広島電鉄、路面電車を「240円」均一運賃に 安く抑える方法も
広島電鉄は23日、電車・バスの運賃改定および運賃・定期券制度の変更について発表しました。運賃改定予定日は2024年2月1日(土)で、電車は全線240円の均一運賃とします。消費税率引き上げなどを除けば、鉄道線は2017年8月以来7年ぶりの改定となります。
広島電鉄の路面電車は市内線が220円、白島線が160円。宮島線は距離に応じて140円~230円の運賃としています(宮島線市内線連絡で220円~270円)。現行の運賃との差額を見ると、変更後は一部を除き多くのエリアで値上げとなり、宮島線では最大100円値上がりする区間も。
ただし、広電は今年導入した新しい運賃決済システム「MOBIRY DAYS」利用者向けに宮島線で割引を実施し、現行運賃との差額を10円前後に抑えます。
このほかの施策として、広電は「電車全線定期券」を発売。発売額は通勤定期1ヶ月が9800円/通学定期が6770円。さらに新たに1年定期を発売し、割引率も高めます。
これにともない電車市内線、宮島線市内線連絡の区間定期券は廃止となりますが、電車宮島線の区間定期券は引き続き発売するということです。
バスに関しては広島市内均一運賃エリアを北へ拡大し、240円均一運賃にするほか、それ以外のエリアでは運賃額をおおむね30~80円値上げ。初乗り運賃を現行の170円から200円とします。