【我孫子市】コミュニティイベント「親子の日@我孫子2024」でさまざまな体験や写真展を楽しもう
5月の「母の日」、6月の「父の日」に続く記念日として、7月の第4日曜日は「親子の日」とされています。
それにちなんで7月28日(日)、コミュニティイベント「親子の日@我孫子2024」を我孫子駅南口周辺で開催。
写真家のブルース・オズボーンさんによる親子の写真展をはじめ、たくさんの活動団体が親子にまつわる楽しい体験が実施されます。主催の中村哲さんにお話を伺いました。
子どもから大人まで、親子、友人同士、一人でも楽しめる体験が満載!
「親子の日」は、親子の写真を撮り続ける米国人写真家ブルース・オズボーンさんが2003年に始めたソーシャル・アクション。そしてブルースさんの「年に1度、親と子がともに向かい合う日があったっていい。その日を通じて、すべての親子の絆が強められたらすばらしい」という願いに友人の中村さんが賛同し、2022年から始めたのが「親子の日@我孫子」です。大盛況だった第1・2回に続き、3回目となる今回も、親子で参加できる体験や販売が盛りだくさん!
会場は我孫子駅南口周辺の複数カ所。けやきプラザ10階あびこ市民活動ステーションのフリースペースでは絵本読み聞かせ、8階我孫子南近隣センター和室ではベビーマッサージとバランスボール、調理室ではオリジナルアイス作り、7階ではこども店長による自分のお店づくりなどが開催されます。
このほかアビイクオーレの玄関では親子写真撮影会やフォトフレーム作り、南口東公園では絵の具遊び&水遊び、けやき広場では縁日やマーケット、KOUNAN BLDG 2Fではニチガス陶芸教室と親子でパン作り教室が開かれます。
ブルース・オズボーン親子写真作品展・一般参加型企画「親子の壁」は、アビシルベで見ることができます。
さらに急きょ、会場が拡大されることが決まり、このほか和文化や縁起の良い植物に親しめる出展なども予定されています。
親子という、最もベーシックな関係性を見直すきっかけに
「親子の日@我孫子」を第1回から主催している中村さんは、およそ30年前に子育てのために出身地である東京の神田から我孫子へ転居しましたが、我孫子にはそのさらに30年ほど前から縁があったそうです。
「めばえ幼稚園のそばに祖父母が我孫子に建てた家があり、子どもの頃はそこによく親戚と集まっていました。昭和30年代当時の我孫子は本当に何もなく、手賀沼もまだきれいでしたね。南口駅前の坂を手賀沼方面に降りるとすぐ水辺が広がっていて、夜はそこに蛍が飛んでいたのを覚えています」
神田在住時からまちづくりに深く関わっていた中村さんは、さまざまなきっかけを経て我孫子でもイベントを開催しようと考え、「親子の日@我孫子」が生まれました。
ちなみに中村さんのブルースさんとの出会いも、自身の親子関係がきっかけだったと言います。
「実家は神田にある老舗の染め物屋なんです。16年前に息子と一緒にのれん事業を新たに始めた時に、まちづくり系のムック本に『神田の親子』として登場してほしいという依頼がありました。その時に神田明神でわれわれを撮影してくれたのがブルースだったんです」
ブルースさんはミュージシャンやコマーシャル撮影を手掛ける写真家ですが、1980年に初来日した際、モヒカンヘアのパンクロッカーを撮影して「親の顔が見てみたい」と思い、さらに彼とその母を撮影。それを機に芸能人、スポーツ選手などをはじめさまざまな親子の写真を1万組ほど撮影してきました。
「そのうちブルースは親子という被写体自体に興味を持ち、その最もベーシックな関係を見直すきっかけとして、そして撮影してきた親子への感謝の気持ちとして『親子の日を提唱』し、撮影会なども行ってきたという経緯があります。その写真展を我孫子でできたら面白いなーと考えたんです」
市内団体や子育て中の人が活動を披露し、お互いつながり合える場に
イベントのもう一つの目的は、市内にたくさんある活動団体がつながれる場を作りたいということでした。
「イベントのスポンサー集めのために地元企業や団体に話を聞いているうちに、市内に活動団体は多いけれどそれぞれに横のつながりない、ということが伝わってきました。歴史の長い団体についてはうまく世代交代ができていないという課題もあり、そこをクリアにするためにも各団体が一堂に会する場を提供したいと思ったんです」
さらに子育て中の人たちがやりたいことを披露できる場所としても活用してもらえたら、ユニークなつながりが生まれるのではないかと考えて、出店料無料、場所やチラシは主催者側で用意する形で出店者を募ることにしたそうです。
「予算ゼロ、マンパワーなしの状況から、少しずつ友人、知人に声掛けしたら、アッという間に賛同者が増え、無事に1回目を開催できました。やっぱりブルース兄貴のメッセージはみんなに共通する思いだったと実感しましたね。第1回目はアビスタを借り、屋外同時開催でサップ体験とアフリカンドラムの演奏も(サップは暑さが厳しいため2回目以降は開催せず)。中には人が来すぎて順番待ちになる体験もあるなど大盛況で、2回目はアビスタを一棟丸ごと借り切って実施しました」
親子を起点に、さまざまな人とつながれている喜びを感じてほしい
「親子というと、小さい子とその親というイメージが先行しがちですが、大人同士の親子もいますし、親子という関係性を起点に、血のつながりはないけれど助け合っている知り合いや友人関係など、さまざまな人がつながり合って、今私たちがいます。今回のイベントは、それを感じられるような1日にしたい」と中村さん。
「実はコロナ前後でいろいろあって落ち込んでいた時、我孫子の人たちに救われた経緯があり、何か恩返ししたいという思いもありました。さまざまな体験を通じていろいろな人と出会い、人のつながり合う喜びを感じてもらえたら」
親子の日@我孫子2024
会場/JR常磐線我孫子駅南口周辺エリア(けやきプラザ、アビシルベ、アビイクオーレなど)
開催日/2024年7月28日(日)
開催時間/10時~16時 ※天候や風の状況により中止となる場合あり
料金/入場無料(体験は有料のものもあり)
駐車場/なし
問い合わせ/oyakonohiabiko@gmail.com
Facebook/https://www.facebook.com/oyakoabiko