東出昌大さんの作った『鹿スパイスカレー』を食べたら「ガチかよ」が止まらなかった
数日前、なんの気なしに出前館で店を探していると「東出昌大の鹿カレー」という文字が飛び込んできてビビった。東出昌大って……俳優の東出昌大さん? 偽物かな? と思って調べたら、本物だった。
なんでも東出昌大さんは2年前から山暮らしをしており、YouTubeで料理動画を配信しているとのこと。そのYouTubeがフードデリバリー会社社長の目に留まり、鹿スパイスカレーが販売されるに至ったそうだ。
販売店舗はまだ限られるものの、スマホから東出昌大さんの鹿カレーが注文できる。色々な意味ですごい時代になったものだ……という感慨にひたりながらポチってみた。
・なぜ鹿なのか?
そもそも、カレーといえばビーフ・チキン・ポーク・シーフードと色々ある中で、なぜ鹿なのか? と思う人だっているかもしれない。
私もそう思ったが、実は東出昌大さんは猟師でもあるという。最近の東出さんを知らない人からすると「は?」って感じかと思うが、ガチで鹿を獲っているのだ。
つまり、カレーに使われているのは山で狩猟した鹿の肉。いわゆるジビエである。その鹿の出汁をベースに、十種類以上のスパイスを豪快に効かせたカレー……とのこと。
ちなみに、私は出前館で注文したが、価格は1680円(送料別)。辛さは、中辛・辛口・大辛の3つから選択できた。「甘口」が選択肢にないあたりに、ガチ感を感じる。
私は1番マイルドな「中辛」を選択。届いたカレーを実際に食べてみると……
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> スパイス感がすごい! <
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スパイスカレーなのだから当たり前といえば当たり前だが、チェーン店のスパイスカレーがハヤシライスに思えるほど、このカレーはパンチが違う。
薬膳カレーと言われて出されても納得するレベル。ガチなスパイスカレーである。中辛だけど汗が止まらないぞ。
また、食べていて鹿の臭みのようなものは一切感じなかった。普通に美味しく、味もガチだ。
・コメントもガチ
なお、東出さんはカレーの販売に際して以下のようにコメントしている。
「日本全国で捨てられる鹿や猪はまだ多いので、あの子達が一頭でも誰かの美味しい食事になれば命も報われるし、安全な鹿肉や猪肉が流通すれば猟師の生活も今より豊かになる」
カレーがどうこうではなく、ガチ猟師の視点。現場を知っているだけに、説得力がある。
──というわけで、今の時点で「ガチ」という言葉を6回も使ってしまうほどガチ感が漂うカレーだが、1つだけ注意点がある。
冒頭で書いたように、販売店舗が限られているということ。2025年1月17日に配信されたPR TIMESの記事によると、取り扱い店舗はTHE KiTCHENS 広尾店・新宿店・江古田店・竹ノ塚店・川崎店の5店舗で、販売方法はデリバリー・テイクアウトのみ(新宿店はデリバリーのみ)となっている。
店舗は拡大していく方針とのことだが、どの程度のスピードで増えていくかは不明。自宅から注文できるかどうか気になる人は、出前館で検索してヒットするかどうか確かめてみるといいかもしれない。もしヒットしたら……思う存分ガチ感を堪能してくれ。
参考リンク:YouTube @higashide.masahiro、PR TIMES
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
ScreenShot:出前館(iOS)