【三山ひろしのさんさん歩】1000年以上の歴史を持つ「土佐和紙」の魅力を届けたい!和紙づくしの店「WASHI ORIORI」
和紙アートとワークショップが楽しめるお店「WASHI ORIORI」へ
今回は高知市から車で西へ約1時間のところにある、越知町をお散歩する三山さんと川辺アナ。
築100年ほどの古民家で、「心癒されるもの」を販売しているお店があるということで、「WASHI ORIORI」を訪ねた。
昔、薬屋を営んでいた古民家で4年前にお店をスタートさせた「WASHI ORIORI」。
一体どんなお店なのだろうか?
出迎えてくれたのは、和紙アーティストの竹山美紀さん。
お店の中に入ると「あ!あ〜ご無沙汰してます」と竹山さんに声をかける三山さん。
実は以前、番組でお会いしているようだ。
その時は「チャレンジショップ」にて営業していたが、現在は自身の店舗で営業していた。
※チャレンジショップとは、将来の新規開業を目指し,本格的な開業の前に一定期間試験的な開業ができる施設
店内は趣のある落ち着いた空間が広がっている。
もともと薬屋さんだった店舗を利用しているため、薬棚や調剤室などがあり、それらをインテリアの一部としてうまく活用している。
店内には、土佐和紙を使った多彩なアート作品が並ぶ。
和紙を使用したアクセサリーや照明など、どれも和紙特有の温かさを感じられる作品ばかりだ。
また、結婚式のウェルカムスペースを作るサービスや、和紙を使用したワークショップも行っている。
たくさんのアート作品が並ぶ店内には遊び心も。
ショーケース奥の薬棚の引き出しには、和紙で作られた猫のアート作品が!
薬棚はインテリアとしてだけではなく、作品に使用する素材などの収納スペースとして使われている。
薬屋さんだった古民家を最大限に有効活用し、和紙とのコラボレーションを図っている「WASHI ORIORI」。
お店の中を巡るだけで、三山さんと川辺アナはとても楽しそう。
土佐和紙の魅力に惚れて移住を決意!その先にあった運命の出会いとは?
東京で生まれ育った竹山さんが土佐和紙と出会ったのは、東京藝術大学の絵画科だった。
芸術を学び、理解を深めていく中で土佐和紙に一目惚れ。
そこから越知町への移住を決意し、現在に至る。
出会った時から今まで、土佐和紙が大好きな竹山さんは土佐和紙をキャンバスにして絵画も描いている。
高知へ移住して、チャレンジショップの運営や開業へ向けた活動を頑張ってきた竹山さん。
以前三山さんと出会った際は竹山さん一人ですべてのことに挑戦していたのだが、今は大切な家族ができて、チームとなってお店を営んでいる。
竹山さん同様、夫もアーティスト。土佐和紙で素敵な照明を手がけている!
温かい照明の光がとても印象的な、犬の形をした照明。夫の与志彰さんが手がけた作品だ。
和紙を使ったちぎり絵アートのワークショップを体験!
素敵な作品をたくさん見せてもらった三山さんと川辺アナは、竹山さんが行うワークショップを体験!
今回はちぎり絵アートに挑戦する。
まずは紙に作りたい作品の下絵を描いていく。絵が苦手な川辺アナは見本を参考にしながら描くことに。
なんとか下絵を完成させた二人。出来栄えは・・・
猫を描いた川辺アナ。いつもと違い、見本があったおかげか上手く描けているようだ。
一方、三山さんは竹山さん家族を鯉のぼりで表現した、アイデア光る下絵を描いていた!
下絵が完成したあとは、ちぎり絵に使用する和紙選び。
実はこの和紙選びが作品の出来栄えを左右するという!
ということで、慎重に和紙を選ぶ二人。
よく見ると和紙の薄さや微妙な色味の違い、テクスチャーなど、一枚一枚表情が違うようだ。
和紙を選び終えたあとは、下絵の上に透明パネルを置いて、和紙をのりで貼り付けていく。
細かな作業になるため、手先の器用さが求められるぞ!
和紙を捻りながらのりをつけている三山さん。
一体どの部分で使うのだろうか?とても気になる。
さて、二人の作品が完成したようだ!
完成品を見てみよう。まずは川辺アナの作品から!!
下絵の段階では上手く仕上がるか少し不安だった川辺アナだが、仕上げの段階でしっかりと調整できているようだ!
可愛い猫のモチーフにハートがあしらわれていて、とてもいい仕上がりになっている。
お次は三山さんの作品。齋藤さん一家をイメージした鯉のぼり!
黒い和紙を捻って輪郭に使用するなど、工夫が凝らされた作品だ。
白い和紙も使用して上手く雲を表現している。そして和紙の模様が鯉の鱗のようにも見える、なかなかの仕上がり!
今回ジャッジを下すのは、竹山さんの娘さん・椛(いろは)ちゃん。
さて、三山さんと川辺アナ、どちらの作品を気に入るのだろうか?
気になる結果は・・・
川辺アナが作った猫ちゃんに決定!
いつも勝負事には強い三山さん、とっても悔しそうだ。
可愛い猫のデザインに夢中な椛ちゃん。とってもお気に入りのようだ!
いつも勝負に負ける川辺アナは「うれしい〜」と言いながら、少し涙目で喜びを噛み締めた。
土佐和紙づくしの「WASHI ORIORI」。
今後、竹山さんご夫婦は作品作りやワークショップをブラッシュアップし、さらに多くの方々に土佐和紙の魅力が伝わるようにしていきたい!と語ってくれた。
土佐和紙で作られた作品やちぎり絵アートを体験し、すっかり虜になった三山さんと川辺アナ。
また今度出会った時は、さらにバージョンアップしたお店になっているだろうと確信した一日であった。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
WASHI ORIORI
住所:高知県高岡郡越知町越知甲2060
電話:090-5422-3155
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや