【志摩】本物の海女さんと触れ合いながら、絶品海鮮ランチ!「海女小屋体験施設さとうみ庵」
朝ドラ『あまちゃん』の大ヒットにより、一躍脚光を浴びることとなった“海女さん”。朝ドラの舞台は岩手県でしたが、実は日本一海女さんが多いのは三重県なんです。鳥羽・志摩の海女文化は、2019年に日本遺産にも認定されました。
そんな海女文化に触れられるのが、志摩市にある「海女小屋体験施設さとうみ庵」。海女さんが漁で疲れた体を休めたり、火を焚いて体を温めたりするのに使っている「海女小屋」をモデルにしたお食事処です。
「海女小屋体験施設さとうみ庵」アクセス方法
「海女小屋体験施設さとうみ庵」があるのは、三重県志摩市志摩町越賀。伊勢神宮(内宮)から約60分、鳥羽水族館・ミキモト真珠島から約60分、志摩スペイン村から約30分なので観光と合わせて訪れるのもおすすめ!
COOL JAPAN AWARD 2019「National Park」にも選ばれ、海外からの観光客も多く訪れる人気スポットです。
事前に予約をしよう!
前日15時までの予約制です。(※当日は要電話)
受付がある建物は「海女資料館」になっています。海女さんが漁で使用する道具などが展示されています。どれも実際に使われていたものなのだとか!
実際に体験してみました!
施設には3棟の海女小屋があり、それぞれタイプが異なります。畳タイプ、掘りごたつタイプ、小部屋タイプ、椅子テーブルタイプの4種類。(最大収容人数は3棟合わせて最大77名)
今回は「椅子テーブルタイプ」でした。どの小屋からも海を眺めることができ、波の音を聞きながら、ゆったりとした時間が過ごせます。
小屋の中央には囲炉裏が設置されており、現役バリバリに活躍する海女さんや引退された元海女さんたちが、新鮮な海の幸を使った料理を提供してくれます。
伊勢志摩の海で獲れた新鮮な魚介類を、炭火で焼きあげていきます。磯の香りがたまりません〜!
「海女小屋体験施設さとうみ庵」の1番の魅力は、海女さんとの会話が楽しめること!
海女さんのお仕事について、海女漁に使う道具、伊勢志摩の海のことなど貴重なお話ばかり。
今回担当してくださった三輪子さんも、昨年まで現役で活躍されていた海女さん。20年以上海女さんをされていたそうですが「私なんてまだまだひよっこよ〜」とのこと。10代の頃から海女さんになる方も多いのだとか。
こちらは海女漁に使う道具のひとつ。なんだと思いますか?
正解はアワビのサイズを測る道具!アワビが食べ頃のサイズになるには、6〜7年かかるのだとか。そんなに年月がかかるなんて驚きでした。
こちらは「水めがね」。ヨモギの葉っぱを曇り止めとして塗っていたそうですよ。
そんな貴重な海女さんトークを聞いているうちに、イカが焼き上がりました。食べやすい大きさにカットしてくれます。
炭で焼きあげたイカはプリプリでふっくら!マヨネーズや七味も用意してくださっていましたが、何もつけなくても良いほど、イカの旨みが広がっていきます。
特に絶品だったのが三重県では「アッパガイ」とも呼ばれるヒオウギ貝。ホタテよりも小ぶりですが濃厚な味わいがたまりません。
伊勢志摩と言えば、サザエも欠かせません!コリコリとした食感、磯の香りが口いっぱいに広がります。
海の幸にピッタリなドリンクも充実!
伊勢志摩の日本酒、伊勢梅酒、イセシマハイボールなど、この土地ならではのラインナップ。タクシーで来て、お酒を楽しまれる方も多いそうですよ!
カマスの干物とアジのみりん干しも、ベストな火加減で焼きあげていきます。
鋳鉄の鍋で炊き上がったのは、ひじきご飯。風味が良く大きなひじきがたっぷりと入っています。一緒にあおさの味噌汁もいただきました。三重県はなんとあおさの収穫量日本一!
貴重なお話を聞きながらのランチは、特別な時間となりました。
伝統的な海女着の試着体験
ランチのあとは、実際の漁で着ていたとされる伝統的な海女着の試着体験もできちゃいます。服の上から簡単に着用OK!海女さんとの記念撮影や、そのまま浜辺の散策も可能です。
海女さんとの会話を楽しみながらのランチは、伊勢志摩ならではの体験!海女文化に興味を持つきっかけにもなりました。