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「こーりゃどこの鳥追いだ」五穀豊穣祈り子どもたちが小正月行事 上越市桑取地区西横山

上越タウンジャーナル

新潟県上越市桑取地区の西横山集落で2025年1月14、15の両日、450年以上続く小正月行事が行われた。14日夜には一連の行事の最初となる五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「鳥追い」が行われ、子どもたちが「鳥追い唄」を歌いながら、集落を歩いた。

《画像:太鼓を打ち鳴らし鳥追い唄を歌いながら歩く子どもたち》

田んぼを荒らす害鳥を追い払う鳥追いや子孫繁栄を願う「嫁祝い」、厄払いや無病息災を祈る「禊(みそぎ)」、さいの神「オーマラ」などの同集落の小正月行事は、市の無形民俗文化財に指定されている伝統行事。NPO法人かみえちご山里ファン倶楽部が協力し、西横山小正月行事保存会(和瀬田仙二会長)によって守り伝えられている。

14日夜の鳥追いには小学2年生から中学1年生までの8人が参加した。同集落には参加する子どもがいないことから、地元の市立谷浜小の児童有志や集落住民の親戚、関係者の子どもが集まった。

《画像:集落内の白山神社を出発》

この日はあいにくの雨となったが、みの帽子とわら靴姿の子どもたちは、年長の親方がたたく太鼓に合わせ、「こーりゃどこの鳥追いだ。だいろうどんの鳥追いだ」と元気に鳥追い唄を歌いながら、一列に並んで集落内を練り歩いた。集落内の白山神社から桑取川に架かる西横山橋までの約200mは唄を歌い、帰りは鳥を引き寄せないように無言で戻り、何度も往復した。

《画像:白山神社と西横山橋の約200mを何度も往復した》

今年初めて参加した谷浜小3年の女子児童(9)は「歌いながら歩くのが難しかった。声がカラカラになったが頑張って声を出した」、男子児童(9)は「みの帽子が雨で少し重たくなった。疲れたけど、楽しかった。来年もやってみたい」とぞれぞれ話していた。

 

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