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【市川市】教育に関するイベント「いちかわ未来フェス」が行われました

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【市川市】教育に関するイベント「いちかわ未来フェス」が行われました

6月9日、市川市内の京葉ガスてらすで「いちかわ未来フェス」が開催されました。

主催は「いちかわ未来の学校」。

「いちかわ未来の学校」は、個々の興味や進度に合わせて学べるようにと、元教員の伊勢太惇(いせたいじゅん)さんが2023年4月に設立したフリースクールです。

教育・福祉団体の代表とともにパネルディスカッション。左端が伊勢さん(「いちかわ未来フェス」にて)

好きを形に!起業コンテスト

「いちかわ未来フェス」では市川市の教育・福祉団体の代表や起業家たちをゲストに招き、現在・未来の教育や働き方などについてディスカッション。

同時に、「いちかわ未来の学校」で行われている「起業塾」(週1回、全4回)の塾生6人が、「好き」をテーマに10分間でプレゼンテーションをする起業コンテストも開催されました。

「起業塾」の塾生は小学生から大人までと幅広い年齢層です。

起業コンテストでプレゼンテーションする塾生

プレゼンでは小学生イラストレーターによる発表、多肉植物のAIチャット開発、人生のバランスを作る食養哲学などのユニークなアイデアが披露され、子どもたちの分かりやすい説明に会場が沸く場面も。

審査員からは良い点、改善点のアドバイス、コラボ企画の提案などもあり、来場者も一体となって広がる未来に思いをはせました。

起業コンテストで審査員を務めたゲストたち

もっと子どもたちに寄り添える場所へ

教員時代は2021年まで特別支援学級を受け持ち、「個に応じた指導の良さを実感した」と語る伊勢さん。

VR(バーチャルリアリティー)を取り入れたり、タブレット端末を使ったりした授業が評価され、市役所や教育委員会のデジタル部門を担当しました。

その過程で「困っている人や生徒がいた時に、行政や学校が動いて実現するまでに2、3年はかかってしまう。すぐに対応できる環境を作りたかった」との思いが芽生え、公務員を辞職。

クラウドファンディングで資金を調達し、今年2月、不登校児童生徒のためのオンライン授業や放課後に学べる学習支援を始めました。

伊勢太惇さん

「みな、半学半教の精神たれ」。

福沢諭吉の言葉を引用し、伊勢さんは教育に対する思いを語ります。

「教える者と学ぶ者という関係ではなく『半分は教え、半分は学ぶ』そのような姿勢が求められています。変わりゆく社会の中で、教育・教師はそのような心構えであるべきと考えています」

「いちかわ未来の学校」の授業風景

いちかわ未来の学校
ホームページ/https://www.ichikawa-mirainogakko.com/

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