久野川C&R区間にルアートラウト釣行【岐阜】50cm級大型のアルビノをキャッチ
寒い日が続くようになって冬到来。12月6日は岐阜県飛騨市の益田川漁協管内の久野川C&R区間に半日釣行した。
久野川C&R区間でルアートラウト
益田川漁協管内の久野川C&R区間は、ルアー、フライ、テンカラのみ(エサ釣り禁止)で、シングルフックのバーブレスを使用。魚持ち帰り禁止のルールで、一年中釣りが楽しめる釣り場だ。
釣行1週間前の11月28日にニジマス50cmクラスやアルビノが放流してあり、ニジマス50cmクラスとアルビノを目標に釣行した。私がこの釣り場を訪れるのは初めてで、どんな河川かとワクワクしながら楽しみにした。
大型トラウトの姿を発見
スマホのフィッシュパスでチケットを購入し、現場に向かう。当日は昼の気温が7度ととても寒く、小雨も降っている。昼すぎに到着し、まずは全体を把握するため、道路沿いを歩いて川を見ると30cm以下のレギュラーサイズは所々に見える。
大きなたまりになっているポイントでは、アルビノがハッキリと見える。しかも50cmクラスのデカイ個体も見えた。早速準備を済ませて、アルビノが見えたポイントでスタートした。
ルアーはシンキングミノーにフックはがまかつシングルフック60BLエリアプラッキングコンペティション。アルビノに向けてミノーを投げ、トゥイッチしてくるが反応しない。やっぱり連日狙われているからスレているようだ。
アルビノに気を取られていると、流れの中から大きな影が出てきた。40cmはありそうなサイズがミノーを追ってきたが、ついてきただけでまた流れに戻ってしまった。
レギュラーサイズのニジマスがヒット
しつこく同じポイントにルアーローテーションしながら何度も投げ込むが反応なし。少しポイントを休ませることにし、上流に探り歩くとミノーでレギュラーサイズが釣れた。レギュラーサイズは時折ミノーを追ってくるが、ルアーを触りそうで見切ってしまう。
反応の良い個体を探しながら釣り歩くと、ポツリポツリとレギュラーサイズがヒットする。アルビノもヒットしたが、これはバレてしまった。
50cm級ニジマス登場
すると少し上流の浅いプール状のポイントに、50cmクラスのニジマスが泳いでいる。ミノーを投げ入れて、目の前を通るように引いてくると、ゴン! とヒット。めっちゃ引く! ルアーを外そうと暴れまくる。
絶対にバレないでと祈りながら寄せてタモに収めたのは、目標としていた50cmクラスのニジマス。体高があり、とにかくぶっとい。写真を撮った後、感謝を込めてリリースした。
納竿間際にアルビノを手中
あとはもう1つの目標、アルビノが釣れたら御の字だと頑張る。アルビノはハッキリと泳いでいるのが見えるので探すのは楽だが、みんなが狙うのでとても賢い。アルビノが口を使うまで、しつこく目の前にルアーを通すしかない。
ゆっくり巻いたり速く巻いたり、ボトムにはわせたりトップで誘ったりと、あの手この手で誘うが反応なし。午後4時になり、暗くなってきた。そろそろ終了かと思っていたら、6cmのサスペンドミノーを上流から漂うように流すと、スーッと寄ってきたアルビノが急に反転してヒット。
強烈な引きに耐えタモに収めたのは、尾ビレがネットの枠からはみ出るほどの大きな50cmクラスのアルビノだった。最後の最後に有終の美を飾り、アルビノをリリースして終了とした。
粘って最後にワンチャンスをモノにでき、大満足の釣行となった。
池の管理釣り場と違い、久野川C&R釣り場は流れがあり、渓流相で石が大きく石にはコケが付いて滑りやすいので、フェルト底の長靴やウエーダーは必須だ。
<週刊つりニュース中部版 APC・渡邉敦/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年12月20日号に掲載された記事を再編集したものになります。