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沖縄移住して那覇に住んでみた。4年間のリアルな感想を忖度なしでぶっちゃけます。

OKITIVE

沖縄で有名なAランチという定食
沖縄県北部の海でシーカヤック

神奈川県から沖縄(那覇市)に移住して早くも4年弱が経過しました。一言で「沖縄移住」といっても。もちろん良いこと悪いこと、便利、不便などなど、この4年で色々な経験をさせて頂いております。 とはいえ、私の移住先は沖縄県那覇市です。では那覇市ってどうなの?沖縄移住ってどうなの?世間一般的に「沖縄移住」というと、だいたい羨ましがられることが多いのですが、、沖縄に住みたいと思っている方、沖縄移住を検討している方に忖度なしでぶっちゃけようと思います。という訳で、こんにちはOKITIVEの編集者Aです(仮名) 最初に本記事はあくまで個人的な視点での執筆ですので、全てを断定するものではありません。ですが、情報齟齬は可能な限り少なく描かせて頂きますので、気になる方は「沖縄移住」の参考にしていただけますと幸いです。

なぜ沖縄移住したのか?そして那覇を選んだ理由

首里からみたら那覇市街

なぜ私が沖縄県の那覇市に移住したかというと、それは沖縄に仕事があったからです。(笑) 4年前のある日、東京の某会社から、沖縄で案件があって2〜3年行くことって可能ですか?と相談がありました。いま流行りのフリーランス的な働き方をしている私は「楽しそうだから行きます!」と即答。そこから沖縄移住生活がスタートしたのです。 とはいえ、その案件は那覇市の会社への常駐案件でしたので、出社は必須。よくイメージする沖縄移住のフリーランスで好きな場所で仕事するようなノマドワーカー的な形ではなく、完全週5日常駐の沼度の高いお話しでした。 ですが、そもそも沖縄に関しては好きでも嫌いでもなく、旅行で45回は訪れていた程度。「行きます!」と即答したものの…若干の悩みはあったので最終的には2人の占い師に相談して「行った方がよいよ」と背中を押され沖縄移住しました。 なので、お仕事に関しては最初から決まっていました。そして、移住当時は単身で引越しでしたので、単身移住の方には参考になるかもしれせん。

実際に住んでみてどうなの?便利・不便どっち?

那覇市街の夕暮れ

沖縄移住というと、海の見える場所や離島、さとうきび畑、広大な白い砂浜、赤瓦の古民家などなど、THE OKINAWAをイメージする方が一般的には多いかと思いますが… 那覇市でもとくに私が選んだ住居の周りはビルが多くコンクリートジャングルです。 神奈川でも西の方〜〜の田舎住まいだった私からすると。沖縄県那覇市への移住は大都会への引越しでした。 むしろ、神奈川ではオーシャンビューでしたが、私が住んでいる那覇の住居からはビルばっかりが見えます。そして、それなりの高層階(とはいえ1桁階)ですがベランダからジャンプしても海は見えません。。。

初日の出もコンクリートジャングルからのお目見えです。これはこれで好きな光景です(笑) そして、那覇は住んでみるとで〜じ(超絶)便利です。 私の居住エリアからだと…沖縄の観光地といえばの「国際通り」は目の前。

国際通り

徒歩5分圏内に大手コンビニエンスストアーが3銘柄。黄緑も青もオレンジも全てあります。 徒歩10分圏内には県内唯一のデパートがあり、デパ地下&スーパーまであります。そして徒歩15分圏内には青いペンギンの賑やかお店や、地元のスーパーも多数。全国的に有名なドーナッツ屋さんや白髪のオジサンのフライドチキン店、沖縄で人気のハンバーガーチェーンもあれば、こだわりが詰まった日本発祥ハンバーガーチェーン店もあるではないですか!? なにここ最高じゃん!ってなりました。 公共交通機関”ゆいレール(モノレール)”の駅やバスターミナルも家から近く、移動に関しても不便のない立地です。 モノレールは那覇空港〜浦添市(てだこ浦西駅)まで繋がっていて、空港から那覇市の移動にはとても便利です。そして、最寄りの駅から空港までは約15分!うまくいけば家を出て、1時間後には空の上です。

ゆいレール

なので、私生活ではまったくの不便は無い!!と個人的には断言したいのですが… 沖縄移住にしては自然が少ない!(涙)という現実に直面する那覇市の住居でした。 ※那覇市でも自然を感じられて海が見え、歴史風情のある地区も多々あります。 そして、那覇市にはビーチもあり若干の白い砂浜を眺めることも可能です!

