中4日の“投魂”バウアーでDeNAが連敗脱出か、中9日で“休養十分”今井達也で西武が3連勝か
4勝4敗、防御率3.26のバウアー
DeNAのトレバー・バウアーが17日の西武戦(横浜)に先発する。今季は12試合に登板して4勝4敗、防御率3.26。前回12日のオリックス戦から中4日で、早くも6月4試合目のマウンドだ。
平均150.5キロのストレートにナックルカーブやチェンジアップ、スライダー、カットボールなどを駆使。闘志を前面に出した気迫あふれる投球でナインを鼓舞する。2023年6月3日にも西武戦に登板して8回3安打2失点で勝ち投手になっており、苦手意識はないだろう。
ただ、チームの現状は打線に元気がなく4連敗中で、相手先発も今井達也のため大量援護は望めない。連敗脱出には、バウアーが粘り強い投球で接戦に持ち込めるかがカギを握りそうだ。
5勝2敗、防御率1.30の今井
一方、西武の先発・今井達也は11試合で5勝2敗、防御率1.30。前回7日の広島戦は7回5失点で防御率を落としたが、中9日空けて休養は十分だろう。
昨季まで2年連続10勝を挙げた9年目右腕。4月18日のソフトバンク戦では8回無安打1失点と好投し、平良海馬との継投で61年ぶり5度目の「ノーヒットワンラン」を達成するなど今季の充実ぶりは際立っている。
力感のないフォームから投げ込むストレートは平均152.3キロ。鋭いスライダーとのコンビネーションで83イニングを投げて87三振を奪っており、奪三振率は9.43と高い。現在、ソフトバンク・モイネロに次ぐリーグ2位の87三振で、昨季に続く最多奪三振のタイトルも狙える位置にいる。
チームも先週は5勝1敗で貯金6に増加。交流戦7勝5敗で優勝も視界に入る。昨年の日本一チームとはいえ、バットが湿りがちなDeNAを相手に今井の快投が期待される。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
巨人・井上温大-日本ハム・達孝太(東京ドーム)
阪神・才木浩人-ロッテ・木村優人(甲子園)
ヤクルト・高梨裕稔-楽天・M.ヤフーレ(神宮)
中日・K.マラー-オリックス・東晃平(バンテリンドーム)
広島・玉村昇悟-ソフトバンク・有原航平(マツダスタジアム)
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記事:SPAIA編集部