240人が伊藤さん祝う ミステリー新人賞受賞
市内で法律事務所を経営する弁護士の伊藤信吾(筆名・衣刀信吾)さん=人物風土記で紹介=の日本ミステリー文学大賞新人賞受賞を祝う会が4月21日、杜のホールはしもとで開かれた。市民活動の仲間などが中心になって企画したもので、弁護士や地域組織の仲間ら240人が参加。相模原から期待のミステリー作家が誕生したことを喜んだ。
光文社の編集員で伊藤さんの本を担当した永島大さんが壇上に立ち、「3年前、最初の応募作品を読んだときは受賞は厳しいと思った。面白いけど無茶があった」と話すと、会場は笑いに包まれた。伊藤さんは毎年評価を上げ、3回目の応募となった昨年、応募総数205編の中から新人賞に選ばれた。
この日の会を準備した中心メンバーで、20年以上市民活動などを伊藤さんと一緒にしてきた西智巳さんは「嬉しい。東野圭吾さんと一緒に並んでいる姿を見たときは『すごいんだな』と思った」と喜びを語った。
受賞作『午前零時の評議室』は3月に発売された。通常とは異なる裁判員裁判を舞台にした物語で、描かれる事件には被害者の靴下が片方だけ持ち去られたという謎がある。デスゲームの要素もあり、タイムリミットに「ドキドキ」させられる展開になっている。
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