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NHK国際放送での中国籍の外部スタッフの乗っ取り問題で、理事が辞任、会長ら役員が報酬自主返納へ。

文化放送

9月11日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、NHKのラジオ国際放送で起きた乗っ取り問題への対応について意見を交わした。

NHKのラジオ国際放送で中国籍の外部スタッフが尖閣諸島を『中国の領土』と主張し『南京大虐殺を忘れるな。慰安婦を忘れるな』などと発言していた問題で、NHKの稲葉会長らが昨日会見し、国際放送担当の傍田理事が責任を取って辞任すると発表した。稲葉氏や井上副会長ら役員4人は月額報酬50%を1ヵ月自主返納する。稲葉会長は『放送法で定められた責務を果たせず、極めて深刻な事態であり、深くお詫び申し上げる』と謝罪した。また会長は『激変する社会情勢の安全保障上の観点から、危機意識が高まってしかるべきだったが、ラジオ国際放送の現場では、緊張感が欠けていた』と述べた。問題発言の際マイクの音量を下げるなど、対応が取れなかったことも問題視しており、職員への緊急対応の訓練や放送の事前収録などの再発防止策をまとめたとしている。

寺島尚正アナ「確かに問題発言の際には、あるスイッチを押すと遮断できるような、そういう装置もあったということですが、でも誰がそれやるんだってことになってて、練習もしていないから、あわわあわわしてるうちに、20秒が経っちゃったってことなんですね」

森永康平「ただ、なんでしょうね、マイクの音量を下げるっていうのは本当にもう最後の最後の緊急手段であって、そもそもNHKがこんな発言をさせてることが僕はおかしいと思います。危機意識とかそういう問題じゃない。そこら辺の無名のYouTuberが何か政治的主張してるとか、独自の歴史解釈をYouTubeで喋りました、ニコニコ動画で喋りましたとか、そんなもんどうでもいいっていうか、勝手にやってろと思いますけど、NHKですからね(笑)。全然訳が違うし、そんな何か問題発言しちゃった時、マイクの音量を下げ忘れましたじゃなくって、『そもそもなぜそんな発言する人間にやらしてんだよ』っていう話ですから。だからそもそもこれが起きたこと自体論外だし、それに対する感想を聞いても、意味がわかんないというか、『どこに問題があったかわかってんの?』っていう気がします」

寺島「で、1人責任取って国際放送担当の理事が辞任する、これで幕引きみたいな感じがしないでもないですけどね」

森永「全然意味わかんないですよね。そもそも危機意識とかそういうレベルの話じゃないんですけどっていう。いや本当ね、公共放送じゃなくてね、ニコニコ動画かYouTubeで無名のYouTuberとしてやり直してくださいという感じです(笑)」

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