Yahoo! JAPAN

自家製麹の魔法で作る、ほっこり日替わり定食 山口市「実やび」

山口さん

今回紹介するのは山口市秋穂のお店です。毎日、定食は「日替わり」の一種類のみ!
自家製の麹を使った味わい深いメニューを紹介します。

【写真はこちら】こだわりたっぷりのランチメニュー

住宅街に佇む、和の雰囲気漂う隠れ家

「実やび」(山口県山口市秋穂東137-1)は、山口市秋穂の住宅街に佇むお店です。2024年9月にオープンしたばかりの新しいお店で、和の雰囲気漂う座敷は、まるで自宅にいるようなリラックスした空間を演出しています。

店主の松岡敏江さんは秋穂在住。地元の方々に愛される店を目指して、日々腕を振るっています。

日替わり1種類!限定20食の贅沢定食

「実やび」の食事メニューは、日替わり定食の1種類のみ。しかも、1日限定20食となっていて、メインはお魚かお肉が日替わりで登場します。

取材日のメニューはカマスの塩焼きに小鉢がついた定食でした。

旬の野菜と麹を使った日替り定食 1,300円

肉厚でふっくらとしたカマスの塩焼きは、鮮魚店おすすめの旬の魚を使用。素材の味を活かすため、塩焼きという調理法を選んだそうです。

身が旨みと一緒に詰まっていて、噛めば柔らかくふっくらとはがれていく食感。塩加減がとてもよく、旬のお魚の味を存分に味わうことができますよ。

自家製麹が引き出す、野菜の旬の味わい

定食には、メインの他に数種類の小鉢がついてきます。これらの小鉢には、自家製の麹を使った料理がずらり。

「お野菜とかもそうですけど、1年中あるような感じで、旬のお野菜っていうのがなかなかわからなくなってきてて。なので、そういった旬のものをここに来たときだけでも食べれたらいいな」と松岡さん。

取材日の小鉢には、山口の郷土料理「けんちょう」や、和風ポテトサラダ、蓮根ときのこの炒め煮、豆苗の塩麹和えなどが並びました。

特に、醤油麹を使った「けんちょう」は絶品。

麹を加えたことで味がまろやかになり、大根も柔らかくなっていました。大根やニンジンの旨みなどが嚙めば噛むほど出てくるのを感じることができました。

また、塩麹で作った小松菜のポテトサラダは、クリーミーで、ジャガイモの甘さを強く感じる一品に。普通の塩を使うとどうしても塩味だけが勝ってしまうところを、塩麹にすることで、甘みが前面にたつ味わいになっていました。

プリン?ケーキ?新感覚スイーツに驚き

「実やび」では食事だけでなく、スイーツも楽しめます。特に注目なのが、プリンとケーキを融合させた「プリンケーキ」。

ぷるぷるのプリントスポンジの上にたっぷりとカラメルソースがかかったオリジナルスイーツに仕上がっています。

プリンケーキ(ドリンク付き) 600円 

口に運ぶと、スポンジと言いながらもプリンのような柔らかさを感じ、プリンのなめらかさだけではないシュワッとした食感。スポンジがカラメルソースを吸収することで、プリンとケーキの中間のような不思議な食感が生まれるそう。

濃厚チーズケーキ(ドリンク付き) 600円

また、チーズケーキはしっとりなめらかなくちどけに、濃厚なチーズの味わい。オーブンで焼いた表面の香ばしさも良いアクセントになっています。

地域の人々が集う、心温まる場所に

松岡さんは、「実やび」をただの飲食店ではなく、地域の人々が集う場所にしたいと考えています。

「このあたりはお年寄りの方が多くて、1人で住まわれている方もけっこういらっしゃったりとかで、ここでみなさんが集まって、なんかワイワイ言いながらごはん食べて、お話しできる場所が提供できたらいいですね。」

素材の味を大切にし、心と体を労わるような定食を提供することで、地域の人々の憩いの場となることを目指しています。

※今回の内容は、1月14日(火)放送、yab山口朝日放送『YOU!どきっ』のコーナーを記事化したものです

【関連記事】

おすすめの記事