KAAT神奈川芸術劇場とストラスブール・グランテスト国立演劇センターが共同制作したダンス作品を上演
2025年7月10日(木)~7月13日(日)(7月10日はプレビュー公演)KAAT神奈川芸術劇場<大スタジオ>にて、KAAT×TJP(ストラスブール・グランテスト国立演劇センター)『ダンスマラソンエクスプレス(横浜⇔花巻)』が上演されることが決定した
本作品では、現代から戦後まで、時代のポップシーンにのせてアジア、ヨーロッパの9人のダンサー達が踊りながら遡り、宮沢賢治の物語へと観客を誘う。宮沢賢治の代表作『銀河鉄道の夜』の元になったとも言われる『ひかりの素足』を題材に、それぞれが個性をきらめかせながら特急列車のようにダンスで紡いでいった時代の先に、物語の根底に流れる日本ならではの思想や文化をあぶり出し、宮沢賢治の繊細なオノマトペとともに、花巻の風景を浮かび上がらせる。
振付・演出は、欧州を拠点に活躍する振付家・ダンサーの伊藤郁女。KAAT神奈川芸術劇場で上演したKAATキッズ・プログラム2023『さかさまの世界』は、伊藤自身初となる日本でのクリエイションであり、自由で型にはまらない構成が好評を博した。
本作品は、伊藤郁女が芸術監督を務めるTJP(ストラスブール・グランテスト国立演劇センター)と KAAT神奈川芸術劇場、日仏の公共劇場の共同制作による新作の上演となる。KAAT神奈川芸術劇場芸術監督・長塚圭史もドラマトゥルグとして参加し、伊藤郁女とともに両劇場の芸術監督が協働して作品創りに挑む。