ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』6~ハッピーレール大作戦~が開幕 永山たかし、鯨井康介らコメント&ゲネプロレポートなど公開
2024年7月4日(木)東京・天王洲 銀河劇場にて、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』6~ハッピーレール大作戦~が開幕した。この度、開幕に先駆けて行われたゲネプロリポート、舞台写真、会見でのキャストコメントが届いたので紹介する。
本作は、鉄道路線を擬人化した、鉄道トリビアコメディコミック『青春鉄道』(あおはるてつどう)を原作とするミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』(通称:鉄ミュ)の最新公演。
キャストコメント
■東海新幹線 役:永山たかし
今回は「ハッピーレール大作戦」ということで、来てくださる乗客(観客)の皆様と一緒にハッピーな時間を作っていけたらいいなと思っております。「鉄ミュ」(=ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』)もそろそろ10周年ということで、ファンの皆様も毎公演どんどん楽しんでくださっているというか、毎回愛が大きくなっていくのを感じています。その愛のレールに乗せていただいて、僕らも今まで以上により楽しく公演ができています。観てくださった方が少しでも鉄道を身近に感じてくださって、またこの「鉄ミュ」を好きになってくださったら嬉しいです。鉄道が歴史を積み重ねていくのと同じく、10年目の節目が近づいた僕らも一つ一つの公演を大切に重ねていけたらと思います。引き続き、ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』に皆様の愛を(手元でいつものお金のポーズ)、何卒よろしくお願いいたします!
■東海道本線 役:鯨井康介
まさに「ハッピーレール大作戦」です。ご来場いただいた皆様にハッピーな気持ちを持って帰っていただき、また新しい路線も増えて様々な鉄道が発車して参りますので、ぜひ初めての方は新たな推しを見つけてください。もし迷ったらとりあえず東海道兄弟を推しておくということをモットーに観ていただければ嬉しいなと思います(笑)。
公演や稽古を重ねるたびに兄さん(東海道新幹線)への愛がより深く大きくなっていて、それが東海道新幹線に対する愛なのか、永山たかしさんに対するものなのか、僕の中ではもう分からなくなってきています。今回も大きな魅力を持つ心強いメンバーが新たに加わって、より楽しい「鉄ミュ」になりました。「何を言わされているんだ?(笑)」と思うコール&レスポンスにも、声を出していただくうちに「鉄ミュ」の楽しさを感じていただけると思いまので、ぜひそれを体感しに劇場へお越しください!
■山陽本線 役:吉澤 翼
自分たちも本当に楽しんで稽古してきました。稽古場でハッピーレールをしっかり完成できたと感じています。お客様にはそのレールに乗っていただけたら嬉しいです。僕は、そんなお客様と一緒に公演を楽しむことを一番大事にしたいです。前回出させていただいたときは全員先輩ということでとても緊張していて、テンパリが80%くらいありましたが、今回は新メンバーにも知っている方が多く、より安心して稽古を楽しめましたし、本番も100%で楽しんでいけそうだなと感じています。来てくださった方が「来て良かったな」と思えるような作品になるよう、全力でお芝居を楽しんでいきます!
■武蔵野線 役:佐藤祐吾
僕は今回が初参加なんですが、共演者のみんなによく「お客さんの勢いがとにかく凄いから」と教えられています。どんなふうに凄いのかまだ全くわからないんですが、今日からの公演ではお客様に負けないように、お客様をこちらからも盛り上げる気持ちで頑張っていきます。高崎翔太くん(東武東上線 役)から「あんまり先輩方を頼りにしない方がいいよ」という話を聞いて入ったんですけど(笑)、それが逆に自由にやらせてもらえたということでもあって本当に感謝しております。こんなに全員が和気あいあいと馴染んでいる作品は貴重で、すごく不思議な現場だなと思います。僕は今日が初日ですが、ここから10年続けてやるぞという意気込みで、先輩方に支えていただきながら新人チームもフレッシュさと勢いで公演を盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします。
■東武伊勢崎線 役:二葉 要
僕自身も初参加、また「鉄ミュ」初登場のキャラクターを演じさせていただくので、ファンの方々も楽しみにしてくださってるし、期待してくださっていると思います。その期待に応えられるように精一杯頑張りたいです。本当に、常に明るくてすごく楽しい現場なんですが、それを作ってくださっているのはやっぱり先輩方。先輩方が率先してムードを作ってくださってるのが素敵だなと思います。スタッフさん含め、全体がとても仲良く温かい座組で、僕が今後キャリアを重ねていったときに、この「鉄ミュ」の先輩方のように現場を明るくしていけるようなキャストになっていきたいなと感じ、日々勉強させていただいています。何も考えなくても、安心して楽しく乗車できる作品となっていますので、皆さんぜひ何度も乗車しにいらしてください!
