『ハリー・ポッター』ドラマ版、ハリー役、ロン役、ハーマイオニー役探しがスタート ─ 多様性を尊重、人種や性別など問わず募集
米HBO製作、『ハリー・ポッター』実写ドラマ版でハリー・ポッター役、ロン・ウィーズリー役、ハーマイオニー・グレンジャー役を演じるキャストの公募が開始されたようだ。
キャスティング・コールによれば、3人を演じるキャストの条件は、「2025年4月時点で9歳から11歳になる、英国またはアイルランド在住の子供」であること。また包括性と多様性を尊重するため、すべての役について「民族、性別、障がい、人種、性的指向、性自認、法律で保護されているその他の基準に関係なく、適格な人材」を提出するよう呼びかけている。
応募者にはセルフテープ2本の提出が義務付けられており、1本目では『ハリー・ポッター』シリーズ以外の本や詩の朗読、2本目では自己紹介を、自身のアクセントで行うよう求められている。次なるハリー役、ロン役、ハーマイオニー役は誰の手に渡るのか。
『ハリー・ポッター』は、すでに多様性を尊重する配役を行なっている。舞台『ハリー・ポッターと呪われた子ども』ロンドン公演では、ハーマイオニー役をアフリカ系のノーマ・ドゥメズウェニが演じている。
なお、ドラマ版の撮影は、2025年から2026年にかけてイギリスで行われる予定。現時点でリリース時期は未定とみられるが、米ワーナー・ブラザース・ディスカバリーのデヴィッド・ザスラブCEOによれば、2026年の配信をという。
本企画は映画版同様、J.K.ローリングの原作小説7巻を順々に映像化していく計画。各シーズンで1巻をカバーし、計10年にわたる長期シリーズになる見込みだ。ショーランナー・脚本は、「メディア王 〜華麗なる一族〜」や「キリング・イヴ/Killing Eve」のフランチェスカ・ガーディナー、監督は「メディア王」や『ザ・メニュー』(2022)のマーク・マイロッドが担当。製作総指揮にはローリング、ガーディナー、マイロッド、映画版プロデューサーのデヴィッド・ハイマン、『ファンタスティック・ビースト』シリーズのニール・ブレア、『アイム・ノット・シリアルキラー』(2017)ルース・ケンリー=レッツが名を連ねている。
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