波の上ビーチ

こちらは4月上旬〜10月末まで海水浴が楽しめる「波の上ビーチ」です。

沖縄での食。大丈夫?とよく聞かれる

沖縄そば

沖縄に住んで、色々な方に多々聞かれることがあるのが「沖縄の食は大丈夫?」という言葉、というか、きっとお気遣いでしょう。 これに関してはまったく問題ありません。そもそもですが、ゴーヤーが好きです。むしろ大好きです。生でも食べます。

ゴーヤーちゃんぷる

もちろん、沖縄の食といっても、ゴーヤーだけではなく、ぱっと思いつくだけでもヘチマ、ハンダマ(水前寺菜)、モーウィー(しらうり)、野菜パパイヤ、島ニンジンなどの沖縄野菜や、肉では豚肉、山羊、和牛など、魚はぐるくん、イラブチャー(ブダイ)、ミーバイ(ヤイトハタ)などカラフルな魚など様々な食べ方はありますが、食に関してはなんの弊害にもなりません。 多少癖のある地元料理や郷土料理はありますが、そーゆーのは地元のかたもあまり食べていないような… 那覇市は飲食店が多数あり、沖縄以外の食材・料理なんでもあります。大手チェーンから創作料理店、高級料理店などなど、このようなお洒落な高級ワンスプーンを提供してくれるお店も数多くあります。

焼肉店のワンスプーン

ですが、一点だけ、移住して気づいたことがあります。 もちろん全てにおいて言えることではなく、個人的な意見ですが、ごはん(白米)が好みの感じではないお店も多いです。理由は諸説あるかと思いますが、水(沖縄は硬水質)なのか陸路で繋がっていない(運送中の問題)からか、気候(湿気が多い)なのか。。。 これは何度か訪れていた沖縄旅行という短い期間では感じず、沖縄に住んで実感しました。 ごはん(白米)好きな方は、いざ住むとなると大きな問題かもしれません。実際に私のパートナーがそうでした… もちろん、お米、炊き方にこだわった美味しいお店も沢山あるので、そのような飲食店探しも楽しみのひとつです。

沖縄の物価って実際どうなんでしょう?正解なき葛藤

スーパーのもやし

正直いうと。。。高い傾向にあると思います。 もちろん全てではなく、沖縄県内でも住んでいる地域にもよるとは思いますが、私が移住地として選んだ那覇市(都市部)は物価もさることながら家賃なども高い傾向にあります。 まずは、スーパーに売っている”もやし”ですが、近所のスーパーだと安いもので約50円〜100円。神奈川に住んでいた時は約30円〜50円ぐらいの記憶でした。 こちらに関してはきっと生産者さんの数やコストなどいろいろと違いがあるのでしょう。 とはいえ、野菜、肉、加工品も若干高い気がします。もちろん、ファーマーズマーケットのような直売所では安価で購入できることもあるそうですが、私の居住場所からは近くはなく、野菜ならスーパーではなく八百屋、肉ならどこどこ、加工品ならどこどことある程度目星をつけて買い物を回ったりもします。 なのに、なぜか…弁当屋さんや食堂、居酒屋は安価なお店も多いです。

この画像は2022年の画像です。現在とは価格が異なる可能性がございます。

こちらのお弁当は那覇空港でも購入できるちょっと有名なお弁当です。名前のごとく総重量約1キロの内容量というデカ盛り弁当。はっきり言って2食分ぐらいありますが…550円 沖縄にはお弁当屋さんが多く、300円でしっかり満たされる弁当を購入できる場所も多々あります。(だいたいこげ茶色のお弁当が。。。多いかもしれない。。) そして、有名なセンベロ。とくに那覇や都市部でみかけるのがセンベロです。1000円でベロベロになるというキャッチフレーズの居酒屋でのセット。内容はまちまちですが、基本的にお得です。私の知っている激安店は1000円でワインフルボトル1本&20cmぐらいのホールピザや、とんかつ+メンチ+フライのSET&ドリンク3杯など、ほかにも数え切れないくらいセンベロをやっているお店があります。 沖縄ローカル的な地元の食堂もそうです。

