、パフォーマンス、トーク、ファッション、ソーシャルなどさまざまな角度で切り取り、次世代の唯一無二、かげがえのない「ONE AND ONLY」を生み出すことを目指す”というイベントのコンセプトを、MCの佐藤遥が読み上げると、続いてKAWAII LAB.MATESを呼び込んで、2回目を迎えた<ONE AND ONLY>はスタートした。
■KAWAII LAB.MATES 可愛らしさ全開のパフォーマンスをお届け!
トップを務めたKAWAII LAB.MATESは、この日が初めての対バンライブ。カラフルながらも清楚感のある衣装をまとい、にこやかな笑顔ときびきびとした動きでステージを彩る。その佇まいと仕草には可愛らしさが溢れており、KAWAII LAB.のイメージを体現しているといった雰囲気だった。9人のメンバーが曲ごとに入れ替わり、7人でパフォーマンスするスタイルで、セットリストはKAWAII LAB.の先輩グループのカバーが中心だったが、オリジナル曲「わたしの進路が決まったら」も披露。これがまた可愛らしさ全開のパフォーマンスで、メンバーが動くたびに観客……特に女性からは“可愛い~!”の声がもれていた。
■佐藤ノア 変幻自在のパフォーマンスで魅了!
2番手は佐藤ノア。バンド活動やモデル、インフルエンサーとしても活躍する彼女はダンサー2人を引き連れて、可愛らしくも凛々しく歌い踊る。“1人ひとりと目を合わせて、本気で全員のことを覚えて帰るから!”と宣言しつつ、会場中に視線を送りながらのパフォーマンスは余裕綽々……かと思えば、ステージ前の客席に設置された柵によじ登って熱く歌い上げる。時に悠然と、時に熱狂的にと変幻するパフォーマンスが実に魅力的だった。さらに、“よそ見しないでよ!”“私の可愛い顔を見て帰って!”といった小悪魔的なMCで会場を刺激する術も見事だった。
■まねきケチャ 会場に響き渡った5人の力強い歌声
まねきケチャは、終始笑顔でパフォーマンスをくり広げていたのが印象的。5人の楽しそうな雰囲気に会場も乗せられ、その声量がどんどん増幅。するとメンバーの動きもさらに弾むような大きなものとなり、ライブの楽しさも増幅していった。「愛と狂気とカタルシス」の冒頭では、“最後の曲になります”と語りかけると“えぇ~!”というコントみたいな声まで上がり、その楽しさは最高潮に。そして最後は5人が力強く歌声を重ねて、楽しい中にも見応えのあるシーンを作り出した。
■トークコーナー アイドルたちのお誘いを受けた佐藤ノアの答えとは!?
前半の3組が終わりトークコーナーへ。各組を代表して1名が参加し、“佐藤ノアをデートに誘うなら?”というテーマでそれぞれがプレゼンすることに(最後に佐藤が裁定)。ちなみに、佐藤は“デートが大嫌い”だそうで、会場の爆笑をさらっていた。
新井心菜(KAWAII LAB.MATES):
文化祭に行きたい! 一緒にたこ焼きを食べてお化け屋敷に入りたいです。
凪咲楓(まねきケチャ):
水族館に行きたいです。最後にお揃いのコップを買って、想い出を作りたい!
