猫にまつわるおもしろい『ことわざ・慣用句』5選 知っているときちょっと楽しい猫知識
1.猫をかぶる
猫にまつわる有名なことわざ・慣用句としてまず挙げられるのは、「猫をかぶる」。本来の性格や感情を隠し、大人しく振る舞う、という意味です。有名なので誰しもが知っていることわざでしょう。
この言葉は、主に人前でわざと良い印象を与えようとする場面で使われます。
その他では、裏表のある態度を表すとき、偽って控えめに振る舞う人を表現するときの言葉として使われることも。この記事を読まれている方の中にも、初対面やお仕事関係の人に対して「猫をかぶる」ようにしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
2.猫に小判
続いて挙げられるのが、「猫に小判」。価値が分からない相手にどんな貴重なものを与えても無駄であるという意味のことわざです。
小判の価値を理解できない猫を例に、人や物事の価値を知らない人に良いものを与えても、その真価は理解されないということを表現しています。
類似しているものとして、「豚に真珠」ということわざもあります。たしかに猫に小判を与えても、これっぽちも興味を示そうとしないですよね。
3.猫にまたたび
上記で紹介した「猫に小判」と似ていることわざとして、「猫にまたたび」というものがあります。語呂は似ていますが意味は正反対。猫の大好物である「またたび」をたとえに挙げて、大好きなものを与えれば飛びついてくることを意味します。
猫のまたたびに対する執念は相当なもの。小判と違って、与えたときの効果はかなり大きいです。
4.猫の手も借りたい
「猫の手も借りたい」とは、非常に忙しく誰でもいいから手伝って欲しいほど切羽詰まっている状態を指すことわざ。このことわざも有名なものなので、知っていたり使っている方も多いことでしょう。
実際、猫の手を借りても役には立たないと思われますが、それほどまでに人手が足りない状況を表現しています。
5.鰹節を猫に預ける
「鰹節を猫に預ける」とは、信用できない相手に大事なものを任せるときに使えることわざです。猫は鰹節が大好物。猫に鰹節を預けようものなら、必ず食べてしまうだろうという意味です。
信頼すべきでない人に重要なものを任せるべきではない、信頼できない相手に預けた方が悪いと伝えたいときに適していることわざです。たしかに猫に鰹節を預けたら、あっという間に食べてなくなってしまいそうですね。
まとめ
猫にまつわる「ことわざ・慣用句」は、意外と日常生活で使える教訓を多く含んでいるものばかりです。これらのことわざを理解することで、賢く行動するためのヒントを得られるかもしれません。
今回の記事を参考に、ぜひ日常生活で猫にまつわる「ことわざ・慣用句」を活用してみてください。