沖縄で有名なAランチという定食

もりもりのワンプレートに沖縄そばまでついて950円。。。胃袋が崩壊します。。。 平日のお昼に食べたら午後は機能停止します。 なのに、スーパーなどの物価は決して安くはない… 推測ですが安価な飲食店が多いのは、きっと沖縄のおもてなし文化や人のやさしさなど、色々な時を経て今にいたっているんであろうと思っています。 では家賃などの相場はどうなのか?というと、那覇市でも私の住んでいる周りはとっても高いです。 2024年9月に発表された土地取引の指標となる「地価調査」の結果では、沖縄県内は全用途平均で5.9%と11年連続で上昇し、沖縄県内でも最も価格が高かったのは、住宅地では那覇市天久2丁目と那覇市泉崎2丁目で、1平方メートルあたり34万円となったのです… はい。なにも知らずに最も価格が高くなった地区のベリーニアーに居住しておりますので・・・お家賃もお高いですよね。。。 ワンルームの築浅マンションで約7万円〜9万円、1LDK以上だと簡単に2桁を超えてきます。 そして、駐車場が2万円前後.となります。 高いですね・・・ ですが安心してください!入れます!!場所、条件、などいろいろ変えていけば、那覇市内でも1ルーム5万円前後〜、1LDK以上でも1桁万円代という物件も多々あるので、沖縄移住を検討する際はしっかりと探してみてください。 時間もあって、慎重に選びたい方は、すぐに引越しという選択ではなく、マンスリー・ウィクリーマンションなどでお試しをしながら家探しも良いかもです。

水道光熱費や生活費のリアルをお教えします

沖縄県那覇市の自宅

沖縄移住を検討して大きく気になるポイントかと思います。水道光熱費や生活費について… まずは電気代ですが、私の家の場合、4月か5月ごろからエアコンを使い始め・・・そこから12月ぐらいまでは弱めで除湿をかけ続けています。 ほかの沖縄移住情報でもよく見かけるとは思いますが、油断するとすぐに家中がカビてしまいます。とくに我が家の場合は玄関に湿気がこもりやすく、換気扇を弱でまわしながらずっと除湿して、冷蔵庫はコンパクトサイズ、週の23回は自炊、洗濯はほぼ毎日。お風呂のお湯溜めは週に34回というところです。 そのような生活での気に水道光熱費は、、、 電気代は8月、9月で各月とも14000円前後でした。水道代は3000円前後、ガス代は4000円前後というような感じです。 ちなみに冬場(沖縄の冬はだいたい12月〜3月)だと、我が家の場合は暖房をほとんど使わないので、3000円〜5000円ぐらいと極端に安くなります。 その他の生活費はというと、インターネット(家賃に含まれているので無料)、ペイパービューやオンデマンドのサブスク(これは沖縄はほぼ関係なし)駐車場なし、たまに乗るバイクのガソリン代(5000円程度)になるかと思います。 基本的に徒歩でもほぼ問題なく生活ができてしまう地区なので、移動にかかる出費は発生していません。 ですが、ゆいレールに乗っても行けない場所はバス、タクシー、レンタカーなどの交通費が発生します。 あとは、神奈川に住んでいた時もそうですが、とくに沖縄の場合は水道水を飲まない方が多いです。理由は様々かと思いますが、基本的に水の硬度がたかく、そのまま飲むには抵抗がある場合が多いと思います。もちろん地域の浄水施設の関係で沖縄本島の北から南で硬度は変わるのですが、ウォーターサーバーを利用している方も多いかとおもいます。 対策として、家全体を軟水に変える浄水器を設置したり、浄水器を蛇口につけたり、水を買ってきたりなどなど、我が家の場合はポット形の浄水器で濾過した水をさらに備長炭を浸して冷蔵保存するというやり方で水道水を飲んでいます。 とくにph測定などはしていないので、あくまでの個人的な感覚ですが美味しく飲めています。

病院・美容院・整体など体にまつわる施設

那覇市街

本当に沖縄移住をするとなったら、色々な心配があるかと思います。 とくに体の不調があった時の病院や、髪はどんな状況でも伸びるので、美容院や床屋、女性だとネイルサロンや、美容エステなども気になりますよね。あとは病院までは行かなくても整体や鍼灸院。あとはオーラルケアも必要なので歯医者も重要ですね。 きっと沖縄移住を検討している方は、上記のような心配を先回りして出来ている方もいれば、、、期待とワクワクで興奮して、この辺りを全く考えていない方もいると思います。 ですが、ご安心ください。那覇市であれば全て身近にあります。比較的大きな病院も遠くない距離にあり、その他の生活に必要な施設はきっと半径数キロ以内で解決するほどの都会です。 なので、ご自身のケアや体調に不安がある方にはオススメな便利地域です。

年間通しての実際の気候ってどうなのか?