土居麗菜(SCRAMBLE SMILE):
夕暮れにシャボン玉をしたい。4時3分くらいかな。シャボン玉をしながら、ふいに“ノアちゃんのこと好きなんだ”って告白します(笑)。
新居歩美(ドラマチックレコード):
私がしたいデートは高円寺レコードショップ巡りです。レコードショップを巡って感性を高め合って、好きな音楽を語り合って……(以降、立て板水状態で饒舌にプレゼン)。
白石まゆみ(SWEET STEADY):
ちいかわのモモンガ好きが共通点なので、等身大のモモンガに会いに行く!(モモンガの絵も描いてアピール)
“どれもよくて頭が痛い”と悩みながらも、佐藤は新居のプレゼンを採用。“ちょうどレコードプレーヤーを買って、ショップ巡りが今の趣味なので”とのことだった。
■SCRAMBLE SMILE 初々しさと高い表現力を見せたステージ
後半戦はSCRAMBLE SMILEのライブからスタート。1週間ほど前にデビューしたばかりの彼女たちは“名前だけでも覚えて帰ってください!”と、元気いっぱいにパフォーマンス。しかしその動きは堂に入っており、デビューしたばかりとは思えないものだった。一方で、自己紹介では言い淀むメンバーもおり、そこにはデビューしたてのグループの初々しさが溢れていた。
■ドラマチックレコード エモーショナルなシーンも生み出した圧巻のライブ
ドラマチックレコードは豊富な運動量を武器に、緩急自在&変幻自在なパフォーマンスで魅せた。ポップなサウンドに乗って可愛らしさをアピールしたかと思えば、アップテンポなビートに乗ってスピード感あふれる動きで視線を集める。7人とも本当によく動くし、しっかりと動きを揃えており見応えも抜群。ラストの「瞬間ドラマチック」では、7人がユニゾンで大熱唱をくり広げて、エモーショナルなシーンも創出し圧巻のライブを締めくくった。
■SWEET STEADY 大熱狂を巻き起こして迎えたクライマックス
舞台袖から円陣の声が響いてスタートしたSWEET STEADYは、メンバーの歌声が聴こえないほど、観客がコールとクラップで大熱狂。そんな熱い声援に乗せられつつも、メンバーは可愛らしさを絶やさず、時には優雅な雰囲気も醸しながらライブをくり広げていった。“みんな、踊ってね~!”の声で始まった「なんてねっ!」では、会場も一体となって踊りまくり、彼女たちのパフォーマンスにもダイナミックさが加わっていく。最後は大きな拍手が巻き起こって大団円となった。
KAWAII LAB.MATESとSWEET STEADYは姉妹グループなので相通じる部分もあったが、この日出演した6組はそれぞれのカラーをしっかりと打ち出した、まさに“ONE AND ONLY”なライブを見せてくれた。今後、その個性をさらに磨いていけば、イベントのコンセプトにあるように、次世代のアイドルシーンを担うかけがけのない存在になるのではないだろうか。
<ONE AND ONLY Vol.2>
2024年9月28日(土)
新宿ReNY
■KAWAII LAB. MATES
NEW KAWAII
キス・ミー・パティシエ
MC
わたしの進路が決まったら
わたしの一番かわいいところ
■佐藤ノア
SE
SUGARLESS
DOLL’S LIFE
MC
AND NOPE
SUGAR SPIRIT
ONE ROOM LOVE
■まねきケチャ
SE
カクカクシカジカ
MC
Awesome!
あたし中毒
愛と狂気のカタルシス
■SCRAMBLE SMILE
SE
AGE⇔DECHI
SCRAMBLE SMILE
MC
わざとだよ?
今日から運命!
■ドラマチックレコード
SE
君はソナチネ
ぜったいしんじゃ
MC
GIVE ME HUG
マリンブルー・スクランブル
瞬間ドラマチック
MC
■SWEET STEADY
Overture
解
ハロハロミライ
ひたむきシンデレラ!
かわいいだけじゃだめですか?
MC
<ONE AND ONLY Vol.4>
日時:2024年10月12日(土)Open12:15/Start13:00
会場:恵比寿・LIQUIDROOM
出演:KAWAII LAB. MATES、Sweet Alley、あまいものつめあわせ、I MY ME MINE、Hey!Mommy!、27ronron、ideal peco、フューチャーサイダー、群青の世界、ルルネージュ、Lucky²、SCRAMBLE SMILE、まねきケチャ、Onephony、Task have Fun、SWEET STEADY
チケット:前方¥6500、一般¥3000、学生/女性¥2000 当日券¥4000(ドリンク代別)
<ONE AND ONLY Vol.5>
日時:2024年10月15日(火)Open18:00/Start18:30
会場:渋谷WWW
出演:AsIs、あまいものつめあわせ、SCRAMBLE SMILE、Hey!Mommy!、KAWAII LAB. MATES
チケット:優先エリア¥6500、一般¥3000、学生/女性¥2000(ドリンク代別)