家事を楽にする洗濯動線とは?実例とともに解説!
家づくりの際、しばしば耳にする「洗濯動線」とは、その名の通り洗濯で使う動線のこと。水回りスペースの間取りは洗濯動線を意識して設計することで、使い勝手がよく家事を楽にする住宅に仕上がります。
今回は洗濯動線をとくに意識した住宅に密着!洗濯動線をよくする間取りについて、実例とともに解説していきます。
洗濯動線とは?洗濯の負担を軽減させるポイント4つ
洗濯動線を考えるには、洗濯の工程ごとに負担を軽減することがポイント。間取りを工夫したり、導入する家電を活用することで洗濯の工程をある程度省くことができます。
洗濯の負担を軽減させる4つのポイントについてご紹介します。
洗濯の工程は洗う→干す→たたむ→しまうの4つ
洗濯の工程は、「洗濯機で洗う→洗った衣類を干す→乾いた衣類をたたむ→衣類をしまう」の4つです。効果的な洗濯動線をつくるには、洗濯における各工程がスムーズに進むような間取りを考えるとよいでしょう。ここでは洗濯の負担を軽減させるポイントを解説します。
①洗う→干すの動線を短くする
洗濯機から物干しスペースまでの距離が遠いと、移動が面倒ですよね。洗濯機で洗い、物干しスペースで干すという動線を短くすると洗濯の負担を軽減できます。
具体的には、洗濯機スペース内で部屋干しできたり、勝手口を設けて外干しできる間取りにするのがおすすめ。洗濯動線をよくする部屋の配置にすることで、使い勝手のよい住宅になります。
②乾燥機を使うのも〇
乾燥機を導入し、干す工程をなくすのもひとつの方法です。間取りの関係でどうしても洗濯動線を短縮できない場合、適切な家電を導入することで作業を短縮できます。
③たたむ工程をなくす
ウォークイン・ウォークスルークローゼットなど服を掛けて使える収納スペースは、たたむ工程をなくせるためおすすめです。
洗濯が終わった衣類をハンガーから外してたたむ作業は、家族が多いと手間も時間もかかってしまいますよね。収納場所が遠い場合は行き来も面倒になるため、洗濯の工程自体をなくすことは有効な手段といえます。
④水回りスペースをまとめる
脱衣所・洗濯機置き場・物干しスペースなど水回りの空間をまとめると、洗濯動線に優れた間取りを実現できます。洗濯機スペースでたためるようにちょっとした台をつくったり、洗濯機スペースからそのまま脱衣所へつながる間取りにするなど洗濯動線を意識して部屋を配置すると、より使いやすい水回りスペースに仕上がります。
便利な洗濯動線の平屋をご紹介!
今回は、洗濯動線にこだわった平屋住宅をご紹介。おしゃれに見える家づくりのコツもあわせて解説していきます。
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家の顔となる玄関はアクセントを取り入れる
家の顔とも呼ばれる玄関は、おしゃれな空間にしたいですよね。ベースと異なる色をアクセントとして取り入れることで、個性的でおしゃれな玄関に仕上がります。
おしゃれな玄関づくりのコツをご紹介します。
玄関のアクセントになる木目
外壁や玄関はグレーカラーで統一し、アクセントとして木目の外壁を玄関に使用しています。無機質なグレーに温かみのある木材が映えるため、全体が引き締まった印象に。
換気ができるシューズクローク
玄関横のシューズクロークは窓を設置しているのがポイント。シューズクロークは靴以外のアウトドア用品やDIY工具なども収納できる点が便利な反面、窓を設置していないと湿度は高くなり保存状態が悪くなることも。
シューズクロークに扉を設置していない場合は常に換気できるため問題ありませんが、扉がある場合は窓を取り付け、いつでも換気できるような環境を整えるとよいでしょう。
ハイドアにして高級感のある雰囲気に
室内のドアはすべてハイドアにし、奥行きのある印象に仕上げています。ハイドアとは、天井いっぱいに広げたドアのこと。通常のドアは周りを囲むように枠が設置されている一方、ハイドアの場合は枠が要らないため、室内をよりすっきりと見せられる点が特徴です。
採光と奥行きを意識したリビング
リビングは光の取り入れ方や視覚的な効果にもこだわってつくることで、家族みんながくつろげるスペースに仕上がります。
採光と奥行きを意識したリビングづくりのコツをご紹介します。
大きな窓を設置して明るいLDKに
LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の掃き出し窓は大きめに設定することで、より光を取り込みやすく設計しています。
掃き出し窓は南側に設定し、自然光を取り入れやすくしている点もポイント。窓の大きさや方角も意識することで、明るいリビングを実現できます。
リビングの壁はグレーにして奥行を出す
リビングは白を基調につくられていますが、テレビを置く壁はグレーに塗ることで奥行きを演出。黒やグレーなど暗い色にすると遠くに見えるような視覚的効果を生み出すため、奥行きのある広々とした空間に仕上がります。
モダンな印象のキッチン
キッチンは機能性だけでなくデザインにもこだわることでより料理が楽しくなるキッチンになります。
モダンなデザインが特徴的なキッチンのつくり方をご紹介します。
ステンレス×木材でおしゃれなキッチン
キッチンはステンレスで無機質な印象にしている一方、床はあたたかい印象の木材を使っておしゃれな雰囲気に仕上げています。
ステンレスにすると清潔感も演出できる点も大きなポイント。機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンになっています。
収納力抜群のカップボード
キッチンの収納スペースであるカップボードは収納部分を広くするために大きめのものを設置。棚は手前に押したり引いたりできる使い勝手のよいものを採用しています。
キッチンにおいて、収納スペースも家事を楽にするために欠かせないポイント。収納力を高めたキッチンにすることでより使いやすい空間に仕上がります。
洗濯動線を確立した水回りスペース
水回りスペースは洗濯動線を意識して間取りを設計することで、家事をしやすい空間になります。
洗濯動線を意識した水回りスペースのコツは、各部屋の距離を近くにまとめること。脱衣室・ランドリールーム・物干しスペース・クローゼットをそれぞれ近い位置に置くことで、洗濯動線が短くなり洗濯の手間を省けます。
水回りスペースの工夫を実例とともに見ていきましょう。
脱衣室兼ランドリールームに勝手口を設置
脱衣室とランドリールームを合わせることで、脱いだ衣類をそのまま洗濯機に放り込めるよう工夫しています。脱衣室兼ランドリールームには勝手口も設置し、外干しする動線も確保。「洗う→干す」の洗濯動線を楽にするよう工夫しています。
脱衣室からウォークスルー収納へとつながる動線
脱衣室からウォークスルー収納へとつながる洗濯動線をつくり、「洗う→干す→しまう」までの動線を直線的に完結できるよう間取りを工夫している点も大きな特徴。
ウォークスルー収納にすることで「たたむ」という工程もなくなるため、洗濯の負担がより軽減される間取りになっています。
まとめ
今回は、快適な洗濯動線が魅力的な平屋住宅をご紹介しました!間取りや動線を考えながら家づくりを進めることで、暮らしやすさが続く住宅を実現できます。
せっかく注文住宅をつくるなら、間取りや動線もよりよくしたいもの。家づくりのアイデアを取り入れながら暮らしやすい住宅をつくっていきましょう。