横浜市が家事の分担を考えるセミナー 3月8日、参加者募集中
洗濯の科学的・効率的な方法を学びながら、家族のコミュニケーションを円滑にするコツを身につける「家事シェアセミナー」が3月8日（土）、神奈川区地域子育て支援拠点「かなーちえサテライト」＝神奈川区入江＝で行われる。横浜市と生活用品大手「ライオン」の共同開催。
性別役割意識変える
市が2022年度に行った調査では、家事育児に費やす時間は女性が1日平均5時間41分であるのに対し、男性は1時間57分と大きな偏りがみられた。また、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に賛成する人が26％おり、市は「性別役割分担意識は社会で根強く残っている状況」としている。セミナーは家庭内での家事を見直してもらい、役割分担意識を変えていこうと企画した。
父親の子育て支援事業などを行うＮＰＯ法人「ファザーリング・ジャパン」の杉山錠士さんとライオンの「お洗濯マイスター」である大貫和泉さんが講師として登場。頑固な汚れをきれいに落とす技、家族間のコミュニケーション力アップのコツが紹介されるほか、その人に合った「家事シェアタイプ」の診断も行われる。
午前10時から11時30分。対象は市内在住・在勤の夫婦、カップル（子どもと一緒、1人での参加も可能）。参加無料で定員は先着15組。市サイトから申し込む。2月28日まで受付。問い合わせは市政策局男女共同参画推進課【電話】045-671-2017。
