シマエナガちゃんのゴミ袋がレジ袋に!「かわいい」と注目でプラごみ削減に貢献へ
札幌市内の一部のスーパーで、札幌市が指定する有料ごみ袋を1枚単位で買える“バラ売り”が始まりました。
その狙いとは、いったいどこにあるのでしょうか?
札幌市中央区の大型スーパーでは2月から新たな試みが始まりました。
“黄色い家庭用ごみ袋”のバラ売りです。
しかも、この袋は、購入した商品を入れる“レジ袋”としても利用できます。
販売されているのは、10リットル1枚20円と20リットル1枚40円の2種類で、1枚から購入できます。
普段レジで売られている「レジ袋」は1枚3円。比べるとだいぶお高い気がしますが…
お客さんに聞いてみると「でもごみの収集で出すことができるので、3円の袋から見ると高いが、黄色の袋にしたり3円のレジ袋にしたり、使い分けたい」とのこと!
袋に描かれたシマエナガのイラストには、環境への関心と優しさが込められています。
こちらも「かわいい!」と好評の様子。
そもそも、レジ袋の有料化が始まったのは、2020年7月。
当時の小泉環境大臣はエコバッグを手に、レジ袋の有料化をPRしました。
しかし、2020年以降、札幌市のエコバッグの持参率は、87パーセントから84パーセントと、ほぼ横ばい。
つまり、レジ袋の削減が頭打ちになっている現実があります。
札幌市循環型社会推進課の末永保範課長は「レジ袋の代わりに指定ごみ袋を使うことで、レジ袋の削減につなげたい。市民に改めてプラスチックごみを削減する意識をもってもらいたい」と話します。
今回の実証実験は、札幌市内の一部のスーパーで、3月31日まで続けられます。
札幌市は、袋につけたQRコードのアンケート結果を見ながら、“バラ売り”の需要や効果を見極めたいとしています。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年2月3日)の情報に基づきます。