学生らが学団員と響宴 ジュニオケ修了コンサート
「神奈川フィル・ジュニアオーケストラ2024第8期生修了コンサート」が8月25日、保土ケ谷公園内にあるかながわアートホールで実施された。
児童や学生にオーケストラで演奏する楽しさを体験してもらおうと、神奈川フィルハーモニー管弦楽団とかながわアートホールが主催し取り組んでいる。
2016年度から始まり、今年度の第8期生は小学4年生から高校2年生までの40人が参加した。受講生が演奏曲目を決定する選曲会議「ジュニオケ・ミーティング」を初めて行い、受講生はこれまに楽団員の指導を受けながら練習を重ねてきた。
受講生と楽団員が一夏限りの「響宴」を果たすコンサートは、受講生が選んだ「喜歌劇『軽騎兵』序曲」からスタートした。メインプロブラムでは、昨年度に続いて交響曲に挑戦。神奈川フィルがオーケストラ役として出演したテレビドラマ『リバーサルオーケストラでも取り上げられたチャイコフスキーの「交響曲第5番ホ短調より第4楽章』を演奏し、会場を魅了した。
受講生の廣野遙信さん(都内在住)は「春にウィーンに演奏旅行に行く機会があったが、その際にオーケストラが好きになって、帰国後にSNSでプログラムを知ってすぐに応募した。講師の先生たちが優しくて、また、指導の時に使う比喩表現が面白かった」と話した。