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茅ケ崎北陵高1年冨田穂歌さん 県高校美術展で最高賞 水彩画で評価 全国大会へ

タウンニュース

(上)教育長賞を受賞した「連休初日」(下)賞状などを手にする冨田さん

第71回神奈川県高等学校美術展で、茅ケ崎北陵高校の美術部に所属する冨田穂歌(ほのか)さん(1年)の作品が最高賞に当たる教育長賞を受賞した。今夏に香川県で開催される全国高等学校総合文化祭に出品される。

受賞したのは水彩画の作品「連休初日」。透明感があり、発色のよい透明水彩絵具を使い、1日3〜5時間をかけ、完成に約半年間を費やした力作だ。

描かれているのは2階建ての家を中心とした空想の世界。部屋で楽器やゲームをする人間のような猫や水槽などが、細部まで丁寧に描写されている。夜の時間を表現した左右の絵は、出品する際に規定のサイズを満たす必要があったことから、冨田さんの好みである、高速道路や地方の幹線道路の風景をモチーフに描き足した。制作に当たり既存の作品を参考にせず、一から全体像を空想して作り上げた。作品名は「気分がワクワクするから」という理由で付けたという。

自身は美術部だった中学時代を含めて今回がコンクール初出品。それが最高賞の受賞となり、「特に自信はなかった。皆に祝福されてうれしかった」と笑顔を見せる。顧問の染谷厚教諭は「油絵の出品が多い中、水彩画の受賞は珍しい。空想の絵だが、実際に存在するようにきめ細かく描いたことが評価されたのでは。すごい作品。よく描いた」と話す。

「描きたいものに正直に」

冨田さんは4歳から絵を描き始め、中学から本格的に取り組み出した。「見て楽しいもの、その時々で描きたいものに正直に描く」のがモットーだ。7月には全国大会に参加するが、「たくさんの人に見てもらいたい」と今から期待に胸を膨らませる。現在は高校生国際美術展に出品する予定の作品づくりに取り掛かっており、今後は油絵などさまざまな技法にも取り組んでいきたいという。「作風の幅を広げて、将来も絵の道に行けたら」と目を輝かせる。

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