消えずの霊火から移した炭火の上を素足で歩く[大聖院]秋の恒例行事「火渡り式」
宮島にある人気観光スポット・大聖院で、毎年11月15日に行われる秋の恒例行事「火渡り式(秋季大祭)」が、今年も実施されます。
火渡り式は、大聖院の年中行事として毎年春と秋の年2回行われています。
春は4月15日に「三鬼大権現春季大祭」として、秋は11月15日に「秋季大祭」として開催。境内に敷かれた檜(ひのき)青葉が燃えた炭火の上を、大導師・僧侶・山伏・信者・一般参拝者の順に素足で歩きながら願望成就を唱えます。
火渡り式の火は、弘法大師が宮島の霊峰・弥山で修行したときから1200年以上も燃え続けていると言われている「消えずの霊火」を檜の青葉に移して実施。
大聖院の神職や僧侶に続いて、見学に訪れた一般の方も参加することができます。
僧侶たちが踏み歩いた後とはいえ、参加者の中には例年顔を歪めて歩く方も見受けられる大聖院の火渡り式。
当日は、色づき始めた紅葉の観賞や宮島観光と合わせて、見学・参加してみてはいかがでしょうか。