全焼した家で唯一、焼失免れた木製の仏像に地元住民も驚く(タイ)
タイで火災から生まれた奇跡に、地元住民が驚嘆の声をあげた。家財が全て焼失する中、木製の仏像だけがそのまま残っていた。タイのニュースメディア『Khaosod』などが報じた。
【写真】周囲の柱は真っ黒に焦げたが、仏像だけはそのままの形で残っていた
タイ、ブリーラム県プラコーンチャイ郡バンサイ地区の村で現地時間17日の午後5時頃、2階建て住宅で火災が発生し、現場に地元警察と消防隊が駆けつけた。タイのニュースメディア『Khaosod』によると、消防隊が到着する頃には家全体が炎に包まれており、約1時間後に火は消し止められたとのことだ。
消防隊の懸命な消火活動により延焼を防ぐことができたものの、火災に遭った住宅は全焼し、全ての家財が灰と化した。ところが唯一、柱に祀ってあった仏像だけがそのまま残っていた。
焼け跡の写真には、火事で黒く焦げた柱の上にタイの高僧「ルアン・プー・ワエン・スチンノ(Luang Pu Waen Suciṇṇo)」を模った高さ5インチ(12.7センチ)幅4インチ(約10センチ)の仏像が鎮座していた。
焼け跡から仏像を見つけた消防隊および村民らは、この奇跡のような現象に驚きを隠せなかった一方で、家主は住宅を失ったことに深いショックを受けていた。火事を目撃し通報した近隣住民によれば、仕事後に仲間とくつろいでいたところ、焦げ臭さに気づき、周囲を見渡すと住宅が炎に包まれていたという。
また家主の女性(64)によると、この家には家族3人で住んでいたが、火災発生当時、自宅には誰もいなかった。当局は電気系統の問題による出火とみており、今後も調査を続ける方針だ。
なお今月5日には、インドで不幸中の幸いとも言える奇跡のような出来事が発生した。ある女性がお寺から自宅に戻る際に突然、真上から大きな貯水タンクが落ちてきたが、彼女は奇跡的に無傷だった。女性はその日、お寺に多額の寄付をしていた。
画像は『Khaosod 「ฮือฮาอภินิหาร หลวงปู่แหวน เพลิงเผาบ้านวอดทั้งหลัง ไฟไม่ไหม้ พระบูชาบนเสา คงสภาพเดิม」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)