【昼飲みが楽しい福岡のお店】1962年創業の町中華?でほろ酔い!
「デビ高橋の昼飲みでほろ酔い」の昼飲みは、明るいうちからお酒を飲む事を指し、ランチタイムや夜より少し早めの15~16時くらいからお酒が飲める店舗を紹介します。
1人か親しい人と2人くらいで軽く飲みたい時にオススメ
国体道路の三光橋交差点から春吉方面へ向かう道沿いに、赤ちょうちんが目立つ店がある。ここ「胡同(ふーとん)」は、町中華のような店構えだから気軽に入れるし、昼からオープンしていて、夜まで休み無しの通し営業だから昼飲みには最適なのだ。
この店はカウンター9席だけのコンパクトな店で、思っていた以上に歴史は古く、1962年12月10日に春吉で創業して、同じ春吉エリアのこの場所に移転して43年経つとのこと。2代目店主の池添 努さん(ロブちゃん)が21歳の時に父親が倒れたため、それから後を引き継いだのだそうだ。
ここでの楽しみ方
ここは日曜日が休みなので、平日か土曜日の昼すぎに1人か2人くらいで来るのがオススメ。ロブちゃんいわく、ランチの時間帯はバタバタしていて忙しいので、昼飲みするなら13時半すぎくらいからが最適らしい。
ロブちゃんが明るい性格なので、まずはオススメを聞いたり、積極的にいろいろ話しかけると良い。さらにロブちゃんにお酒をご馳走すると、なおさら対応が良くなること間違いなし。
昼飲みのオススメメニュー
余談だが、メニューを見るとラインナップが町中華のようだが、ロブちゃんいわく、「あくまでうちはラーメン屋」なのだそう。
まずは「生ビール」(500円)に「ギョーザ(6ヶ)」(350円)と「炙りオツマミチャーシュー」(350円)でスタート。「ギョーザ」は薄皮でモチッとしており、餡はよく練ってあるタイプ。
「炙りオツマミチャーシュー」も人気メニューで、ビールとの相性が良い。どうやら「ギョーザ」も「炙りオツマミチャーシュー」のどちらも自家製らしい。
「ちょこっとおつまみ」メニューの「チャーハンメシヌキ」(300円)は、最初は何のことだかわからなかったが、その名の通りチャーハンに使う具材だけのつまみなのだ。炭水化物を気にしている時はいいかも。
「炒めもの」メニューの「ホイコーロー」(500円)も人気の一品で、甘辛くて濃い味付けだから酒がすすむ。これに「焼酎ハイボール」(500円)を合わせるのがお気に入りだ。
個人的には「カレーラーメン」(800円)も好きだが、ダントツ人気は「マーボーラーメン」(800円)らしい。山椒がピリッと効いた麻婆豆腐に、博多ラーメンでよく見かけるストレート細麺を合わせたものだが、これが不思議と合うのだ。
その他の楽しみ方
店内のBGMは、ジプシーキングスが流れているのだが、実はロブちゃんはバンドマンの一面もあるので、店がゆっくりしている時は、お願いするとギターを弾いてくれることもある。ロブちゃんのギターを聞きながら酒を飲むのもなかなか良いのだ。ただ、最近はお客が多くてそんな暇はないそうだ。しかも外国人のお客が7割らしいので、異国文化も味わえるらしい。
今回は1人で食べ過ぎた。個人的には、昼飲みはササッと飲んで帰るのが理想だ。そうそう、来年からメニューを減らして、値上げをするらしい。値上げする前にまた来んといかん。
胡同
福岡市中央区春吉3丁目26−14
092-761-0198
11:30~20:30
デビ高橋
福岡グルメを紹介しているブログ「デビログ」を運営。「お肉博士1級」の資格を持ち、グルメ関連のキュレーター・講師・審査員を務めたり、福岡のテレビ・ラジオで活躍中。著書は「15年間毎日外食して、1万軒を食べ歩いた『デビログ』が見つけた福岡グルメの答え全100店」(KADOKAWA)。インスタID:devi_takahashi