【故人への思いを手紙に】アークベルの「ソラ色ポスト」が提案する新しい供養のカタチ
イオン新潟青山店1階にある「セレモニー相談サロン」に設置されたソラ色ポスト
新潟県内に多数の式場を持つアークベルグループが、新潟市内の葬儀場5カ所に、空色に塗られた小さなポストを設置している。その名も「ソラ色ポスト」。葬儀が終わった後も消えない、故人への想いを手紙にして投函できる、新しい供養の形を提案する。
アークベルでは、ソラ色ポストの取り組みを、2024年9月からスタートした。ソラ色ポストは、故人への思いを手紙に綴ってポストに投函し、供養してもらうことを目的としたもの。アークベルでは、新潟市内の葬祭場5カ所に設置し、ポストに投函された故人への手紙を、毎月1回、新潟市江南区の寶泉寺(ほうせんじ)に届けて、お経をあげてもらっている。
故人への手紙の形式に制限は一切なく、長編の手紙から短い言葉、子どもの絵や写真など幅広く受け付ける。投函された手紙は開封せず、供養の様子はアークベルの公式ホームページで、供養の様子が写真付きで報告される。利用者は自分の手紙が確実に供養されたことを確認できる仕組みだ。利用は無料で、何度でも投函が可能。切手や住所も不要。なお、手紙はペット宛の手紙も対象だ。
ソラ色ポストに投函された手紙
新潟市江南区の寶泉寺でお経を上げてもらい供養する
ソラ色ポスト設置の背景について、アークベルのスタッフ・猪股さんは「葬儀の際は、ご遺族の皆さんで決めなければいけないことが多く、慌ただしいため、葬儀の時に十分に思いが伝えられなかったと後悔を抱えるご遺族の方がいらっしゃいます。その中で、ソラ色ポストは、大切な人を失った際に感じる深い悲しみに寄り添うものと考えています。ソラ色ポストを活用することで、葬儀だけでは癒えない悲しみやつらい思いを少しでも和らげたいと設置に至りました」と話す。
実際にソラ色ポストの利用者からは「言葉にしたためることで自分の気持ちが整理できた」「お焚き上げの様子をネットで見て、思いが届いたような気がした」といった前向きな声も聞かれたという。
猪股さんは「仏壇に手を合わせたり、お墓で語りかけたり、故人を偲ぶ方法は人それぞれですが、ソラ色ポストは、その選択肢の一つとして考えていただけたら嬉しいですね」と語る。
ソラ色ポスト設置箇所の1つであるイオン新潟青山店1階にある「セレモニー相談サロン」では、レターセットやペンなどを用意し、買い物客が通りかかった際に気軽に利用できるようになっている。もちろん、自宅で書いた手紙を持参して投函することも可能だ。
■ソラ色ポストの設置場所
セレモニー相談サロン青山(新潟市西区青山2-5-1 イオン新潟青山店1F)
青山セレモニーホール(新潟市西区青山4-9-17)
セレモニーホールさくらぎ(新潟市中央区女池6-2-21)
セレモニーホール竹尾(新潟市東区竹尾636)
新津セレモニーホール(新潟市秋葉区新津4550-1)
【会社情報】
株式会社アークベル 新潟セレモニー
新潟県新潟市西区亀貝3379
TEL:025-264-4000
https://www.arkbell-ceremony.com/
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