沖縄移住して、実際に沖縄に住むとなると1年間の気候も気になるところですよね。 とくに5月〜10月は本土でも真夏日があるような気候なので、沖縄でも一般的に「夏!!」みたいな感覚で問題ないかと思います。 10月下旬ぐらいから沖縄本島は秋めいてきますので、ちょっと注意が必要です。

読谷村の「読谷まつり」での一コマ

10月末の様子です。こちらは読谷村の読谷祭りというイベントですが、服装だけみるとほぼ夏と変わらずです。

12月に沖縄市で開催された野外フェス『SKY Fes 2020→2021』

2022年の沖縄市で開催された『SKY Fes 2020→2021』の様子になります。 12月の中旬でこのような感じの服装です。秋の装いになってくるのが11月〜12月ぐらいです。

元旦の那覇市「波上宮」の屋台風景

1月1日の那覇市波上宮の一場面です。年が明けると昼間でも長袖姿の人がが増えます。 とくに風がふくと体感温度がぐっと下がるので、ナイロンジャケットやコートなどの風を通さない上着を着る方も増えてきます。 そして、冬の風が吹きやすい2月3月はわりと寒く感じることも多く、ここで大手アパレルチェーンのウルトラ的に軽いダウン系の商品を着用している方をよく見かけます。 なので、沖縄の冬は充分に寒い!!ですが、本土のような凍りつく寒さは残念ながら体験できないので、暴風対策をメインとしたジャケットでだいたいのりきれます。 このような気候が沖縄移住の大きな魅力ですよね。たまに2月〜3月でも半袖半ズボン島ぞうり(ビーサン)というスタイルの方もいますが…あまりオススメはできません。

台風や津波・地震など自然災害の不安

台風であれる海

沖縄移住にかかわらず、住む場所を変えるというとその土地の災害の発生なども心配ですよね。とくに沖縄は台風の影響が多いのでは?と思う方も多くいるかと思います。 那覇市に住んで4年弱、台風をしっかりと経験したのは2回です。 その2回以外は台風は近くを通過するものの、那覇市は運良く影響が少なく平穏な暮らしをしております。 とはいえ、その2回経験したうちの1回は沖縄の台風というものをしっかりと経験させて頂きました。 では、なにが起きたかというとまず、あまりの暴風雨によりマンションの高層階(私は1桁階)でも浸水の危険があります。私の家は窓が2箇所あるのですが、台風のピーク時には風圧で窓が揺さぶられ、窓がガタガタとしてそのガタガタの小刻み運動の影響か少しづつサッシに雨水が侵入してきます。それが長く続くとそのうち溢れてしまうので、タオルをサッシに詰めて、何度も絞るというくり返し・・・しかも夜中でした。 そして、ガラスが割れてしまうかも?ぐらい窓が揺さぶられます。築数年の築浅物件なので経年劣化などなくても本気の台風には歯が立たないようです。 そして、コンビニや商店、スーパーから商品が消える。

台風時のスーパーでの一コマ

写真はスーパーですが、この時の台風では最終的にコンビニの乾麺、お菓子、などほぼ全ての食材が無くなっていました。 なぜそんなに商品がなくなるのか?というと…まず、本気の台風だと、お店が徐々に休店になります。なので、駆け込み需要が発生、そして開いてるお店にお客さんが向かう。そうなると店内の在庫がなくなる。そして、台風の影響で流通がストップし、一旦は入荷がなくなる。県内に在庫がある商品などは、一時的に補充されるが、陸路がない沖縄県は県外からの流通もストップするので、時間差で商品の供給が止まる。 というような流れで、瞬間的に商品が消えるという現象がおきます。

