悪臭と混ざって臭いが増えることも…。意外と知らない「芳香剤」の効果的な使い方
芳香剤と消臭剤、どちらを買おうか迷ったことはありませんか? 自宅で快適に過ごすためにも、臭い対策はちゃんとしたいところ。じつは、自分のニーズに合ったものを選ぶためにも、芳香剤について正しく理解しておくほうがよいのだそう。今回は、ライオンケミカル株式会社の方に「芳香剤の効果的な使い方」を教えていただきました。
教えてくれたのは……ライオンケミカル株式会社
創業140年以上の技術、豊富なノウハウを活かし、殺虫剤、入浴剤、洗浄剤、消臭剤など、幅広い日用品を開発・製造・販売するライオンケミカル株式会社。「よりよいモノを、よりリーズナブルに」を合言葉に、NB・PB・OEM事業を拡大中で、和歌山県から全国、世界へと販売網を展開している老舗企業です。
「芳香剤」とは?
芳香剤は香料や精油などの香りを利用して、悪臭の強さや不快感を感覚的に軽減する製品です。設置された空間に香りを放つことが主な役割になります。香りを散布することで気分をリフレッシュしたり、空間の雰囲気を変えたりすることが可能です。
しかし、芳香剤には悪臭成分を除去する効果はありません。キッチンやトイレなどで発生する悪臭対策として芳香剤を置いても、強い香りで目立たたなくしているだけに過ぎません。そのため、悪臭と芳香剤の強い香りが混ざり、臭いが増える可能性もあります。芳香剤の設置場所や用途には注意が必要です。
芳香剤の効果的な使い方
芳香剤は香りを振りまく製品のため、人の鼻よりも高い位置、窓際や玄関先など風通しがいい場所に設置するのがポイントです。見た目が気になると、低い位置に設置している人も多いのでは? 低い位置や見えない場所に設置すると、香りが下に落ち、広がりにくくなるため設置する位置には注意が必要です。
風通しの悪い場所や換気扇の近く(空気の出口となる場所)は芳香剤の香りが広がりにくくなるため、効果が半減する可能性があります。芳香剤を効果的に使うには、室内の空気の流れを意識して、部屋に入ってくる空気に香りを乗せられるような場所に設置しましょう。
芳香剤は適切な場所に設置を
香りでリフレッシュできる芳香剤。悪臭対策に使いたくなるときもありますが、それでは臭いが増える恐れも。心地よい空間を保つためにも、室内の空気の流れを意識して、適切な場所に設置しましょう。
ayako/ライター