葛粉の代用方法を徹底解説。片栗粉や白玉粉など代用時の分量も
葛粉とはどんなもの?代用はできる?
葛粉は豆科のクズの根から抽出されたデンプンのこと。透明感があり独特のもちもちとした食感に仕上がるのが特徴です。水と混ぜて加熱すると透明になり、冷やすと固まる性質があります。食感をよくしたりとろみをつけたりすることができますよ。とくに和菓子の葛切りやゼリー、葛湯に使われています。
葛粉の代替品としてわらびもち粉やタピオカ粉が使えますが、それぞれ特性が異なるため、料理によって使い分けましょう。
葛湯作りの代用品はないので注意
葛粉を使う葛湯はからだにやさしい作用が期待でき、風邪や体調不良の際に飲むとよいとされています。
葛粉の特性を生かすためには本物の葛粉を使うことが重要です。代用品では葛湯特有の作用を得ることができないため、葛湯作りには代用品ではなく葛粉を使用しましょう。
用途別!葛粉の代用方法一覧
葛粉の代用品は料理によって使い分ける必要があります。お菓子作りで固める場合は、片栗粉やわらび餅粉などが使いやすいですよ。料理にとろみをつける際は、コーンスターチや寒天などが適しています。ただし、葛粉特有の透明感や食感は再現できないため、用途に合わせて適切な代用品を選びましょう。
目安分量も解説!葛粉の代用品8選
1. 片栗粉
片栗粉は葛粉に似たもちもちとした食感を出せますよ。葛餅やあんかけ料理の代用に最適ですが、葛粉よりもどろっとした厚みが出やすいため、分量を調整する必要があります。
代用のポイント
葛餅やあんかけ料理を作るときの代用に向いている
分量は葛粉の1/2〜2/3を目安にする
2. 白玉粉
白玉粉はもちもちとした食感が特徴で、葛もちや葛まんじゅうなどの和菓子に使用できます。葛粉と同量で使用可能ですが、白玉粉特有のもっちりとした食感が加わる点に注意が必要です。
代用のポイント
葛もちや葛まんじゅうを作るときの代用に向いている
分量は葛粉と同量を目安にする
3. わらび餅粉
わらび餅粉は葛粉に似た特有の歯ごたえを持ち、葛餅の代用に適しています。わらび餅粉で作ると、独特のしっとりとした食感を楽しめますよ。葛粉と同量で使用できます。
代用のポイント
葛餅を作るときの代用に向いている
分量は葛粉と同量を目安にする
4. タピオカ粉
タピオカ粉は透明感があり弾力のある食感に仕上がるのが特徴で、葛まんじゅうのような和菓子の代用に最適です。葛粉と同量で使用可能ですが、独特のもちもちした食感になるので分量の加減が必要といえるでしょう。
代用のポイント
葛まんじゅうを作るときの代用に向いている
分量は葛粉と同量を目安にする
5. コーンスターチ
コーンスターチは透明感が少なく、しっかりとしたとろみを出すのに適しています。あんかけ料理を作るときの代用として最適。葛粉より少量で同等のとろみが得られますよ。
代用のポイント
あんかけ料理を作るときの代用に向いている
分量は葛粉の1/2〜2/3を目安にする
6. ゼラチン
ゼラチンは冷却すると固まる性質があり、水まんじゅうやごま豆腐の代用に適していますよ。水に溶かして使用し、固まりやすいため分量を調整する必要があります。
代用のポイント
水まんじゅうやごま豆腐を作るときの代用に向いている
分量は葛粉の1/2〜2/3を目安にする
7. 薄力粉
薄力粉はとろみを付けるのに使えるため、カレーやシチュー作りの際に代用可能です。葛粉と同量で使えますが、加熱しすぎると粉っぽくなるので注意しましょう。
代用のポイント
カレーやシチュー作りの代用に向いている
分量は葛粉と同量を目安にする
8. 粉寒天
粉寒天は水に溶けやすく、冷やすと固まる性質を持っています。ごま豆腐のような固める料理の代用に最適ですが、葛粉よりも固まりやすいので、分量に注意が必要です。
代用のポイント
ごま豆腐を作るときの代用に向いている
分量は葛粉の1/2〜2/3を目安にする
葛粉は代用品で解決!家庭で手軽に和の味わいを楽しもう
葛粉の代用品を使いこなせば、調理の幅が広がります。それぞれの特性を生かして、レシピをアレンジしてみましょう。手元に葛粉がなくても断念することなく、葛粉に近い料理を楽しむことが可能です。
新たな食感や風味の発見も料理をする醍醐味ですね。いろいろチャレンジして料理を楽しみましょう!