台風時のスーパーでの一コマ

そして、ほかにも厄介なのが停電だと思います。 那覇市は沖縄県のなかでも停電には強く、おかげさまで私の家はこの台風でも停電にはならなかったのですが、数百メートル先に住む知人宅は停電になり、その影響で水も止まる(停電でポンプが動かない)という状況になっていたそうです。 この時の台風で沖縄県内の他の地域では長くて1週間近く停電が続いた世帯もあったそうです。 このような被害は滅多におきないですが、もしもの為の備えや住む場所の検討も沖縄移住では必要かと思います。 台風以外の災害だと、地震、津波が怖いところですが、沖縄県はそもそも、台風直撃が多く頑丈な住居が多い印象です。もちろんこの先に大地震や津波に関して備えることは重要ですが、高くて頑丈な建物が多いのと、那覇市に関しては起伏も多く開けた高台も多々あるので、しっかりとハザードマップを見ておくことをオススメします。

避難時の様子(那覇市)

以前の台湾地震の際に発令した津波注意報時の画像です。 大きな被害はありませんでしたが、しっかりと避難された方は多々いたかと思います。

沖縄に住んで何をして過ごしているか

北谷町の夕日(アメリカンビレッジ)

私の場合は那覇市という沖縄県でも31万人が居住している都市に住んでいる為、正直言って自然が豊かとは言えない場所ですが、本島、離島、そして本土とどこにでもアクセスがしやすい場所ではあります。 観光客にも沖縄県民にも大人気の北谷町アメリカンビレッジには、道路状況にもよりますが車やバスで30分〜60分でいけます。そして、郊外の大型ショッピングモールも車やバスで30分圏内に複数あります。

恩納村のホテルで撮影したすこし映える夕暮れ

リゾートと言えば恩納村や、有名なリゾート地が点在する沖縄県北部には60分〜90分ぐらいで到着します。 また、マリンアクティビティは沖縄県内の至る所で楽しめます。

嘉手納マリーナでサンセットSUP

沖縄美ら海水族館や古宇利島(本部町)などのさらに北、沖縄最北端の辺戸岬や大石林山に行っても120分〜150分程度あれば到着します。その付近で”やんばる”の大自然に足を踏み入れても同じぐらいの時間です。

大石林山を散策

そして、南に行く場合は沖縄本島の最南端含め、ひめゆりの塔や、なにかと話題の南城市、サーフィンスポットとしても有名な漁師の街、糸満市など、だいたいどこに行っても60分〜90分。

糸満の南部でみたダブルの虹

東側に行く場合もそうです。HYや、最近アニメ化で話題の漫画の聖地となっているうるま市なども60分〜90分あれば到着します。 那覇の最大のメリットは場所の良さだと思ってますので、まだまだ続きます! ダイビングで有名な慶良間諸島へは那覇からだと船で50分前後でダイビングスポットへ到着します。

慶良間諸島のダイビングポイント

ケラマブルーと呼ばれる最高に澄んだ海を自宅からDoor to Seaで2時間弱という時間でこの世界を堪能できます。

※このダイビングはライセンスが必要ですが、体験ダイビングという初心者でも見られる世界もあるのでご安心ください。 さらには飛行機を使って、県内の離島や他県に行くのもとても行きやすいです。先ほども書きましたが私の家の場合は空港まで”ゆいレール”で15分程度なので・・・ ここまでは、お出かけしてばっかじゃん!?実際は那覇市に居ないじゃん!みたいな感じもありますが、そんなことはありません!徒歩圏内でも充分に楽しめることは沢山あります。

那覇大綱挽の大綱

那覇市だけで言えることではありませんが、那覇市はとくに大きなお祭りが多いです。 那覇ハーリー、大綱引き、などをはじめ、音楽フェスや食の祭典、国際通りでの催しなどなど大きなものから小さなものまで通年でなにかしらのお祭りや催しをやっている気がします。 そして、お祭りが多い=花火もよく見かけます。

那覇ハーリーの花火

本土でいう花火大会というほどの規模ではありませんが、沖縄の夜空に大輪の花がよく咲いています。そして、沖縄は風が吹いている日が多いので花火の煙が滞留せずに、花火が綺麗に見える気がします。 最後はやはり”飲み歩き”でしょう!

