上越沖イカメタル釣行で良型アカイカ好捕【謙信丸】釣れない時間はサビキ釣りを満喫
上越の直江津港にある謙信丸では、乗っ込み真鯛や電気ブリで有名ですが、忘れてはいけない！上越のイカメタルです。年により釣れるサイズや杯数は、まばらですが、ここ謙信丸さんでは、イカ釣りとアジ釣りが同時に楽しめ、手軽で簡単なので、老若男女楽しめます。今回はアカイカをイカメタルで、アジをサビキ釣りで楽しみます。その時の模様をレポートしたいと思います。
当日の様子
PM3:30に受付を済ませ、直江津港に向かいます。5時に集合、5時半の出船。天気は晴れ模様ですが、少し雲が出ている様子です。
時刻は5時半、風は2m～3mと言う感じで、船が港を出ると少しウネリがある感じなので、船長はゆっくりと船を航行させ現場に向かいます。現場に着くと、やはりウネリと風があり、少し釣りづらい感じです。
タックル＆餌
今回イカメタルで使用するのは、この二つです。写真左はオモリグ仕掛けと、イカメタル仕掛けのダブルセットのイカメタ・コンビと、写真右・イカメタル仕掛けのみを購入します。
イカメタルの場合、ロッドはイカメタル専用ロッドや、ティップラン専用ロッドでも可能です。自分は今回キャストやダイレクトも狙うことが出来る、ロッドをチョイス。
ロッド・メジャークラフトクロステージCRXJ-S702H／OMORIGU、リールはスピニングとベイトを用意。スピニングはダイワ・BG4000HGにPEライン0.8号、リーダーはフロロカーボンライン4号です。
4000番！？と思う方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、以前イカメタルで大きい青物が掛かり、2000番がパワー負けしていたので、今回、大きい青物系が来ても対応可能な、パワーのある4000番を使います。自分的には2000番の方がイカメタルには適していると思いますが、もしかしたら大物が……と言う気持ちが（笑）
明るいうちは反応がゼロ
良い時は、明るい時間帯から釣れるとの事ですが、今回はアタリが無い状態が続きます。アジを狙っているお客さんも、アジが釣れていない様子です。
暗くなりZさんにスミイカがHIT
PM8時、先手はZさんです。Zさん「大きいサイズかも！？」と叫びます。見ると竿が結構曲がっていて、重そうです。
上がってきたのは墨バクダンと言われている良型スミイカです。墨吐くから気を付けてとZさんに助言をしますが、この後墨ではなく、海水を大量に吐かれ、びしょ濡れに（笑）皆さんもスミイカにはお気を付けください。墨が怖くて写真はございません（笑）
オモリグからイカメタにシフトチェンジ
オモリグをやっていた、自分は未だにアタリも来ない様子です。投げてもダメなら、近くを狙おうと思い、キャストの釣りをバーチカルの釣りに変えます。
オモリグは潮が早い時や、警戒心が強いイカなどに強いとされています。逆にメタルは活性の高いイカや潮が緩い時などに良いです。サイズを狙うならオモリグ！数を釣るならメタルの方が良いとされています。
バーチカルで良型アカイカをゲット
Zさんの隣のお客さんがバーチカルで良型アカイカを釣っていた為、スピニングで遠投して狙っていた釣りをバーチカルに変え、2投目です。水底に落とし、ゆっくりとしたワンピッチで3回巻き上げステイ。
すると、竿先に違和感を感じ、即合わせを入れます。アタリはティップが戻るというより、竿先が震える感じです。竿先が絞りこまれ、イカ独特の引きを見せます。上がってきたのは同調30cmもあるアカイカです。
キャストの釣りでアカイカHIT
暗くなり数時間が経っていた為、イカも浮いているであろうと思い、ロッドをティップラン用の穂先が柔らかい物に変え、キャストして棚を探る事にします。メタルはノリノリ吸っての12号に浮きスッテ・レッドヘッドマーブルカラー。イカ釣りでは棚が大事なので、釣れた棚は覚えておく事を、お勧めいたします。
この時は、メタル仕掛けをキャスト、水底まで落とし、2、3回シャクリを入れステイ。すると、竿先に「プンッ」と1度だけ、アタリがありましたが、乗らず。すぐさまシャクリを2回でステイします。止めたその時に、竿先が軽く持っていかれたので、合わせを入れ穂先を確認するとイカの引き、上がってきたのは先ほどよりは少し小さめのアカイカです。
気分転換にアジ釣り
この釣りで良いことは、イカの活性や数が少なく、釣れなくても、サビキ釣りでアジやサバ、サゴシなどを釣り、お土産に持って帰る事も出来るのでありがたいです。どうせなら二刀流で狙うのもありです（笑）。ここで気を付けてほしいのは、サバなどの走る魚が釣れた時に、一気に走り、他のお客さんの仕掛けと絡まる可能性が高いということです。隣のお客さんに一言、言っておくと、気持ちのいい釣りが出来ると思います。サビキをやる位置など、十分に注意して行うことを、お勧めいたします。
釣り方は仕掛けを底まで落とし、オモリが底をトントン叩くイメージで待ち、掛からなければ、まきエサを撒き→ステイの繰り返しです。あまり棚を高くしないのが、ポイントです。
浅棚10mで連続HIT
尺アジもお土産に10匹くらい釣り、再びイカメタルに変え、イカを狙います。今回もキャストして、メタルを落としている時に、10m位で糸ふけが出たので即合わせを入れると、明らかにイカの引き。慎重にやり取りをして、寄せてくると、真っ赤に怒ったアカイカが浮上します。
イカメタルキャストの面白い所は、フォールで当たる事が多い点です。ステイで掛ける釣りも面白いですが、自分はフォールの釣りもゲーム性があり大好きです。
アタル棚の5m上で、サミングして糸に抵抗を持たせ、ゆっくり落として、見せる事も大事だと思っています。色々な釣り方やメタルやドロッパーのサイズ、色、形などを自分で選び、答えが見つかった時の喜びは「最高」この一言に尽きます。
新鮮なアジとアカイカ食す
新鮮な、アジやアカイカを食せるのは釣り人の特権です。今回は、釣りたてを料理して食したいと思います。
イカは新鮮でコリコリの触感、アジは臭みが全くなく、捌くとまな板に脂が広がるほどの、脂の乗りです。
イカと脂の乗ったアジ釣り、初心者や女性、お子さんでも出来る釣りなので、お勧めいたします。
＜荒木清／TSURINEWSライター＞