仕事ができる女性なら一度は夢みる完ぺきなロマンス!韓国ドラマ「私の完璧な秘書」見どころ3選
『私の完璧な秘書』(SBS/2025)が、韓国で好評を得ている。ヘッドハンター会社の冷徹な女性CEOと、彼女の秘書を務めることになった男性が繰り広げるオフィスラブだ。
簡単に言ってしまえば、『キム秘書はいったい、なぜ?』(tvN/2018)の主人公を逆にしたような設定だが、男女のキャラを入れ替えることで毛色の異なる新たなラブストーリーに。特に男性主人公が理想的だとして、視聴者をトキメキの渦に巻き込んでいる。
それを立証するかのように、5.2%でスタートした視聴率はCEOの秘書になった第3話で、第1話の約2倍となる10.5%に。以降ロマンス色全開で進行され、最新話の第6話まで2桁台を維持している。
主人公同様、仕事ができる女性はもちろん、家事や育児など忙しい日々を送る人なら、一度は夢見るような完璧な男性ヒロインとのロマンスを描いた本作の見どころを紹介する。
(図)Danmee読者12,273人が選んだ「新韓流四天王」4人
脱帽するほどのロマンス演技
まずはなんと言っても、秘書役に扮している主演イ・ジュンヒョクのロマンス演技。元々そこまで知名度のある俳優ではなく、初回放送を迎えるまではノーマークだった人が多かったようだ。
しかし蓋を開けてみると、彼のCEOを見つめる温かな眼差しやスマートな言動の数々に、ときめかずにはいられない人が続出。ドラマ自体はもちろん、自身の人気まで急上昇させているほどだ。
そしてそんなイ・ジュンヒョクの相手役で仕事熱心なCEOを演じているのがハン・ジミン。彼女が役を忠実に表現することでさらなるトキメキが生まれ、ワンランク上の大人のラブストーリーになっている。
安心感ある完璧な男性
また、イ・ジュンヒョク扮するキャラクター自体も非常に魅力的。一昔前までは、ツンデレ男性と女性ヒロインがメロドラマの定番とされてきた風潮があるが、男女の設定を逆にすることで、ここまで理想とする男性像を作り上げることができるのかと感嘆してしまう作品。
ツンデレキャラがもたらすドキドキ感ではなく、包容力や温かみ、信頼など、安心感を得ることのできる役が視聴者にウケている。
仕事はできるが片づけのできないCEOのために、ある時は膨大な資料を整理、またある時は、頭をぶつけないように控えめに手をそっと添えるなど、単なる仕事としてだけではなく、スイートな人間性が垣間見えるシーンも。
枯れた花に気づいて交換する場面や、何気ない普段の行動から便利な位置に物を配置するなどといった思いやりもみせる。キャリアウーマンで、細部まで手の届かない人や、日々の忙しい生活に疲れた人なら、“こんな男性が彼氏や夫であれば‥”と、つい思ってしまう完璧な役だ。
トキメキまでプレゼント
しかも安心感だけでなく、トキメキまでプレゼントしてくれるから言うことなし。特に一部視聴者の間で話題となっているのが、『どこまで覚えていてほしいですか?』というセリフ。酔った勢いである失敗をしたCEOの、「どこまで覚えているの?」との問いに答えた一言だ。
仕事のできる秘書であれば、記憶にないふりをすることができたかもしれないが、あえて含みを持たせたこの切り返し。なんとも言えない真剣な眼差しと相まって、メロの定番をいく見慣れた展開がとびきりの名シーンに仕上がっている。
残念ながら、日本では現在視聴することができないが、配信された暁には、ロマンスもの好きならぜひご覧いただきたい1作。
SNS上には本作の解禁を楽しみにしている人が多く、「早く配信してください」や、「観たい欲求がたまりません」、なかにはVOD各社が作品を買い付けていないことに対し、「同日配信にしなかった日本の動画サイトの罪は大きいぞ」、「配信サイトの判断ミスですよね」などという声が上がっている。
(ライター/西谷瀬里)