那覇市のノスタルジーな飲み屋街

那覇市に住めばどこでも飲める!!だいたい徒歩でどこへでもいけます。数件回れます。朝から晩まで…いや朝から朝まで飲めます。 お酒を飲まない方も飲食店はで〜じ(超絶)充実しているので、カフェやバル、ランチスポット、スイーツスポット、など食べ歩きもオススメです。 という訳で沖縄移住して那覇に住んでも体ひとつでは足りないくらい楽しめることは沢山あります。

本土(神奈川)との違う点をリアルに感じたこと

波の上ビーチ

私が那覇に住んでリアルに感じたことは…もちろん多々ありますが、良いことも悪いことも正直に書いて行こうと思います。もちろん解決策が見つからないことや、自分自身も努力できていないこともありますが。沖縄移住して感じていることです。

基本的に出会う人はだいたいやさしい。

那覇という都会でもさらに中心部に住んでしまっているので、近所付き合いみたいなものはほぼないですが… 沖縄で出会う人は、生まれも育ちも地元沖縄の方、他県から移住している方、旅行や仕事で沖縄に訪れている方などいろいろな方々と出会ってきましたが、沖縄で出会う方は本当に優しい方が多いです。地元の方はちょっと人見知りな感じもありますが、沖縄の知らないことを色々と教えてくれます。 そして、ご自身があたかも沖縄県民の代表のように語るかたも多くいる気がします。移住している人は、同じような感覚で話が合ったり、実際に沖縄に住んでからのことで盛り上がったり、オススメな情報を教えてくれたります。短期的に沖縄にきている方もすでに住んでいる沖縄移住者をリスペクトしてくれる傾向にあるかと思っております。 あくまで、個人的な答えですが、私が出会った人は全て沖縄が大好きなのだと思います。 なので、沖縄移住してきた私にやさしくしてくれるのだと勝手に思ってます。 決して神奈川県民がやさしくない訳ではないですが、やはり雰囲気は違うと思います。

賃金と物価のバランスがおかしい。

ご存知の方も多いかとは思いますが、沖縄県の最低賃金は2024年10月9日〜時間額952円となります。全国では下から2番目…神奈川は1162円となるので、1時間で210円も差がうまれます。では物価はというと、さきほど書いていた通りちょっと不思議な感じの葛藤があります。なかには昼と夜のダブルワークや、いくつかの仕事を掛け持ちしている方も拝見します。この問題は私がどうこう言って解決できる問題ではありませんが、沖縄移住を検討している方には重要な問題になることだと思います。 ただ、私が住んでいる那覇市でよく求人の張り紙などを見かけるのですが時給が952円というのはほぼ見かけません、だいたい1000円は超えている場合が多くなかには1500円以上な場合もあります。 私の場合は仕事が決まってからの沖縄移住なので、すこし違いますが沖縄移住を検討しているかたはお仕事のこともしっかり下調べして住む場所などの検討をオススメします。

独特の文化風習がしっかりある。

ご存知の方も多いかとは思いますが、沖縄では本土とは別の文化や風習が多々あります。 那覇という都会に住んでいても感じることが多いので、地元の方が多い地域に行くとさらに色濃く感じるかもしれません。 先祖崇拝のご家庭も多く、旧暦行事もそうですが本土ではなかなか馴染みのない行事があります。地域ごとに時期や作法が違ったり、離島などに関しては沖縄本島と比べても全く違う行事を行う場合もあります。 そして、沖縄ではメジャーな”模合(もあい)”という風習があり、仲間同士が定期的に集り一定の金額を出し合って資金を積み立て、その積立たお金を模合仲間の誰かが受け取るという仕組みも存在しております。 これは沖縄移住以前から耳にはしていましたが、実際住んでみると分け隔てなく一般的な風習ということに気づきました。ですが、今のところはご縁がありません。。。 これは。。私に仲間が居ない?ということでしょうか?深く考えると悲しくなるのでこの辺りで・・・ 色々と書きましたが、沖縄と神奈川(本土)の違いといっても、もっといろいろな事があるかと思いますが、ここでは書ききれないので、沖縄移住を検討されている方は様々な文化・風習に触れ合い地元の方、沖縄の事などなど、ご自身で経験することをオススメします。 綺麗な海。亜熱帯の自然。飲んだり食べたりする以外にも、いろいろな発見がある沖縄という土地だと思います。

ポイ捨てなど路上のゴミが多い気がする

これは沖縄というか那覇だけの問題ではないとおもいますが、私の住んでいる地域はとくにそう感じます。路上にゴミが多い・・・これは沖縄に限らず全国の繁華街や観光地などでも同じような悩みはあるかと思いますが、私が移住してきた当時に感じていて、いまでも同じことを感じます。 那覇市内では早朝にゴミ拾いをしてくださっている商店街の方、企業の方、ボランティアの方など様々な方達を見かけます。それでも路上のゴミは多いな・・・と思ってしまいます。 正直、私が率先して市内を清掃をできているかと言われると、そのような努力はできておりません。 ですが、まず路上にゴミは捨てない。ゴミは持ち帰るということを心がけています。 とくに沖縄では路上ゴミは川や海に流れる可能性が高く、皆んなが好きな”海が綺麗な沖縄”の海も陸も人が汚してしまいます。他人のゴミを拾って下さいとまでは言えませんが、ゴミはほぼ自然に返ることはないので、取り扱いに注意です。

沖縄移住”あるある”にお答えします!

