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52年間の歩みに区切り!「第52回 富士百景写真展2025」松戸市文化ホールにて2月11日~16日開催

チイコミ!

52年間の歩みに区切り!「第52回 富士百景写真展2025」松戸市文化ホールにて2月11日~16日開催

年の初めの風物詩として心待ちにするファンも多い富士百景写真展(写団 富士愛好会主催)。

今年の開催で、半世紀以上続いた活動に区切りをつけることとなりました。

富士山に魅せられ 愛し続けて半世紀

総務担当の樋口淳雄さん(右)と会員の小宮育夫さん

写団 富士愛好会(稲積 修会長)は、写真好き、富士山好きが集まって、1973(昭和48)年に発足。

毎年年初に写真展を開催してきました。

現在の会員数は24人。

関東近県を中心に、遠く愛知県在住の人も。

四季のみならず一日のわずかな時間でも目まぐるしく表情を変えるこの山は、シャッターチャンスを狙う写真家にはたまらない魅力があるそうです。

年7、8回の撮影会では、撮影場所を目指して夜に出発し、翌日の夜明け前から時間が許せば夜まで「その一瞬」を待ち続けます。

粘ったかいもなく、1枚も満足できる写真が撮れずに帰ったことも少なくないとか。

樋口淳雄さんの作品「山頂日没」(銚子市長崎鼻)
樋口道広さんの作品「満開の桜」(富士宮市大石寺)

そこに富士山がある限り追い求める「美」

同会総務担当の樋口淳雄さん(70)は、第10回写真展を見て感動して入会。

以来42年間、仲間と共に富士山を撮り続けてきました。

「1秒たりとも同じ表情を見せない。見逃せば二度と出合えない。富士山撮影は報道写真に近い集中力が必要で、その難しさが魅力です」と話します。

「富士山だけをテーマにしたアマチュアクラブの中でも歴史ある会の活動に区切りをつけるのは寂しい限りです」と樋口さん。

会員の高齢化に新型コロナの流行が追い打ちをかけた結果だそうですが、「集団の活動がなくても、みんな個人で富士山を追い続けるでしょう。もちろん私も」と笑顔を見せてくれました。

2月松戸会場の後には、3月に船堀会場(江戸川区)で開催。

過去に発表した秀作写真も展示されます。

初春に縁起のいい山の美しいたたずまいと、時を経ても古びない作品たちから、その魅力に触れてみては。(取材・執筆/にやっつ)

小宮育夫さんの作品「黄昏」(牛久市)
星の光跡 3月 富士宮市天照教林道 樋口淳雄

日時/【松戸会場】2月11日(火・祝)~16日(日)
   午前10時~午後6時(初日正午~、最終日~午後3時)
場所/松戸市文化ホール
千葉県松戸市松戸1307-1 松戸ビルヂング4階
料金/入場無料
※【船堀会場】は3月21日(金)~24日(月)にタワーホール船堀(都営新宿線「船堀駅」北口徒歩2分)で開催

問い合わせ
電話番号/090-1666-1261 写団 富士愛好会 樋口

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