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海洋プラ問題 「知って、変わるきっかけに」 区在住・金田さん、催し企画

タウンニュース

チラシを手にする金田さん

体験や講演を通じ海洋プラスチックごみ問題を学ぶイベント「ごみゼロフェスティバル」が2月2日(日)、大山街道ふるさと館で開催される。海洋プラ問題の啓発を続ける高津区在住の金田優さんが企画したもので、「私たちの街のごみが海へと繋がっていることを知り、行動が変わるきっかけになれば」と語る。

催しは、区と市民が共創でプロジェクトを企画・実施する「まちの企画室」の今年度採択事業の一つ。映画「マイクロプラスチック・ストーリー」上映やワークショップ、講演会等を予定。また、高津小に集合しごみ拾いでチームの勝敗を競う「スポGOMIin高津」も行われる。

日ごろから海洋プラごみを利用したアクセサリーのワークショップ等を開き啓発活動を行う金田さんが、環境問題に関心を持ったのは6年前。息子と訪れたイベントで海洋ごみのことを知り、ビーチクリーンに参加するようになったという。その後も個人で活動していたが「ごみを拾った翌朝には、また流れ着いて元通り。拾ったのは夢だったのかなと思うくらい」。ごみの多さに無力感が募った。

そこで、海のごみは7〜8割が街から来ていると言われていることから、街中である溝の口駅周辺でごみ拾いをすることに。その時、「自分の地域にこんなにごみがあったのか」と、街のゴミの多さが海のごみの多さに繋がっていたと肌で感じ、同時に、こうも思った。「ここが海に繋がっていると知らずに捨てたり、うっかり落としたりしているのでは。もし知ってたら、しないんじゃないかなと」

街のゴミ、なぜ海に

金田さんによると、街中のごみは車に粉砕されるなどして破片等が雨水と共に道路の側溝等へ流れ、そのまま川へ流出し、海へ流れ出す。風で飛ばされ川に落ちるケースなどもある。

今回、より多くの人に海洋プラ問題を知ってほしいと区の「まちの企画室」プロジェクトとして応募。これまでの活動で出会った人々に協力を求め、当日はウミガメのお腹から実際に出てきた海洋ごみの展示など様々な内容に触れられる場に。金田さんは「2050年には海洋プラごみが海に泳ぐ魚の重量を超えると言われている。催しで一つでも自分たちでチャレンジしてみようと思ってもらえたら」と話す。

時間は午前10時から午後4時30分。映画とスポGOMIのみ今日31日(金)迄に事前申込。申込・詳細は区HP参照。また、当日は同会場で防災啓発イベント「防災遊園地」も開催される。(問)高津区役所地域振興課【電話】044・861・3133

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