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ヒロインは「悪女」or「いい子」?森田想が語る!HBC制作ドラマ『三笠のキングと、あと数人』への思い 【#ミカキン 連載vol.2】

Sitakke

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人口約7000人が暮らす、北海道・三笠市。
炭鉱の記憶を静かに抱くこの小さな町を舞台に、「ひと夏の物語」が幕を開けます。

13年ぶりに北海道放送(株)が制作する、連続ドラマ『三笠のキングと、あと数人』(通称・ミカキン)。
4月25日(金)ごご6時半から、全6回に渡って放送をスタートします。

高杉真宙さんと柄本時生さんがW主演を務めるこの作品は、どこか懐かしくて、新しい「青春群像劇」。

本記事では、ヒロイン・高梨由紀子役を務めた、森田想(もりた・こころ)さんにインタビュー。
役柄への思いや、撮影地・三笠市での思い出についても、じっくりお話を頂きました。

ヒロイン・高梨由紀子役を演じた感想について

森田想さん演じるヒロイン「由紀子」

今回の役どころ
●高梨由紀子(演:森田想)
三笠高校出身。先輩(演:柄本時生)とは同級生。高校卒業後は地元に残り、現在は高校生レストランの製菓教師。明るく優しいが、先輩の「王になる計画」に巻き込まれていく。

――ヒロイン「由紀子」役を演じてみていかがでしたか?

由紀子は天真爛漫なところがあって、キャラ作りがとても楽しかったです。高杉真宙さんや柄本時生さんとの掛け合いを楽しみながら演じられる役だったので、本当に楽しかったですね。
誰かに恋する、恋されるヒロインみたいな役はこれまで全然やったことがなかったので、こういった役をやれたことがとても嬉しかったです。

――高杉真宙さんと柄本時生さんとの共演はいかがでしたか?

柄本時生さん演じる「先輩」とのワンシーン

時生さんとは、今回が初めましてでした。高杉さんとは以前、彼が主演する映画に1日だけ参加したことがあったんですが、あまりお話しする機会がなかったので、しっかりとご一緒させていただくのは今回が実質初めましてのような形でした。

今回の役どころは、時生さん演じる”先輩”と、高杉さん演じる”健太”の二人の掛け合いに入っていくことが多かったのですが、役として面白く掛け合いをしている二人の雰囲気に自分も馴染むように意識しました。
演じながらも、二人の雰囲気に合わせるのが面白かったし、すごくやりやすかったです。

――由紀子を演じる上で一番大事にした部分は何でしたか?

ドラマ内のワンシーン

由紀子は、あざとさや嫌味のない、地元で生まれ育った子特有の魅力を持っているキャラクターなんです。人が良いから自然と好かれる、そんな雰囲気を大事にしました。媚びすぎないように演じるというバランスをすごく意識しました。

ドラマ内のワンシーン

――由紀子は「いい子」なんですか?それとも「悪女」なんでしょうか?

悪女だと思って演じてはいません。ずっと地元で暮らしていた由紀子にとって、東京から帰ってきた健太くん(演:高杉真宙さん)や、外資系コンサルの社長・重盛さん(演:奥野瑛太さん)との出会いは、一大イベントなんだと思います。彼らが地元に来たことで、どうしても気になってしまう。

きっと、”転校生”に興味が惹かれる心境にも近いと思います。新しい存在への「ふらつき」というか…由紀子にとっては、自然な感情だったんじゃないかな。

ドラマ内のワンシーン

撮影の舞台・北海道三笠市の印象について

――撮影の舞台である三笠市のまちの印象や、人の印象はいかがでしたか?

「三笠高校生レストラン」の裏にある公園がとても素敵でした。
川沿いの風景が美しくて、撮影の合間に歩くのが心地よかったです。近所にあったらいいなと思うような場所でした。

地元の方が作ってくださったロケ弁も本当に美味しかったです。特にザンギ(※)がお気に入りでした!(※北海道では鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼びます)

――撮影で特に印象に残ったシーンは?

「三笠高校生レストラン」の夜のキッチンでパフェを作るシーンです。長回しで撮影したのですが、私は途中で切らずに続けて演じる方が好きなので、とても楽しかったですね。

視聴者へのメッセージ①森田さん自身、うまくいかない時は、どうしていますか?

ドラマ内のワンシーン

――今回のドラマは、若者がもがきながら自分の人生に向き合っていく物語です。森田さんご自身は、うまくいかない時や何か壁にぶつかった時にどうしていますか?

とりあえずしっかり落ち込みます(笑)。無理にごまかさず、1週間くらいちゃんと落ち込んだ後で、友達に会ったり、親のご飯を食べたりして回復します。周りの人に頼って、回復することも大事かなと思います。あとは、散歩や旅行に出かけるのも好きで、気分転換をしますね。

視聴者へのメッセージ②ドラマの見どころは?

ドラマ内のワンシーン

――視聴者のみなさんに向けて、ドラマの見どころとメッセージをお願いします。

地元を愛する人、帰ってきた人、三笠にいる愉快なキャラクターたちはどれも魅力的で、脚本がとても面白く感じました。

北海道という大きな土地の中で三笠をもっと盛り上げようと、名物の夏祭りを主題にし、街の皆さんにも沢山ご協力頂きました。魅力が伝わるドラマになっていると思います!お楽しみに!

森田想(もりた・こころ)
東京都出身。 幼少の頃より子役として活動をスタート。
第30回東京国際映画祭スプラッシュ部門選出作品で、2018年3月公開の映画『アイスと雨音』で初主演を務め、若手演技派俳優として注目を浴びる。 映画『わたしの見ている世界が全て』でマドリード国際映画祭2022外国映画部門・主演女優賞受賞。 映画『辰巳』で第16回TAMA映画賞・最優秀新進女優賞受賞。

HBC制作 Nisshoドラマスペシャル『三笠のキングと、あと数人』(全6話)

放送概要
■番組名:Nisshoドラマスペシャル『三笠のキングと、あと数人』
■放送局 : 北海道放送株式会社(地上波北海道ローカル)
■放送日時: 2025年4月25日(金)午後6:30スタート 毎週(金)全6話
■再放送日時:2025年4月29日(火)午後11:59スタート 毎週(火)全6話
■主 題 歌 : GLAY/「Beautiful like you」
■番 組 HP : https://www.hbc.co.jp/tv/mikakin/

STORY
アイドルを夢見て上京した青年・健太と、地元で何者かになろうとあがき続ける先輩。心にぽっかり空いた穴を埋められずにいる二人が再会し、町の未来を変えようと動き出す。

現代社会での生きづらさを抱えた若者たちが巻き起こす騒動と、波乱に満ちたひと夏の日々をコメディタッチで描いた、魂をゆさぶる青春群像劇。

夢を追って転んでも、笑ってまた立ち上がればいい!小さな町で全力疾走する若者たちの魂の物語が、今ここから始まる ── 。

監督:榊原有佑、門馬直人、針生悠伺
脚本:我人祥太、林青維 原案:田邊馨
出演:高杉真宙、柄本時生 / 森田想、奥野瑛太、黒田大輔、阿部進之介、久保田磨希、柾木玲弥、皇希、しゅはまはるみ、東てる美 / 竹中直人、西岡德馬

***
取材: 山田文裕
文・編集:Sitakke編集部 ナベ子

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