2024年の元旦は琉球獅子舞に噛まれてスタート(ビーサン)

害虫・害獣問題

はい。こちらはあれですね…まずは”G”です。昆虫のあれです。これは、那覇市でも飲食店が多い地域や川の近くだとまぁまぁいます。時期によってはよく見かけます。私の家では1度だけ出現しましたが、路上などでもよく見かけます。 神奈川の”G”とは若干種類が違うようで、那覇で見かけるタイプはよく飛んでいる気がします。 そのほかには”アフリカマイマイ”という、どデカいカタツムリを見かける事があります。諸説ありますが、毒があるらしいので触ってはいけません。 あとはラットですね。マウスではなくラットも那覇では見かけます。 その他、沖縄県では外来種などの害虫・害獣に指定されている生物も様々ですが、私の生活圏内で見かけるのは上記です。 また害獣ではないと思いますが、想像以上に大きいコウモリが市街にいます。最初は驚きました…

水道水が硬水って本当なのか?

きっと硬水です。たぶん硬いです。ですが、厳密に測定していないので、正式な回答はできませんが、沖縄県内でも地域によって大きな差があるという事です。 私が聞いたのは沖縄は石灰岩層から形成されているので、その影響ということも聞きます。 ですが、久米島という離島では超軟水という水も存在しています。 なので、ほぼ硬水であろうと思って対策するべきが正解かと思います。

うちなーたいむ(時間厳守できない?)

これもよく聞きますが、個人的にはほぼ感じたことはないです。待ち合わせに平気で遅れてくることや、時間厳守できないという障害をそこまで感じていないです。ですが仲間や仲良し友達だと”うちなーたいむ”は存在しているようです。なので、私は心の友がまだできていないのかもしれません…

外もの寄せ付けない

これも良く耳にするとは思います。ここに関しては沖縄に限らずどこでも同じなのでは?と思っております。昨今は物騒な出来事も多いので警戒して当然かと。 ですが、沖縄の方は少し踏み込んで仲良くなると凄く良くしてくれる気がします。とはいえ、これは沖縄に限らずだと思います!

タクシーには気をつけよう

これは沖縄移住でも市街地の悩みかもしれません。地域の特性上”かたぶい”と呼ばれるゲリラ豪雨のような瞬間的な雨が多いのですが、この時にタクシーが急に捕まらなくなるのです。需要と供給のバランスが一気に崩れる・・・ あとは沖縄のタクシー運転手さんはキャラの濃い方が多いという認識です。私の場合は、タクシー配車アプリで呼んだら、天皇陛下や総理大臣が乗っているような車がきて急にVIPになった気分を味わったり、信号や停車からの動き出すたびに「レッツゴ〜 🎶」と呟く愉快な方がいたり、観光案内と小話を永遠にしてくれる方がいたり、様々です。 安全運転だけは心がけていただき。楽しく移動できます。

友達が遊びに来た時の問題

はい、これは那覇市でも市街地に住んでいるからかもしれません。「なんだ都会じゃん・・・」「東京と変わらないね」いったい那覇という街をどこだと思っているのでしょうか?そして、「海見てただぼーっとしていたい」行きたいのはだいたい北部か南部。そもそも私は必要?と思いつつもレンタカーなどの段取りが必要になります。

水牛はなかなかお目にかかれない

これもよく言われます。牛で海を渡りたいんだよね〜。水牛が引いてくれる水牛車で渡れる海はきっと沖縄本島にはありません。私が知っているのは、沖縄本島うるま市の「ビオスの丘」という施設と、石垣島が思い当たるくらいなので、那覇では水牛はお目にかかれません。

同じ苗字の方が多い

沖縄県だけの問題ではなく、他府県でのローカル地域ではあるかもしれませんが、同じ苗字の方が多い場合があります。とくに沖縄では漢字が少し違うけど読み方が一緒ということも多々あります。これは実際の話ですが、私がとある場所で「比嘉さん!!」と声をかけたら34名の比嘉さんが同時に振り向くという経験をしました。 なので、沖縄では苗字ではなく下の名前で呼ぶというのが一般的です。最近だとコンプラ関連で下の名前は・・・てきな議論もありますが、同時に数名が振り向くよりはよっぽど合理的だと思います。

〆のステーキって実際どうなの?

