アキバ系アイドル・あっとせぶんてぃーんの魅力!それは華やかさを上回る圧倒的な熱量?
連載:ROAD to LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)② アキバ系アイドル・あっとせぶんてぃーんの魅力!それは華やかさを上回る圧倒的な熱量?
“永遠の17歳” というコンセプトで結成
目指せ!LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)ということでスタートした、あっとせぶんてぃーんの連載。第2回は “永遠の17歳” あっとせぶんてぃーんとは何もの? というテーマで、活動内容、音楽性、存在意義など、アイドルグループとしての魅力を検証していきたい。
アキバ系アイドル、あっとせぶんてぃーんの結成は、2016年。今年で9年の活動歴を誇る。老舗メイドカフェ『あっとほぉーむカフェ』のメイドからメンバーは選抜。“永遠の17歳” というコンセプトから命名されている。当初は期間限定グループ “@17” として17名で結成されるが、翌年『TOKYO IDOL FESTIVAL』に出演のため、総勢19名のグループとして再出発。そして結成から3年目の2018年にグループとしての初の冠ラジオ番組『あっとせぶんてぃーんのご帰宅しませんか?』がニッポン放送でスタート。
同年4月にリリースされたシングル「毎日がジェットコースター / LOVE SONGは歌わない」から、アーティスト表記が “あっとせぶんてぃーん” となり、初のワンマンライブ『あっとせぶんてぃーん ファーストワンマンLIVE!~初めまして、ご主人様!お嬢様!~』が東京キネマ倶楽部で行われる。2025年現在までにシングル10枚、アルバム2枚をリリース。
メンバーの共通点は “元気をもらえる” ということ
平成から令和にかけてのアイドルにとっては定番だが、あっとせぶんてぃーんも、毎年オーディションが行われ、現在(2025年)のニューカマーは去年9月に加入した7期生の “なあな” だ。現在7人の新体制でLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)を目指すということになる。それぞれのキャラクターはバラエティ豊かで個性が際立っているが、共通項もある。それは “元気をもらえる” ということだ。
5期生で加入した “みしな” は言う。
―― “あっせぶ” を観た人には、“来てよかった” と元気になってもらいたい。『あっとほぉーむカフェ』に来てくれた “ご主人様” “お嬢様” (あっとほぉーむカフェではゲストをこのように呼ぶ)と接する時は、聞き役に徹したいなと思っています。私と話して、明日も頑張ろう!と思ってくれるように心がけています。
天真爛漫のみしなのキャラクターは、かつてのアイドルとファンの関係性であった “疑似恋愛” を超えた、元気を注入する天使のようだ。
綾小路 翔が手がけた新曲「メイド in Nippon」
あっとせぶんてぃーんの楽曲にはラブソングが存在しない。一見ラブソング風であっても、そこには深い意味が存在する。エンタテインメントの空間である『あっとほぉーむカフェ』の世界を具現化したゲストとメイドの世界観は “無償の愛” といっても過言でないくらいの慈愛が溢れている。氣志團の綾小路 翔が手がけた新曲「メイド in Nippon」では――
メイド in Nippon
永遠 ずっと
尽くし続けます
愛とか 恋とかナンセンス
すべてを捧げる青春です
―― とあるが、これがまさに、あっとせぶんてぃーんの現在をリアルに表現していると思えてならない。連載の第1回で書いたが、彼女たちのリハーサルスタジオを訪れた時に感じた真剣な眼差しが放つ熱量は、まさしく “青春” そのものだった。綾小路 翔は、人生初のメイドカフェとして『あっとほぉーむカフェ』に訪れ、彼女たちと接しながら、この曲を書き上げたという。彼もまた、あっとせぶんてぃーんの熱量を肌で感じ取ったのだろう。“永遠の16歳” である綾小路 翔は “永遠の17歳” の青春を全面的にバックアップしている。
また、歴代のメンバーに歌い継がれている極上のアッパーチューン「あっせぶんぶん」では――
終わらない夢をずっと
見せてあげたいから
私は今 紅を纏い
天下を取る 萌え色みつばち
―― と、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)へ向けた決意表明とも思わせるリリックで、自分たちを奮い立たせているようだ。“萌え色みつばち” という表現も、それぞれのメンバーカラーを持つ彼女たちを的確に表現している。まさに等身大の歌詞なのだ。
パフォーマンスから感じる圧倒的な熱量
あっとせぶんてぃーんは、このようなグループのアティテュードを令和的なダンスビートと1980年代的なロックチューンに乗せ、メイドのコスチュームで全身全霊のパフォーマンスをする。そこにはもちろん華やかさもあるが、それ以上に圧倒的な熱量を感じるのだ。
あっとせぶんてぃーんのホームページで彼女たちのスケジュールに目をやると、毎週木曜日のTikTokライブに加え、イベントスケジュールでぎっしりだ。もちろんメイドとして『あっとほぉーむカフェ』という舞台で、“ご主人様” “お嬢様”に元気を与えるという任務もまっとうしながらである。慌ただしい毎日だが、メンバーは、天職だと言わんばかりに自信を輝かせ、“永遠の17歳” を謳歌している。
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でのワンマンライブはもう3ヶ月後に迫っている。みしなは、“もうやるしかないんです!” と笑顔で話す。彼女たちの “友情・努力・勝利” は、日々の忙しさの中でより強固になり、新境地を目指し、目を輝かせている。
Information
あっとせぶんてぃーんワンマンライブ
Road to 2000 Tokyo Fight 1/1 Bounce Back!!
▶ 開催:2025年9月14日(日)
▶ 場所:LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
▶ 詳細:ワンマンライブ特設サイトhttps://2000tfbb.bitfan.id/