3・4億円の補正予算案発表 子ども・子育て支援拡充 名張市
三重県名張市は5月31日、3億4645万円を増額する一般会計補正予算案を発表した。6月7日の市議会定例議会本会議に提出する。
規模の大きいものは、高齢者らの新型コロナワクチン定期接種事業2億91万円や、管路耐震化のための水道事業会計繰出金5638万円など。子ども・子育て支援には3846万円を計上し、県の補助金などを一部活用する。
子ども・子育て支援の主な事業は次の通り
▼市街地循環型コミュニティバス「ナッキー号」について、18歳未満の子どもとその保護者、妊婦の乗車料金を無料化(8月から来年3月末まで)。また、乗車口近くに2人掛け座席2つを子育て優先座席に新たに設定する他、夏休み期間は土日も運行。123万円
▼障害の有無や老若男女を問わず楽しめるインクルーシブ遊具(回転遊具1基)を、同市鴻之台3番町の公園に設置予定。600万円
▼市に転入して5年以内の子育て世帯の定住に向け、リフォーム工事費用を最大120万円補助。総額480万円
▼桔梗が丘小学校区で、集会所などを利用した夏休み中の児童の居場所づくり。165万円
▼1か月児の健診費用を4000円上限に助成。148万円
観光関連では、赤目滝水族館を拠点とした渓谷のナイトツアーの実施に向け615万円、有機農業体験とその食材を使った調理体験の実施に向け620万円を計上。いずれも国の補助を見込む。