GAテクノロジーズ、朝食を通じ社員の健康と交流を支える「GA MORNING BASE」始動
GA technologies(東京都港区)は11月21日、週3日間の社員向け朝食無料提供施策「GA MORNING BASE(ジーエーモーニングベース)」を本格的に開始したと発表した。
この取り組みは、社員同士のコミュニケーション活性化と健康経営の促進を目的としている。
コミュニケーションと健康的な習慣づくりを推進する取り組み
施策の背景には、同社における急速な人員拡大がある。この1年間で社員数は200人以上増加し、部署やグループ会社を超えた社員間の交流機会が減少傾向にあったという。そこで本社内のリフレッシュスペースに食事の場を設け、自然なコミュニケーションの創出を図ることとなった。
また、「GA MORNING BASE」は健康経営施策の一環としても位置付けられる。
同社は、社員の心身の健康維持や生活習慣のサポートに力を入れており、2025年3月には経済産業省と日本健康会議が推進する「健康経営優良法人2025(大規模法人部門)」に認定されている。朝食の提供を通じて、社員の食生活改善にもつなげたい考えだ。
「朝は昼ほど慌ただしくなく、落ち着いた環境で会話ができる」と、施策担当者は語る。
わずか1か月でのスピード導入
「GA MORNING BASE」は、企画から試験運用までを約1か月という短期間で実現。推進したのは、福利厚生を担うCorporate Affairs & Talent Management(C&T)チームだ。
朝食提供にあたっては、パートナー企業の選定を短期間で進めた。既に他社での提供実績がある企業が多く、スムーズに契約まで進行したという。
メニューは曜日ごとに「おにぎりの日」「パンの日」などの傾向を持たせつつ、複数企業の商品を組み合わせて飽きがこないよう工夫。また、同社で第2・第4金曜日に実施している「カレーの日」とのバランスを考慮し、その日の朝食は軽めのサンドイッチを提供するなど、全体最適を意識した設計がなされている。
担当者が利用現場で見た変化と施策の手応え
施策発表後、社内Slackでは多くのポジティブな反応が寄せられたという。実際の提供現場でも、「いつもありがとうございます」「ごちそうさまでした」といった感謝の声が上がり、担当者は「手応えを感じている」と話す。
ほかにも、同じ部署でタスクの確認をしたり、部署や会社の垣根を越えて、たまたま会った人と談笑するなど、自然な会話が生まれる光景が広がり、当初の目的であるコミュニケーション活性化の効果が表れている。
次なる展開は「特別ランチ」と「拠点展開」
今後は利用者からアンケートを実施し、寄せられた声を基に施策の改善を進めるほか、新たな挑戦として「月1の特別ランチ」や「地方拠点への展開」も検討中だという。
C&T部門には、「メンバーが最高の環境で働けるように」という明確なミッションがある。朝食施策はその理念に基づいた取り組みであり、今後もさまざまな施策を検討していくとコメントしている。
今回の発表の詳細は同社公式リリースで、担当者のインタビューは同社noteで確認できる。