これも有名ですねー。私も散々食べましたが、それは観光として来ていたときか、沖縄移住した最初のころまで。実際は住んでしまうとそこまで食べないです(笑) 理由は諸説ありますが、昔は飲み終わったあとに営業しているお店がステーキ屋さんか食堂(沖縄の食堂にはステーキがある確率が高い)しかなかったらしく、外で飲んだ〆にステーキを食べる風習が根付いたとも聞きますが… 昨今は夜遅くまで営業しているラーメン店や締めのスイーツ店などなどあらゆるものがあるので、ステーキを最後に食べることは減っているとは思いますが、有名な話なので、沖縄にきた際は〆のステーキも堪能しましょう!

聞き慣れた食べ物が実はちょっと違う

こちらも一般的な沖縄あるあるかと思いますが、ざっとご説明しましょう。 すきやき:関東風でも関西風でもなく沖縄風”すきやき”になります。まず、鍋ではなく器に盛られていて、定食のおかずとして出てきます。 ちゃんぽん:まず、麺ではありません。沖縄のちゃんぽんは皿に盛られたご飯の上に、野菜や肉などを炒めたものがのっているどんぶり的な食べ物です。味や具はお店によってさまざまです。 バター焼き:沖縄でバター焼きというと「いまいゆのバター焼き」いまいゆ =(新鮮な魚・旬な魚)ということで、独特のバター焼きが味わえます。むしろ揚げている説もありますが… てんぷら:沖縄のてんぷらは本土の”天ぷら”とは異なり、厚めの衣がふわっとしていておかずというかおやつ感覚で食されていたりします。そして、沖縄のてんぷらにはウスターソースをかけるのもメジャーです。また「さかな てんぷら」という謎の魚を衣で揚げてある”てんぷら”も定番です。 ぜんざい:小豆を炊いて暖かくなっているものではなく、かき氷にとても近いというかかき氷に小豆が入っているものをぜんざいといいます。なにも知らないときは、なんで灼熱で” ぜんざい”食べるんだろう?と疑問だらけでした。 おかず:沖縄食堂(沖縄のローカル食堂)に行くと”おかず”というメニューを見かける事があります。正直、最初はまったく理解不能でした。いまでも正解は見つけられていません。卵、ポーク、(豚肉の加工品系)島豆腐などが何かしらの調理方法でお皿に盛られているメニューです。なので”おかず”はご飯のお供だと思っておけば大丈夫です。なにも解決していませんが、日替わり定食みたいな感覚が近いはずです。 以上、ほんの一部ですがご紹介しました。

沖縄移住して那覇市に住んだまとめ

沖縄移住して那覇に住むということは、移住を検討している方、すでに移住している方からすると、那覇に住むなら本土の都会と変わらないじゃんてきなお言葉を頂くこともありますが… 私からするとめっちゃ住みやすいじゃん!なんでもあるし、とても便利!!っていうのは、神奈川の西方の田舎から移住してきたので…そう思ってます。ですが、胸を張って那覇最高と言えます。 本土の都会からは、サクッとケラマブルーの海に潜ったりできません。センベロで飲屋街に溺れたりもできません。休日に海に沈む夕日を見ながらリゾート地に気軽に行けないと思います。 毎日の生活はリゾートではないですが、沖縄移住を無理なくロングに計画するには那覇も選択肢として持って良いと思います。 ですが、完全にノマド的な形でどこでもお仕事ができるとしたら、日常的に理想の沖縄が見える景色がある場所に住む事もオススメです。 そして、最後になりますがゴミの取り扱いは何処に住んでも要注意です。

沖縄県那覇市の夜景

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  8. 山口県北部の紅葉・巨木をバスで巡る 11月19日に「やまぐち緑の回廊ツアー」

    サンデー山口
  9. 自然豊かな揖保川流域で開催!「第33回たつの市新宮マラソン大会」 たつの市

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  10. イクニプロデュース Reading in the dark『春琴の佐助』 村瀬歩、堀江瞬らのビジュアルが公開

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