テクニックいらずで失敗回避。春キャベツとしらすのペペロンチーノ
春キャベツとしらすのペペロンチーノ
調理時間:15分
しらすの塩気と旨味が春キャベツの甘みを引き立て、にんにくの風味がクセになるレシピです。春キャベツにほどよく火が入って、シャキシャキの歯ざわりが残るやわらかい食感が絶妙。とろみのあるオイルソースがスパゲッティにとろっと絡み、本格的なペペロンチーノに仕上がりますよ。
材料(2人分)
スパゲッティ1.6mm:160g
春キャベツ:100~150g
釜揚げしらす:80g
にんにく(すりおろし):小さじ2杯
輪切り唐辛子:適量
塩:ふたつまみ(1~2g)
水:500cc
オリーブオイル:大さじ2杯
コツ・ポイント
ワンパンで作業してとろみの素となる乳化の失敗を回避する
春キャベツのシャキシャキ食感を残したい場合は、スパゲッティ表示のゆで時間3分前に加える
やわらかい春キャベツの食感が好みであれば、スパゲッティと同じタイミングで一緒にゆでる
ゆで汁が少し残る程度で煮詰める作業を止めるしらすは仕上げに加えてさっと和えて風味を残す
しらすは仕上げに加えてさっと和えて風味を残す
しらすによって塩分量が異なるため、最後に味見をして塩で味をととのえる
作り方
春キャベツをざく切りにする
春キャベツをざく切りにします。太い芯は薄めに切ります。
半量のオリーブオイルでにんにくを炒める
フライパンに半量のオリーブオイル(大さじ1杯)を入れ、にんにく(すりおろし)を弱火で香りがでるまで炒めます。
水、塩、スパゲッティを入れる
水と塩を加えて中火で煮立たせます。
スパゲッティをゆでる
スパゲッティを入れて、ときどき混ぜながらパッケージ表示のゆで時間より3分ほど短めにゆでます。火加減は湯が小さく沸く程度を保ちます。火が強いとスパゲッティがやわらかくなるまでに湯がなくなるので注意します。
※春キャベツをくたくたのやわらかい食感にしたい場合は、このタイミングで加えてください。
春キャベツを加える
パッケージ表示のゆで時間より3分早いタイミングで、春キャベツを加えます。ときどき春キャベツとスパゲッティを混ぜながら、水分が少なくなるまでさらに3分ゆでます。
※湯を煮詰めすぎるとパサパサになってしまうので、フライパンの底に湯が薄く残る程度でゆでるのを止めます。スパゲッティがやわらかくなるまで湯がなくなりそうな場合は水を適量(50~100cc)足します。
残りのオリーブオイル、しらす、輪切り唐辛子、塩を入れる
残っている少量の湯にとろみがついてきたら、残りのオリーブオイル(大さじ1杯)、しらす、輪切り唐辛子を加えてさっと和えます。味見をして塩(分量外)で味をととのえ、お好みで粗挽き黒こしょうをかけて完成です。
ワンパンペペロンチーノなら乳化の失敗が少ない!
ペペロンチーノの乳化はオイルにとろみをつけて、味付けをスパゲッティに絡ませる効果があります。上手に乳化させるには、スパゲッティのでんぷんが溶け出したゆで汁とオイルの混ぜ方にテクニックが必要です。
ワンパンで作るペペロンチーノは、最初からゆで汁とオイルを混ぜているため勝手に乳化してくれるのが特徴。洗い物が少なくなるだけでなく、失敗なくおいしいペペロンチーノが作れますよ。
よくある質問
1人分作りたいです
分量をすべて半分にして同様の手順で作れます。スパゲッティがやわらかくなるまでに湯が蒸発しそうな場合は水を適量(50~100cc)足してください。
生しらす、しらす干し、ちりめんじゃこでも作れますか?
「生しらす」で作る場合は、風味や食感を活かすため火を止めてから最後の仕上げで加えましょう。釜揚げしらすをかるく干した「しらす干し」や、よく乾燥させた「ちりめんじゃこ」を使う場合は、塩気が強いため量を減らすか、少しずつ加えて味を調整してください。加えるタイミングは釜揚げしらすと同様で問題ありません。
しらすをたっぷり使いたいです
しらすをぜいたくに使いたいのであれば、ペペロンチーノを皿に盛り付けてからさらにしらすをトッピングするのがおすすめです。
春キャベツをたっぷり使いたいです
春キャベツは加熱するとかさが減って食べやすくなるため、たっぷり使いたい場合はレシピの倍量使ってみてください。スパゲッティ1人分にキャベツ100~150gまでが目安です。味が薄まるため、やや多めの塩で味をととのえましょう。
春キャベツとしらすのペペロンチーノで旬の味を満喫しましょう
しらすの塩気と春キャベツの甘みのバランスが絶妙で、にんにくとオリーブオイルの風味とコクがあとを引き、フォークが止まらない味わいです。スパゲッティにとろみのあるオイルが絡んでなめらかな舌ざわりも楽しめます。
そのままでもおいしいですが、粉チーズをたっぷりかけたり、しょうゆを少量たらしたりしても絶品。ワンパンで作ったとは思えない本格的な仕上がりになるので、旬の食材をシンプルに味わいたいときにお試しください。
ライター:Uli(フードコーディネーター/パンシェルジュ/薬膳アドバイザー/レシピライター)