オークスで過去10年3着内すら入れていない【死の馬番】に当たってしまったアンラッキーな牝馬とは!?
牝馬クラシック第2弾、樫の女王の椅子に座る馬を過去10年のデータから炙り出す!!
7週連続GⅠも中盤に差し掛かり、今週は3歳牝馬女王を決める「オークス」が東京競馬場で開催される。
オークスは牝馬3冠レースの2つ目で、先に行われた第1戦「桜花賞」ではエンブロイダリーが勝利している。
オークスでエンブロイダリーが2冠目を手にするのか? それとも新たな馬が女王の座を手にするのか? どの馬が勝つのかを各項目別で勝つ確率ポイントを算出し、その合計の最も高い勝ち馬候補を炙り出す!!
●キャリア
オークスまでにどれくらい戦ってきた馬が勝利したかのデータだが、トップは4戦走った馬で半数の5勝を挙げている。これに続くのが3戦組と6戦組でそれぞれ2勝を挙げている。残りは5戦組の1勝となっている。
この結果から、4戦組を勝つ確率ポイント25%、3戦組と6戦組を15%、5戦組を10%、それ以外0%とする。
●前走クラス
このデータを見ると、前走GⅠを走った馬が7勝を挙げる強さを見せている。これに続くのがOP組で2勝、残りはGⅡ組の1勝となっている。
この事から、前走GⅠを走っていた方がデータ的には買いとなる。
そうなると、勝つ確率ポイントはGⅠ組が25%、OP組が15%、GⅡ組が10%、それ以外は0%とする。
●前走の結果
このデータでも極端な数字が出て来た。それは前走を勝った馬が6勝も挙げている事だ。そして、これに続くのが3着だった馬の2勝で、残りは2着だった馬&13着と二桁着順だった馬のそれぞれ1勝である。
基本は、前走で3着以内に走っていないと勝つのは難しいのだが、昨年のチェルヴィニアが桜花賞の13着から巻き返しており、決して逆転出来ないとは言えない状況となった。
そのため、勝つ確率ポイントは前走を勝った馬が25%、3着だった馬が15%、2着だった馬と二桁着順だった馬が10%、それ以外は0%とする。
●枠番・馬番
枠での有利不利は無く、4枠以外から全て勝ち馬が出ており、最多でも2枠、5枠、7枠の2勝で、唯一勝ち馬が出ていない4枠も2着2回、3着3回と全く結果が出ていない訳ではない。
それでは、細かく馬番で見てみると、過去10年3着以内に一度も入った事の無い「死の馬番」の存在が確認出来た!! その死の馬番とは⑥⑪⑮で、今年は6番ビップデイジー、11番ウィルサヴァイブ、15番カムニャックの3頭が該当してしまった。
⑥ビップデイジーは阪神JFの2着馬で、桜花賞11着からの巻き返しを狙う。⑮カムニャックはフローラSを勝って来ており、ともに穴人気にはなりそうだが厳しいデータを突き付けられてしまった。
では、ここでの勝つ確率ポイントはというと、枠で最多の2、5、7枠が25%、それ以外の勝ち馬が出ている1,3,6,8枠が15%、勝ち馬が出ていない4枠と死の馬番は0%とする。
以上の4つの項目の合計ポイントが最も高かったのは!?
それは90%を獲得した⑨エンブロイダリーと⑭サヴォンリンナの2頭が3歳女王の座を獲得できる最も近い馬と出た。
果たして、数字が示した2頭のどちらかが勝つのか? それとも逆境をバネに巻き返して来る馬が現れるのか!?
発走は、5月25日の東京競馬場11レース、15時40分予定。