Yahoo! JAPAN

【入場無料】広島県呉市の海上自衛隊呉資料館「てつのくじら館」に行ったら自然と感謝の気持ちが芽生えた

ロケットニュース24

つい数週間前のこと。私は友人らと広島県にいた。暇つぶしで広島市から呉市まで行ったはいいものの、そこでも時間を持て余してしまう始末。ええい、呉市には何かないのか!

……なんて思っていたところ、駅ナカの観光所の方に『てつのくじら館』をオススメされた。言われるがままノコノコと足を運ぶと、思いのほかいい施設だったのでご紹介したい。

・呉市へ

ちょっとした縁があり、私はここ10年ほど毎年秋に広島県に足を運んでいる。……が、基本は広島市に留まることが多く、これまで出かけたのは「原爆資料館」と「宮島」くらいだ。

わかっちゃいたが、それじゃもったいないよね? ……ということで、今回初めて足を運んだのが呉市。広島市から電車で30分ちょいで行けるアクセスの良さに惹かれたのが最大の理由だ。

・ノープラン

呉市に滞在できるのは2~3時間。ノープラン上等の男旅である。……が、いざJR呉駅に到着したはいいものの、マジで何をすればいいかわからねえ! すかさず我々は駅ナカにあった観光案内所に駆け込んだ。

彷徨える我々に手慣れた様子で呉市の観光スポットや名物グルメを教えてくれた観光案内所の方。その観光案内所の方が「ここから1番近いのが……」と教えてくれたのが海上自衛隊呉資料館、通称『てつのくじら館』である。

呉駅から『てつのくじら館』までは、ゆめタウン(youme Townと書くらしい)を通って5分ちょい。気付けばドドンと目の前の潜水艦が現れた! ウホ、超でっけーーー!!

てつのくじら館は、潜水艦と掃海を展示する史料館で、なんと入場料は無料。海上自衛隊の歴史を紹介するとともに、呉市と海上自衛隊の歴史的な関わりについて紹介する史料館を目指しているらしい。

・掃海

で、いざ入館してみると、まずそこにあったのは「掃海」の歴史。聞き慣れぬ「掃海」とは、海に仕掛けた機雷や不発弾などを探知し、除去して航路を安全にするための活動のことで、海上自衛隊の主要任務の一つであるという。

戦時中、日本近海に仕掛けた(仕掛けられた)機雷はなんと6万6050個。その機雷を1つ1つ除去していくのが「掃海」で、言うなれば水中の爆弾処理班といったところだろうか?

当然、任務中に亡くなった自衛官の方も少なくなく、その方たちのおかげで安全な海および安全な生活があると思うと頭が下がる思いである。我々の安全を守ってくださり、本当にありがとうございます。

・潜水艦

で、そのまま順路通りに進んでいくと、お次は潜水艦についての展示。ここではガイドをされていたOBの方の話が面白く、リアルな潜水艦内の生活の話を伺うことが出来た。なお、乗組員に選ばれるのは「とにかく協調性がある人」とのことである。

さらにそのまま進んでいくと、実際の潜水艦の内部へ!(こちらは撮影禁止。画像は展示室のもの) 想像以上に狭いベッドやトイレに啞然としつつ、わずか数分の見学なのに息苦しさを覚えながら潜水艦を後にした。

当初は「ちょっと時間が潰せればいいや」程度の軽い気持ちではあったが、結果的に『てつのくじら館』は、海上自衛隊への感謝の念が自然と芽生える優良な資料館であった。

・ありがとうございます

個人的に好印象だったのは決して恩着せがましくなく、淡々と「掃海」や「潜水艦」を紹介していたところ。仰々しさが無かったところが、逆に任務の壮絶さを物語っているのではないだろうか?

というわけで、成り行きで訪れた『てつのくじら館』は想像以上に優良な施設だったので、呉市を訪れた際はぜひ足を運んでみて欲しい。最後に海上自衛隊のみならず自衛隊のみなさん、いつも本当にありがとうございます。

参考リンク:てつのくじら館
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【関連記事】

おすすめの記事