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お城ファンが選ぶ 外国人観光客向け“推し城” 1位と2位は僅差 静岡県内の最上位は11位

Shizuoka

ランキングで1位に輝いた松本城

■過去5年首位争い 1位は松本城、2位は姫路城

城を専門にするウェブメディア「城びと」が4月6日の「城の日」に合わせて、訪日外国人旅行者にオススメの城を発表した。1位は長野県にある松本城が選ばれ、静岡県内からは三島市にある山中城が11位タイに入った。

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外国人旅行者にオススメの城トップ20は、城びとを利用している全国のお城ファンを対象に実施したアンケートをもとにランキング形式にまとめた。今回が7回目となる。

アンケートの結果、長野県松本市にある「松本城」がトップとなった。過去5年間、兵庫県姫路市にある「姫路城」と激しい首位争いを繰り広げており、今年は松本城が勝利。前回と順位が入れ替わった。

松本城を推す理由には「北アルプスを望む天守が良い」、「堀と天守のバランスが最高」、「黒い天守と白い漆喰のコントラストがきれい」といった内容が寄せられた。日本的な景色を堪能できる点が外国人観光客へのオススメポイントとなっている。

松本城に2票及ばなかった姫路城は国内唯一の城郭単体での世界遺産であることから、「姫路城意外のどこを見る!?」という意見もあった。その他にも、圧巻や人類の宝など、絶対王者を思わせるコメントが並んだ。トップ20は以下の通り。

【訪日外国人旅行者におススメしたい!お城ファンの“推し城”TOP20】

1位 松本城(長野県松本市)

2位 姫路城(兵庫県姫路市)

3位 犬山城(愛知県犬山市)

4位 彦根城(滋賀県彦根市)

5位 熊本城(熊本県熊本市)

6位 松江城(島根県松江市)

7位 五稜郭(北海道函館市)

8位 名古屋城(愛知県名古屋市)

9位 備中松山城(岡山県高梁市)

10位 苗木城(岐阜県中津川市)

11位 会津若松城(福島県会津若松市)

11位 山中城(静岡県三島市)

13位 大阪城(大阪府大阪市)

13位 松山城(愛媛県松山市)

13位 高知城(高知県高知市)

16位 小田原城(神奈川県小田原市)

17位 岐阜城(岐阜県岐阜市)

17位 安土城(滋賀県近江八幡市)

19位 江戸城(東京都千代田区)

20位 丸岡城(福井県坂井市)

20位 竹田城(兵庫県朝来市)

三島市にある山中城の遺構(三島市観光協会HPより)

■三島市の山中城が11位タイ 前回の17位からアップ

静岡県から唯一トップ20に入ったのが三島市にある「山中城」。前回の17位から大きく順位を上げて、11位タイだった。

三島市によると、山中城は戦国時代末期の天文年間から永禄年間(1530~1560年頃)、小田原に本城をおいた後北条氏によって番城(城主を置かない城)として築城された。山田川や来光川の源流に挟まれ、急峻な斜面に囲まれた自然の要害の地につくられ、標高580メートル、城の範囲は東西500メートル、南北1000メートルに及ぶ。城からの展望は開けており、西櫓からは御殿場・裾野方面、岱崎出丸からは伊豆北部と駿東の大半を見渡せる。

三島市では埋もれていた山城の発掘調査を、1973年から開始した。その結果、曲輪の周囲に巡らされた堀や土塁などの防御施設、堀の上に架かっていた木橋の跡や門柱跡などが明らかになった。遺構がそのまま復元されている石を使わない土だけの山城は全国的にも非常に珍しいという。

1981年に三島市制40周年に合わせて史跡公園として一般開放し、現在は憩いの場として親しまれている「障子堀や畝堀が特徴的な緑豊かな史跡公園は歴史的にも技術的にも評価され、「日本百名城」に選定されている。

今回の調査は昨年10月16日から12月31日までの期間に実施された。城びとを利用している全国のお城ファン824人による回答をランニングにまとめている。

(SHIZUOKA Life編集部)

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