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「奥歯みたいな髪型...」3歳息子の悪意のない行動が、母のコンプレックスを刺激する悲劇【話題の漫画】

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「奥歯みたいな髪型...」3歳息子の悪意のない行動が、母のコンプレックスを刺激する悲劇【話題の漫画】

SNSを中心に人気を集める漫画家・まぼさん。どこか人生の先輩っぽい雰囲気が漂う長男・よいたんと、令和生まれのメンタルつよつよギャル・妹しおさんの愛おしい日々を綴っています。


今回は、そんなほのぼのコミックエッセイ『しおさん1歳 令和ギャル爆誕の道のり』から、作者まぼさん自身のコンプレックスを描いた「私のコンプレックス」をご紹介。このエピソードを描いた時のまぼさんの思いについても、お話をお伺いしました!


「私のコンプレックス」のエピソードは...




人は多かれ少なかれコンプレックスを抱えているもの。いっぽうまぼさんの夫・びぼさんはコンプレックスを感じないそうで、この要因についてまぼさんは、びぼさんのご両親が「うちの子はとっても優しいから」「びぼはセンスもあって頑張り屋で」と話したり、人前で身内をサゲるようなことを言わないびぼ家の文化とも関係がありそう...と推察しています。


その文化を継いだびぼさんも、人前でけんそんしたり身内をサゲるような発言をしないそう。そのおかげか、子どもたちも...



3歳の頃は「ぼくはかわいくない子だから、うんちみたいにトイレに流してよっ...」といじけていたよいたんも、「ぼくも最近なりたい自分になれたな〜って思うんだ」とキラキラの表情に。その言葉を聞いたまぼさんは、本当に嬉しかったそうです。



いっぽうまぼさんは内面も外見もコンプレックスが多かったといいます。特に「硬い・太い・多い」と感じる自分の髪が嫌いだったそう。




伸ばすとクリスマスツリーのように、束ねるとまるで毛筆のようになってしまう自分の髪。ベリーショートにすると水泳帽から毛がツンツン出てくるし、ボブヘアにすると奥歯のような形に...。



「けど...子育てしていく中で自意識というものも遠のき、コンプレックスもどうでもよくなってきた」と語るまぼさん。ところが、ある日よいたんが描いた家族の絵を見るとまぼさんの髪だけもみの木のような形状に! またまたコンプレックスを刺激されてしまうまぼさんなのでした。



著者・まぼさんに聞きました!



──『しおさん1歳 令和ギャル爆誕の道のり』の作品はコミカルで明るいエピソードが多いですが、このコンプレックスについてのエピソードは少しトーンが異なりますね。まぼさんの抱える気持ちに共感してしんみりするエピソードでした。

まぼさん:「元々SNSにアップしようとしていた話なのですが、暗い調子にしたくないなと思っていたところ、連載のお話をいただけたので、連載の中の1エピソードだったらいいかなと思い描かせていただきました」


──なかなか似合う髪型が見つけられなくて苦労するところは共感しました...。このエピソードを描いてみて感じたことはありますか?

まぼさん:「『苦労は漫画にして成仏』と常日頃思っているのですが、今回自分の悩みを漫画にしてしまうことで、悶々と悩んでいた過去の自分もきれいに成仏できたかなと感じております」

  *   *   *


コンプレックスは、大小さまざま抱えてしまうもの。けれど、誰かに伝えることで解消できたり、共感することで気持ちが軽くなることもあるかもしれませんね。




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