ゴルフ上達のカギは“正しいアドレス”と“ハンドファースト”にある!?【最強インパクトを作る うねりスイング/三觜喜一】
ハンドファーストインパクト
すべてのレッスンは強いインパクトを作ることに通じる
私のレッスンを実際に受けたことのある方はご存知でしょうが、アドレスの修正に多くの時間が割かれます。
なぜなら3次元的なスイングを習得するうえで、アドレスは非常に重要だからであり、アドレスを変えればミスを未然に防ぐこともできるからです。
その重要なアドレスについては第2章にまとめましたが、正しいアドレスがもたらしてくれるものは、ハンドファーストなインパクトと言っても過言ではありません。
この本を通してたびたび語られるのは、左ハンドルを切るテークバックで始動し、切り返しでパッシブトルクが入り、ダウンスイングで能動的にスピネーションを行うという動作の流れであり、その結果として得られるのが、ハンドファーストなインパクトです。
つまり、ゴルフスイングを学ぶ上での最終地点というか、目的としてハンドファーストインパクトがあるということで、この形ができればボールを強くヒットできますし、コントロールも効くようになります。
となれば当然それを実現しやすいアドレスが必要なわけで、姿勢はもちろん、体の各部分のポジションやボールの位置といったものが、ハンドファーストにとらえやすくなっていなければなりません。
このように、全編を通して学んでいただきたいのは、ハンドファーストなインパクトを実現するための方法であり、それこそがこの本の狙いにほかなりません。
第3章の終わりで「8の字ドリル」、そして本書の最後には「ウェッジで低い球を打つドリル」を紹介しました。
体とクラブの使い方を理解し実践できるようになればどちらもできますし、逆に言えば、できるようになるように学んでいただきたいというのが私の願いです。
体の連動やクラブに遠心力を発生させる方法スピネーションでフェースを閉じる動作などこの本で私が指摘するすべての事柄はハンドファーストなインパクトを作るためと言っても過言ではない
【出典】『最強インパクトを作る うねりスイング』著:三觜 喜一