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「森田さん落ちる」気象予報士の試験に落ちて全紙掲載

TBSラジオ

個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていきます。メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。

もうすぐ梅雨の時期を迎えますが、27日(月)の放送では、気象予報士の森田正光さんがゲストに登場!今年の梅雨のに関する情報や、気象予報士になったきっかけなどを伺いました!

佐々木:近年急に暑くなったりしてますけど、もうそろそろ関東も梅雨入りですか?

森田:今年、遅れてるんですよね。だからひょっとすると、6月の上旬にずれ込む可能性もありますよね。10日とかもっとあるかもしれませんね。ただはっきりしてるのは、今年は梅雨の期間に大雨が多い。それと、(梅雨が)明けたらものすごく暑くなる。この二つだけは多分当たると思ってますね。

佐藤:森田さん、どうすればいいんですか!これはもう毎年、もう本当に過去最高だみたいなことを言ってるじゃないですか。このまま続いたらちょっと大変ですよね?

森田:ちゃんとエアコン効かせたりとか、それから涼しいところに行ったりとか、本当に我慢できない場合にはお医者さんに行くとかね、そういう選択肢が大事だと思いますね。

佐藤:無理しちゃ駄目ですもんね、それが一番だと思いますね。

全紙に掲載されたという「森田さん落ちる」のニュース

佐々木:森田さんは愛知県のご出身で、高校の先生のすすめで日本気象協会に入り活動41歳で独立。フリーランスのお天気キャスターとなります。さらに同年、民間の気象会社株式会社ウェザーマップを設立、気象予報士の後輩育成に尽力されています。現在はTBSテレビ「Nスタ」を始めとするテレビラジオに出演する他、全国で天気の面白さを伝える講演活動を行っています。また、日本生態系協会の理事でもあり、環境問題や異常気象についての発信も多数行っています。

佐藤:きっかけは先生のすすめがあって、ってことなんですね。

森田:日本気象協会というところからこういう就職したらどうだ、こういうの好きだろうみたいな感じで言われてとりあえず受けてみようかって受けたら受かっちゃったので、そこから始まってるんです。高校卒業してから、ずっとこの仕事しかやったことがない。(笑)

佐々木:私も気性予報士のテキストを買ったことがあって1回なんか受けてみようかなと思った時期があったんですけど本当に難しいんですよ!これは日本語なのかと疑ってしまうくらい難しくて、何を言ってるのかわからないくらいだけど森田さんはすぐに合格したんですか?

森田:資格は1994年に初めての試験があって、95年からの制度なんです。その頃お天気キャスターやってましたから。「森田さん受けるのは当たり前だし買うのは当たり前だよね」って感じですよね。実際にやったら、1回目に落ちたんです。そのときに全紙に書かれたんですよ。「森田さん落ちる」って!

佐藤:え!?でももうお天気会のエースですよね?受かった方っていらっしゃるんですか?

森田:自分の名誉のために言うと、落ちてる人いっぱいいたんですよ!でも「森田さんも落ちるぐらい難しいのか」って話題になって。すでに前に出て仕事をしてる、僕の名前ばかりが知れ渡っちゃった。(笑)

佐藤:なんで落ちたんですか?

森田:これ今だから言えるけど、問題が簡単すぎた。簡単な問題のはずなのに、いろんな考えを張り巡らせすぎちゃって、あえてこんな簡単にしてるんじゃないかって思って、「普通はこう答えるけど、こういうことも考えられるだろう」って違う答えを書いたら、学科の問題の最初、全部間違えちゃった。

佐藤:変な話、その道のプロだからこその落ち方というか。(笑)

森田:なんか言えてスッキリしました!30年経ったから言えるけど、当時なら「それも含めて試験だろ!」なんで言われただろうから。(笑)

佐々木:翌年は受かったんですよね?

森田:はい。でなければ今日の僕はありません!(笑)

「何も知らないな」テレビに出たのをきっかけに天気を猛勉強、今では仕事が“楽しくてしょうがない”

佐々木:今はすごく楽しそうにしてくださって、森田さんのお天気見るのはすごく楽しいですけど、楽しくやろうっていうスイッチが入ったときってあったんですか。

森田:ラジオに27歳ぐらいのときはじめて出たんですね。
初めて出たときにたまたまあんまりその頃中身を考えてなくて「明日の天気なんですか」って言われて「う~ん明日は雨降るんじゃないですかね」なんて言ったら他の人が一生懸命やるのに僕だけ何か変だったらしくて「あれは何者だ?」とか言って局の方から手紙が来たんです。当時はテレビなんか絶対に出られないポジションだけど、局の側からオファーがあったことで出られたんですよ。「面白い」ってことで何度か呼ばれるようになって、TBSのプロデューサーから呼ばれて、飛び級のようにどんどん番組に呼ばれて、今に至ります。

佐藤:緊張とかなかったんですか?

森田:もともと緊張しないタイプなんですけど、とにかく自分は一生懸命にやるけど、手を抜いてやってるように見えたんですよ。(笑)いろんなオファーが来た時に、「天気のこと、諸先輩方に比べてなんも知らないなオレ、これまずい」って思って、天気のことを勉強するようになって、それから面白いなって思ったんですよね。専門的なことを伝える面白さをそれから知ったかな。それが面白くて続けてこれた。

佐藤:でもそれは、何か周りから何か言われてとかじゃなくてご自身でふと気づいて勉強をスタートするってすごい素敵ですね!

佐々木:今も楽しく、お天気を伝えてくださってるんですよね?

森田:楽しくてしょうがないですね。

佐々木:森田さんの人生はいろいろありますね。これからもいっぱいいろんな楽しいことがありそうです。話してるとなんか私もわくわくしてきました。元気をいただけます!

気象予報士になったきっかけや若手時代のお話様々なお話を聞かせていただいた森田さん。日本一天気図を書くのが速い!?とご自身が豪語するエピソードなど、面白い話をたくさんお伺いしました!

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