アラフィフ女性が「社会人サークル」でモテたわけ。恋に発展しやすい“穴場スポット”の見つけ方
アラフォーやアラフィフの婚活でも、結婚相談所やマッチングアプリの利用をためらい、自然の出会いを求める人は少なくありません。
そんななか、最近注目されているのはカルチャースクールなどの趣味の集まり。実はこの年齢でもモテモテになるサークルもある…?
【内藤みかのあたらしいのがお好き】
なぜ社会人サークル? FIRE後の男性も
カルチャースクールや社会人サークルでの出会いが近ごろ注目されているのは、自然に出会えるからだけではありません。働きかた改革などで労働時間が短縮になった人たちが、空いた時間でそうした活動に励むようになったからです。
定期的に毎週集まってテニスやボードゲームなどをして楽しむうちに、恋愛感情に発展することもあるのです。
中にはFIREと言われ、早期リタイアをして優雅に暮らしている男性が参加していることもあるのだとか。
仕事に追われることがなくなってきた世代が、ゆったりとカルチャースクールや社会人サークルを楽しみながら、同じ趣味の相手と出会えるのだから、こんな嬉しいことはありません。楽しいと感じることが似ているので、お付き合いも続きやすいのです。
ところが、女性に人気の教室やサークルはパン作りやワインや社交ダンスなどに偏っています。そのようなところには多くの女性が集まるため、当然ですが、男性より女性の数のほうが多くなってしまうのが問題です。
社交ダンスサークルは女性の参加者ばかりで、男性のダンスパートナーが引っ張りだこという話はあちこちで聞きます。女性が好む趣味には女性ばかり集まってしまうので、良い出会いに結びつくことが難しいのです。
アラフィフ女性、宇宙講座で運命の出会いが
ここでカルチャースクールで出会った男性と結婚したアラフィフのJ子さんの体験談をご紹介します。
彼女は民間人が宇宙旅行に行ける時代が来たことから宇宙について興味を持ち、宇宙について学ぶカルチャースクールの講座に参加しました。
全8回の講座だったのですが、席についてJ子さんは驚きました。女性はJ子さんただ一人。周囲は全員自分と同世代かそれよりも上に見える男性ばかりだったのです。ついていけるか心配でしたが、講座は楽しく、わからないことがあっても近くの男性が優しく教えてくれたのです。
J子さんがモテモテだったワケ
そしてスクールの屋外講座でプラネタリウムを見学した際、隣に座った紳士的な男性と意気投合し、連絡先を交換しました。講座終了後のお付き合いで、結婚へと発展しました。今も彼と各地のプラネタリムを巡っているそうです。
後で聞いたのですが、プラネタリウム見学の日は、J子さんの隣を確保するために彼はダッシュして誰よりも先に着いたのだそうです。このように、男性が大勢いる集まりであれば、自然と注目が集まり、モテやすくなるのです。
お菓子作りなど、ついつい自分好みの教室を選びがちですが、それでは女友達が増えるばかりになってしまいます。婚活を目的としているのであれば、男性が多い講座やサークルに思い切ってチャレンジするほうが話が早いのです。
男性が多いジャンルって?
それでは、男性が大勢いるのはどんなジャンルでしょうか。よく聞くのは登山ですが、最近は女性の参加比率が高くなっていると聞きます。J子さんが参加したような理系の内容のものは、まだまだ男性が多数を占めているので狙い目です。
理系には宇宙だけでなく、化学や自然気象、それから生物学的なものなどさまざまなテーマがあります。ちょっと興味があるなと感じたら、まずは単発のイベントから試してみてはいかがでしょうか。
知らないジャンルだからこそ、学んでみたら新たな楽しみが生まれるかもしれません。そして知らないことを参加男性に聞いているうちに、自然に親しくなっていける可能性もあります。男性に囲まれるモテも味わえるかもしれません。
(内藤みか/作家)