高校野球秋季東海大会結果と2025年センバツ出場校予想
大垣日大が常葉大菊川を下して優勝
2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東海大会は10月27日に決勝が行われ、大垣日大(岐阜1位)が7-4で常葉大菊川(静岡1位)を下して14年ぶり3回目の優勝を果たした。
97回目の春は東海から3校選出されるため、大垣日大の2年ぶり6回目のセンバツ出場は確実と見られる。
決勝は大垣日大が2回に3点を先制したが、常葉大菊川は3回に1点を返すと4回に3点を奪って逆転。しかし、大垣日大は5回に1点を奪って4-4の同点に追いつき、7回に貝原大馳の二塁打などで3点を奪い、シーソーゲームを制した。
大垣日大は11月20日に開幕する明治神宮大会に出場。2023年に春夏連続出場したが、名将・阪口慶三監督が退任し、高橋正明監督が就任してからは初めての甲子園となる。
常葉大菊川もセンバツ当確、3校目は難航必至
準優勝の常葉大菊川も2年ぶり6回目のセンバツは当確。決勝は逆転負けしたが、準々決勝で中京(岐阜2位)、準決勝で至学館(愛知1位)にいずれも逆転勝ちしており、勝負強さは折り紙付きだ。2007年のセンバツ優勝校が久々の快進撃なるか。
3校目は難しい選考となりそうだ。4強入りした至学館は愛知大会で優勝し、東海大会初戦(準々決勝)で聖隷クリストファー(静岡3位)に完封勝ち。一方、同じく4強の岐阜第一も岐阜3位ながら東海大会1回戦で掛川西(静岡2位)に7回コールド、準々決勝で海星(三重1位)に8回コールドで完勝し、準決勝でも優勝した大垣日大と6-7の大接戦を演じている。
地域性を考慮するなら岐阜から2校選ぶよりは至学館に分がありそうだが、選考は難航するだろう。至学館なら8年ぶり2回目、岐阜第一なら24年ぶり5回目となる。
97回目のセンバツは例年と同じ32校が出場。2025年1月24日に行われる選考委員会で一般選考29校、21世紀枠2校、神宮大会枠1校の計32校が決定する。3月7日に組み合わせ抽選が行われ、3月18日に開幕する。
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記事:SPAIA編集部