バスケットボール『神戸ストークス』が、新たにできる「最高峰リーグ」に参入決定したみたい。ホームアリーナは来春開業
地元・神戸の男子プロバスケットボールチーム『神戸ストークス』が、2026年に誕生する最高峰リーグ「B.LEAGUE PREMIER」(Bプレミア)に参入することが決まったそうです。
神戸に根差して「おらが街のクラブ」へ
ストークスはもともと「兵庫ストークス」として2011年に発足。バスケットボールスクールの実施や、学校へのバスケットボール寄贈、イベントへの参加など、地域に根差した活動にも取り組んでいます。
これまで何度か本拠地の移転に伴いチーム名を改名。2015年は「西宮ストークス」として、Bリーグ初年度の2016-17シーズンに2部初代チャンピオンに。神戸に移転した2023年から「神戸ストークス」として活動しています。
初年度からの参入を目指す新Bリーグ「Bプレミア」は、5000席以上のアリーナを整備することや、入場者数や売り上げなどの参入条件がありましたが、ストークスは2023-24シーズン通算で9万人以上の来場を達成。最終戦は2日間で約1万2000人が訪れ、B2リーグ最多入場者数などの記録を更新しました。
今回のBプレミア参入決定を受けて、神戸ストークスの代表は「最後尾からのスタート。本当にこれからだなという気持ちが強い」と意気込みを語っています。
神戸ストークス 代表 渋谷 順さん:
今回Bプレミアに初年度から参入ができるということになりました。おそらく世の中でバスケットボールを知っている人たちは誰も神戸が参入できるとは思っていなかったのではないでしょうか。そして状態的にもどうみても最後尾からのスタートだということははっきりしております。たくさんの感謝とともに本当にこれからだなという気持ちが強くございます。チームの選手もクラブのメンバーもこれから頑張らなければという気持ちの方が強いです。
ここに至れたのも行政の皆さま、経済界の皆さま、メディアの皆さま、また何よりファンの皆さまが会場に足を運んでいただけたおかげです。
本日の発表の中に神戸が入れたということは、何よりもこの神戸エリアの魅力が後押しした結果だと思っております。私たちは徹底的に神戸に根付いたクラブになり、地元の皆さまのシビックプライド、「おらが街のクラブ」というような、アイデンティティで育てていただきソーシャルインパクトを作り上げたいと思っております。
野球場やサッカースタジアムとは違ったアリーナスポーツの側面として新しいキャッシュポイント、マネタイズの形を作り上げながら経済的にも神戸に賑わいの形を、社会的な価値をもたらしたい。それが私たちを神戸に迎え入れていただいたことへの恩返しだと思っております。
神戸ストークスのミッションは『バスケットボールを通じて未来を創る、神戸からバスケットボールで日本をそして世界をあっと言わせる』ですので、未来を見据えて本気でやり切ろうと思っております。
今後とも神戸ストークスをどうぞよろしくお願いいたします。
映像・音響設備にこだわった「アリーナ」は来春開業予定
画像:公式サイトより
ストークスのホームとなるのが、2025年春に開業予定の「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」。
兵庫県内で最大規模のコンサートやスポーツイベントなどが催せるようになる施設で、屋内アリーナ最大級のLEDビジョンなど、映像や音響設備にこだわっているのだとか。
開業まで半年ほどですが現在も絶賛工事中で、外観は概ねできてきている印象。神戸ジャーナルではアリーナ周辺の様子をレポートした記事を掲載しています。
神戸市もストークスの新Bリーグ参入決定をお祝いするべく、デジタルサイネージや看板を掲示したほか、神戸ポートタワーなどをストークスカラーの「緑色」にライトアップしたそうですよ。
Bリーグ2024-25シーズンは10月に開幕し、ストークスは4試合を終えて3勝1敗の2位につけています。新Bリーグ参入決定、来春アリーナ開業と勢いに乗るストークスに注目です。