■東武野田線 役:大野紘幸
以前はアンサンブルとして出演していた「鉄ミュ」に、こうしてメインキャストとして帰ってくることができてとても嬉しいです。僕はもうそれだけで本当にハッピーで、このハッピーをお客様にもお届けしながら頑張りたいなと思っています。以前から変わらずとても温かいカンパニーで、みんなが「おかえり」「良かったね」と迎え入れてくださいました。(キャストの)先輩方のお芝居はめちゃくちゃ面白いし、それにプラスして演出の川尻さんがもっともっと面白くしていく独特の雰囲気も大好きです。稽古場から僕自身が楽しませていただいたくらい面白い作品なので、この楽しさを今度は観客の皆様にお届けできるよう頑張ります。「鉄ミュ」を知っている方も知らない方も楽しめる公演ですので、ぜひ観に来てください!
脚本・演出・作詞 川尻恵太 コメント
今回は「ハッピーレール大作戦」ということで、本当にハッピーな演目になりました。ただここが「鉄ミュ」らしさと
いうか、ハッピーの裏にはハッピーじゃない部分もあって、そういうところまでちゃんと描いている作品です。いろいろな側面から、存分に「ハッピーレール」を楽しんでいただければなと思っております。タイトルにあるとおり、メインテーマはハッピーでありお祝いです。鉄道業界には「開業から◯周年」というお祝いがありまして、ここのところ現実でも大きなお祝いが続いていました。この公演でも、その大きなお祝いやそれにまつわる周囲の人々を描いています。鉄道も、このカンパニーも、ハッピーに至る歴史や苦労はさまざまありますが、今回はとくにその部分も程よく乗せることができたんじゃないかと思っています。ベテランキャストと初めてのキャストのバランスもよく、今が見頃、今が旬の公演です! 大きな拍手と大きな声援をいただけると、路線一同喜びますので、ぜひみんなで盛り上がっていきましょう!
ゲネプロリポート
ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』シリーズ(通称:鉄ミュ)最新作となる本作は、2023年12月に上演されたスピンオフ「~地下の中心で愛をさけんだMétro~」から約半年ぶり、2023年6月に上演された本公演第5弾「~鉄路にラブソングを~」から約1年ぶりの本公演第6弾となる。「ハッピーレール大作戦」のタイトルからも伝わるとおり、今作のテーマは「ハッピー」と「お祝い」。多種多様な鉄道路線たちがそれぞれの「お祝い」にまつわるストーリーをオムニバス形式で繰り広げる。
それぞれの路線が、彼ららしいセリフや行動、会話のやりとり、歌やダンスを通じて、たくさんの「おめでとう」を表現していく今作。この「おめでとう」は、鉄道たちが一人ひとり積み重ねてきた歴史の証であり、「ハッピーレール大作戦」の名前の意味も、観劇後には「そういうことか」と気付かされる。コミカルで楽しく、ときに切なさも織り交ぜ、明日への活力をもらえる1作だ。鉄ミュを観たことがある人も、まだ無い人も、鉄ミュでしか味わえないハッピーをぜひ劇場で体感してほしい。
なお、本公演は7月15日(月・祝)まで天王洲 銀河劇場にて上演。その後、7月19日(金)~7月21日(日) 兵庫・AiiA 2.5 Theater Kobeにて行われる。