【レビュー】よく似た2つの「ユースキン メディカルリップ」。スティックかクリームか、使い方だけで選ぶのは間違いでした!
平野紫耀さんが番組内で使用していたことでも話題の、ユースキン製薬のリップクリーム。唇のコンディションが不調なとき、ドラッグストアに訪れたら、見た目そっくりなパッケージの「ユースキン メディカルリップ」が2つ!? でも『スティック』と『クリーム』は、使い方だけで選ぶものではなかったのです。
肌悩みに応える信頼の老舗ブランド「ユースキン」とは?
「ユースキン」と言えばこのカラーリング!
「ユースキン」ブランドのおおもとは、オレンジ色のボトルに入った、黄色い濃厚クリーム「ユースキン」で、1957年誕生。特徴的なクリームの黄色は「ビタミンB2」の色から来ているとか。
今回使ったのは、リップクリーム『ユースキン メディカルリップ』。唇のコンディションに合わせて選べる2種類がラインアップされています。
パッケージのイラストもちょっと違う
「ユースキン メディカルリップ」スティックとクリームの違い
スティックタイプは医薬部外品で、唇を「守る」もの。クリームは第3類医薬品で、「治す」もの。形状やつけ方が異なるだけではなかったのです。
並べて比較してみると、有効成分も異なっているのが分かります。
【使ってみた】乾燥しがちな唇のうるおいを"守る"ための薬用リップクリーム『ユースキン メディカルリップスティック』(高保湿さらっとタイプ)
筆者の母がボトルタイプのユースキンクリーム愛用者なので(定位置は鏡台の上)、実家では家族みんなで使っていました。当時の印象はとても濃厚なクリームで、ねっとりとしたテクスチャー(ときどき母が「誰? 上から平らに撫でずに奥深くに指突っ込んで使ったの!」なんて会話をしていたことを懐かしく思い出します)。
ユースキン製薬『ユースキン メディカルリップクリーム』(3.5g・税込836円・発売中)のスティックをクルクルと繰り出してみると、見た目がさらっとしていました。実際に使ってみても、さらっ。これは意外です。スティックの先端も、斜めにカットされていて唇に当てやすくなっていました。
ただ唇をしっかりベールのように覆えて、膜が張られた感はちゃんとあります。香料や、清涼感あるメントールも不使用なので、肌にやさしい感覚。何よりその後の口紅が塗りやすい! ベタベタ感がほぼなかったので、口紅の下地にも使えるのです。
うるおい成分には、ヒアルロン酸とビタミンCを配合し、"まもる"成分には、スクワラン・ホホバ油・アボカド油を配合。
公式サイトによると、2024年8月1日に「ユースキン リリップ」から「ユースキン メディカルリップ」へとリブランディングをし、パッケージデザインもリニューアルしていました。ちなみに、平野さんが使用していたとされるのは「ユースキン リリップ」のようですが、成分・処方・内容量は変わっていないとのことです。
【使ってみた】荒れてしまった唇を"治す"ためのジャータイプ『ユースキン メディカルリップクリーム』(口唇炎口角炎治療薬)
唇からはみ出ると、ほんのわずかに黄色い色が付く気がしたため、しっかり伸ばすことがポイントです
ユースキン製薬『ユースキン メディカルリップクリーム』(内容量8.5g・税込1210円・発売中)のほうは、唇のひび割れや皮むけを治す、ジャータイプの第3類医薬品で、口唇炎口角炎治療薬です。
フタを開けると、見覚えのある濃厚クリーム!(なぜかホッとしてうれしい気持ちに)指ですくって唇に乗せると、安心感のある潤いベールにパックされたようなリッチな感覚に。
うるおい成分は、グリセリンで、"まもる"成分にはワセリン・スクワラン・オリブ油が配合され、しっとり感があり落ちにくいのが特徴です。
こちらも同様に、パッケージは8月1日に新しくなっていますが、成分・処方・内容量は変更なし。
自分の唇のコンディションで正しい製品選び
筆者の場合は常に唇が激乾燥している状態なので、現状『ユースキン メディカルリップクリーム』が合っていると感じました。ただ外出時には、手を汚さないスティックタイプの『ユースキン メディカルリップスティック』が使いやすい。
できることなら、『ユースキン メディカルリップクリーム』のスティックやチューブタイプがあったら最強かも……!
『ユースキン メディカルリップ』は、形状・使い方だけで選ぶのではなく、自分の唇のコンディション(状態)に合わせて使い分けるのが正解でした。
全国のドラッグストア、薬局、ネットショップやユースキン公式 SHOP 楽天店などにて発売中。
製品サンプル提供●ユースキン製薬