この違和感、おわかりいただけただろうか? “ほん呪”風本編ビデオ3本を一挙解禁『見える子ちゃん』
カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数9,000万回、国内発行部数330万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」を中村義洋監督が実写映画化。“見えないフリ”をする高校生の全力無反応系エンターテインメント『見える子ちゃん』 が、6月6日(金)より公開される。このたび、「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの中村監督がナレーションを担当、“ほん呪”おなじみの「おわかりいただけただろうか?」が聞ける“ほん呪風”本編ビデオ3本が解禁となった。
ひたすら霊を無視する青春ホラーエンターテインメント
主人公・四谷みこ役には、ドラマ・シリーズ&映画『【推しの子】』(24)にも出演し現在最も注目を浴びている若手女優・原菜乃華、みこの親友・百合川ハナ役にはモデルや女優として多彩な才能を発揮し続ける久間田琳加、二暮堂ユリア役にはSNS総フォロワー数700万人を超え女優業でも急成長を遂げているなえなの、映画オリジナルキャラクター・権藤昭生役には話題作に立て続けに出演し勢いの止まらない俳優・山下幸輝、京本大我(SixTONES)が謎めいた教師・遠野善を演じ個性豊かなキャスト陣が本作を彩る。
加えて、年頃の娘・みこ(原菜乃華)に存在を無視されながらも温かく見守る父親・四谷真守役に滝藤賢一、毎日仕事に追われて余裕のない母親・四谷透子役に高岡早紀、産休を目前に控えるみことハナのクラス担任・荒井先生役の堀田茜と、実力派俳優が集結した。さらに主題歌には、次世代K-POPを代表する超大型新人ガールズグループ・BABYMONSTERの新曲「Ghost」が決定。
本作のメガホンをとった中村監督は、視聴者からの投稿映像を紹介する心霊ドキュメンタリーの金字塔「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ(1999~)の初期の構成・演出を手掛け、1999年から現在までシリーズを通して四半世紀ものあいだナレーションを担当。同シリーズといえば、衝撃映像の後に流れる「おわかりいただけただろうか?」という特徴的なナレーションがおなじみだが、映像でも、抑揚を抑えた聴きなじみのある中村監督の声によって、耳に残る不穏なBGMがつけられた本作の本編シーンにナレーションが入れられていく—。
【ビデオ「登校」】では、本作の主人公みこ(原菜乃華)が登校時に親友のハナ(久間田琳加)を発見し笑顔で駆け寄っていく、本来ならば爽やかなはずの場面に「これは、霊が見えてしまう女子高生の日常を描いた一本の映画のワンシーンである。一見、何の変哲もない学園生活のように見えるが…映像をよくご覧いただきたい」とナレーションが入り視聴者へ注意を促す。すると、見覚えのある赤く染まる“Replay”の文字がおどろおどろしく浮かび上がり、そこへ「この違和感、おわかりいただけただろうか?」というおなじみのフレーズが—。清々しい朝の光が満ちた校門で振り返る笑顔のハナを映す映像の違和感に、果たして視聴者は気づくことができるのか…。
【ビデオ「体育館」】では、本編シーンが「何気ない風景に潜む、説明のつかない違和感—」とナレーションとともに始まり、みこがハナと担任の荒井先生(堀田茜)と楽し気に話すシーンにそぐわない暗く重いBGMがたちこめて、遠くに見えていたパイプ椅子に座る生徒ではないぼんやりとした人影が、ハナが視線を向けるごとにどんどん接近してくる様子がとらえられる。
さらなる衝撃映像が収められた【ビデオ「食卓」】では、みこの自宅で家族が食卓を囲む、一見、一家団らんの風景のように思えるシーンでも、生気を感じられない存在が絶対に遭遇したくないシチュエーションで映像に映り込む。最後は「ほんとに怖いのはその違和感に気づかないことかもしれない。ほんとの違和感は劇場で—」という監督のナレーションで締めくくられており、「ほんとにあった!呪いのビデオ」のよう、とでもいうのだろうか…。心をざわつかせる不穏な空気に包まれ、平穏だったはずの日常は無視できない違和感で満たされていく—。
なお、26年目に突入した心霊ドキュメンタリーの金字塔、ファン待望のシリーズ第111弾「ほんとにあった!呪いのビデオ111」は、2025年7月4日リリース。『見える子ちゃん』の虜になったあとは、「ほん呪」が恐怖体験を求めるその心を満たしてくれることだろう。
霊が見えるようになっても無視を決め込んでいたみこが、中村監督のナレーションによる「ほん呪」風本編ビデオの到着でこれ以上無視ができない状況になることが確約されてしまったが、果たしてみこがどのように霊たちに対峙していくのか…。
『見える子ちゃん』は6月6日(金)より全国公開